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【特に夏に推しておきたい】煮込まないフレンチラタトゥイユ

大阪平野のレストランで料理人として生きているおっさんが講習会で実際にご説明して、召し上がっているラタトゥイユのレシピです。
煮込みではないからこそのフレッシュさを味わえる夏に激推しのラタトゥイユです。
またここでは【レシピだけ教えて逃げる】ということはやっておりません。レシピ通りにしか作れないなんて悲劇です。
その悲劇を作っているのは【教える側】ですので、僕はここで素材が変わってもどうやって考えたら同じ料理を成功に導いていけるのかという【料理哲学】をしっかりとお伝えしながらご説明していきます。

作り方と哲学

素材の美味しさを引き出すラタトゥイユ

ラタトゥイユは南フランスのプロヴァンス地方発祥の野菜煮込み料理として知られていますが、実は素材のおいしさを最大限に引き出すには、煮込みではなく炒め煮のスタイルが最適です。
このスタイルでは、野菜の食感や風味を活かすことができ、応用も効くため、さまざまな料理に役立てることができます。以下に、ラタトゥイユの工程を詳しく説明し、その意味を解説します。
またここではレシピなんてものは存在しません。
レシピなんてものがあるからその作り方にとらわれてしまい、その域を超えたものを作れなくなってしまうのです。
ご家庭にある野菜や手に入れられる素材は皆さんがそれぞれ違います。
今自分が使いたいと思っている素材の特性や、それをどんな触感で食べたいのかで考えられるような【考え方自体】をここから先、作り方とともにお伝えします。
下記はレシピではなく今回使った食材の内容です。
それをレシピっていうんだよ!!と突っ込むのではなく、それはあくまでも一例という風にとらえた頂けたらと思います。

焼き上げスタイルのラタトゥイユ

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