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こんにちは。flatwhiteです。日々生活する中で気になるニュースを自分なりにまとめ…

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こんにちは。flatwhiteです。日々生活する中で気になるニュースを自分なりにまとめ、意見を持つことを目的にnoteを始めました。拙い文章ですがよろしければご覧ください。

最近の記事

防衛費増額について考える-日本は危機にあるのか-

はじめに  何かと話題となったこの夏の参院選。教育政策や社会保障と同様に注目されたのが日本の防衛費に関する問題だ。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、周辺国からの攻撃に対する現実味が増し、今まで以上に多くの人が国防の重要性を感じたためだろう。  政府の発言では防衛費をNATO加盟国並みのGDP比2%を目標とすることが暗示され、現状の約1%から倍増する必要があるか否かについて多くの議論が交わされた。  この記事では、日本の防衛費をめぐる状況について整理するとともに、増額す

    • NISA・ iDeCoは日本国民に広がるのか:資産所得倍増計画を受けて

      はじめに  終わりの見えない円安、物価の上昇。老後2000万円問題。超低金利。  経済の先行きが不透明な中で、岸田首相の提示した「資産所得倍増計画」に注目が集まっている。これは、2000兆円とも言われる家計金融資産を投資にシフトさせ、経済の活性化を図る計画である。そのための手段として岸田首相はNISAやIDeCOの拡充を掲げている。  近年、これらの長期的な投資に注目が集まり、若者の間で浸透し始めている。日本経済新聞によると、20代のつみたてNISAを利用率は6割

      • 都市部でのドローン普及への障壁

        はじめに  昨今、イベントでドローンによる展示飛行が行われたり、ドローンがテレビ撮影で使用されたりとドローンが私たちにとって身近な存在になっている。さらに趣味にドローンの操縦を挙げる人も珍しくなく、家電量販店でも手軽に入手することができるようになってきた。  このように身近な存在となったドローンだが、いまだに実現していない利用方法がある。都市部での物資輸送だ。物資の輸送にドローンを利用できれば、人件費を節約することができ、物流の迅速化に繋がると言われている。離島や山間部

        • Twitterに言論統制は必要か

          はじめに  スペースXとテスラのCEOであるイーロン・マスク氏がTwitterを買収したことが話題になっている。マスク氏は、Twitterが事実上「公共の広場」として機能しているにも関わらず、言論の自由が保障されていないことを買収の理由に挙げた。これまでも、トランプ前アメリカ大統領のアカウントが凍結されたり、一定のツイートが削除されるなどTwitterにおいて「言論統制」が行われていることが知られていた。それでは、Twitterのこの制限は表現の自由に対する侵害と言えるのだろ

        防衛費増額について考える-日本は危機にあるのか-

          全世界がニューヨークを目指す?地域性がなくなる現代を生きる

          はじめに  世界は均一化している。どんなに遠く、地球の裏側に行っても、馴染み深いチェーン系カフェでコーヒーを頼むことができる。見覚えのあるスーパーで買い物することができ、日本で見られるのと同じ映画や音楽に触れることができる。   これは交通インフラの整備やネットワーク環境の充実が進んだ事による均一化である。地域間、国家間を多くの人々が行き交い、どこでも同じようなサービスを受けることができ、生活をすることができるようになってきている。  一見ポジティブなこの変化だが、失われ

          全世界がニューヨークを目指す?地域性がなくなる現代を生きる

          ウクライナは降伏するべきか

           ウクライナとロシアを巡る状況は刻々と変化している。ニュースサイトを開くたびに新しい情報が目に入る。ロシア軍は民間人や市街地にも攻撃を加え、幼い子供を含む多くの犠牲が出ているようだ。最近、こういった犠牲者を減らすためにウクライナは降伏をするべきではないかという議論が起きている。終わりの見えないロシアの攻撃を前に、ウクライナは降参するべきなのだろうか。  私は、ウクライナはロシアに対して降伏するべきでないと思う。なぜなら降伏はウクライナという国が本質的に失われることを意味す

          ウクライナは降伏するべきか

          今日もいい天気!

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          エシカルな商品を普及させるには

           近年、生産方法を見直した商品に注目が集まっている。特に食品産業においては家畜の飼育方法や環境に対する負荷、更には従業員の労働環境などを見直した商品が販売され始めた。各企業は社会の価値観の変化への対応が急がれる。しかし一般にこれらの商品は従来品と比べて価格が高く、市場競争において負けてしまう傾向がある。この記事ではそういった商品を普及させていくには何が必要かを考えていく。 卵の場合  2022年1月、ドイツにおいて卵から孵った雄ひよこの殺処分を禁止する法律が制定された。雄

          エシカルな商品を普及させるには

          内密出産は誰のための仕組みか

          国内初の内密出産  熊本市の慈恵病院が国内初の内密出産に踏み切った。「内密出産」とは、匿名を希望する女性が病院の担当者だけに身元を明かして出産し、後に子供が希望した場合に出自を知ることができる仕組みである。今回のケースでは、女性は新生児相談室長のみに身元を明かしたという。そして病院の院長は女性の意向を踏まえて母親の名前を記さずに出生届を提出した。  「赤ちゃんの安全な出生と保護のため」を目的とするこの制度には、どのような課題があるのか。 病院側の課題  慈恵病院がこの制

          内密出産は誰のための仕組みか

          五輪開会式不参加の意味とは

          2022年 北京オリンピック開催 2022年2月4日、北京で冬のオリンピックが開催される。世界で初めて一都市で夏季と冬季両方のオリンピックが開催されるということもあり、日本でも注目度が高い。  そんな中、米国や英国を中心とする国々が政府代表を派遣しない外交的ボイコットを決定している。これらは新疆ウイグル自治区や香港における人権問題などが背景に存在している。さらに台湾やインドなど、各国がそれぞれの立ち位置を表明し開会式に参加するか否かで参加国が二分される状況にある。 「不

          五輪開会式不参加の意味とは

          東京一極集中について

           日頃から関心がある問題の一つに「東京一極集中」がある。  私がこの問題に関心を持った理由は、私自身が東京出身であることが関係している。生まれも育ちも東京の私は、一定期間他地域での生活を経験するたびに「やはり東京に住みたい」と強く感じる。もちろん故郷である東京に愛着があるし、ここにいると他の地域では感じることのできない安心感を得ることができる。  しかしそれを抜きにしても東京には東京にしかない便利さがある。山手線圏内でどんなモノでもコトでも手に入り、繁華街がコンパクトに集

          東京一極集中について