【ショートエッセイ】 トイレ奇譚

ここ数年、自宅で仕事をしているので、そのほとんどを部屋で過ごし、そのほとんどをパソコンの前で過ごしている訳です。

しかし、不思議なのですが、トイレに座ったタイミングや、ちょっと外出しようかなと外に出たタイミングでクライアントから電話が掛かってくる事が多いのです。

パソコンが手の届かないところにある時に限って、詳細を話さなければいけないような状態になってしまう。

外に出ると、それなりの時間を外で過ごすので、仕方のない事ではあるのですが、トイレはとても不思議です。

１日にトイレに座る時間なんて、まあ、10分くらいだと思うのですが、図ったかのように掛かって来る事が本当に多くて困ってしまいます。

僕の家のトイレにセンサーでも付いているのでしょうか？

「セキグチがトイレに入ったので、電話を鳴らしてください！」

って言う、トイレを邪魔する悪の組織みたいなのがあって、邪魔して来ているんでしょうかね。

それとも、僕のお腹が電話予知をしてくれているのでしょうか？

頻度を考えると、こんな事があってもおかしくないくらいです。

ほとんどパソコンの前にいるのに、動き出すと鳴るので、いつもサボっているみたいになりそうなのがツラいところです。

リモートワークになった方々もそういう事ってありませんか？

とにかく、フリーランスになってから、こんな怪奇？現象が起こり続けています。