仕事に本格復帰 その1

昨年4月中旬から体調を崩し休職していた。
今日、病院を受診し、7月からの復職を許可いただけた。実に1年3ヶ月ぶりに職場に復帰するのである。
思えば、夜中2時に決まって起きてしまう中途覚醒が30歳頃から始まり、以降不安があるとパチっと目覚め、また脳が暴走し勝手に不安を煽りだす。そんな症状が15年も続いた。抗不安薬を飲んでいたが一昨年には効かなくなっていた。心療内科にも罹ってみたが何だか良くなった感じがしなかった。
昨年1月には明け方トイレに行こうとしたら目眩が起きて階段から落ちそうになったことも。その日はどうしてもやらなきゃいけない仕事、俺じゃなきゃわからない仕事があり、妻に運転してもらい仕事に行った。ここらへんの判断が大きな間違いである。もっと言えば、登山に行こうと先輩が誘ってくれたことがあったが、資料を作る大事な仕事があると断ってしまった。以来、その先輩と山に行けてない。こんなにも苦しんでいるのに、ここに上司は登場してこない。何故なら無知無学だからだ。加えてたとえ部下がどういう状態であろうともお構いなし。
前述の資料を作ったがいざ会議の前になり、いささか体調が悪い。件の心療内科に診てもらうと「自律神経失調症」。要は全身に力が入っぱなしで、交感神経が四六時中働きっぱなし。リラックスしようと柔道整復師のところにいっても肩甲骨に指が入らない有様。医師に診断書を書いてもらい上司に見せるも、ろくなフォローもなく、会社トップへの説明は全部させられ、いざ会議になると俺の作った資料はただ棒読み。これじゃ聞いている人には伝わらない。俺は重要なところを説明させられ、厳しい質問にも耐えた。
それから2ヶ月後、異動となった。ポンコツな連中から離れたくて、体調面で不安ありと書いて異動を希望したのにも関わらず、異動先は激務で有名な部署。絶望した。そして、4月のある朝、眠れず這うようにして起きてから妻に辞めることを告げ、承諾してもらった。

つづく…

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