ドクショカンソウブン・その2
なんか、最近忙しいです。note9投稿目です。
昨日の投稿に現時点で自分史上最多の10スキがついたのを見て、昨日こういったnoteさんのコンテストにのっかるメリットは、ハッシュタグによって自分の投稿が読まれやすくなることよりも「投稿テーマのハードルを下げてくれること」だと書いたのに、多く読まれる・反応があるのは嬉しいなと凡人の感想を持った人間です。
さて、ということで、今回もこのコンテストにのっかりたいと思います。
二冊目は、
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』山口周
です。
こちらは、光文社さんからの課題図書になってますね。
この本を知ったきっかけ
上司に会社で本のカバーを見せられ、「これおもろいで」と薦められました。
で、買って読みました。
読んだ後、上司に「こないだ薦めて頂いた本読みましたよー!こういうとことかこういうとことかが面白かったですー」みたいな感想を言ったんですね。
が、どうも話がかみ合わない。
可能性は2つだと思いました。
①僕に薦めといて、実は上司は読んでない。読んだ読んだ詐欺。
②上司は読んだは読んだが、本の内容をすっかり忘れてしまっている。本を読んだこと自体に満足してしまうタイプの人間。
結果、読んでた本が違いました。
上司が読んだ(=僕に薦めてくれた)本はこっちでした。
で、僕が読んだのはこっち。
僕の壮大な見間違い(記憶違い)でした。
でも、読んでみて、見間違えてよかったと思ってます。
ドクショカンソウブン・その2
この本を読んだのは2019年3月。
たしか、冒頭に書かれている“VUCA”というワードも、この本で初めて知った記憶があります。
VUCAの時代=論理・理性が方法論としての限界を迎えている時代に生きるこれからの人間にとって、大切なのは主に以下3つであると。
①全体を直覚的に捉える感性
②『真・善・美』が感じられる打ち手を内省的に創出する構想力・想像力
③内在的に『真・善・美』を判断するための美意識
上記①~③の中で、今回は①「感性」に絞って書きたいと思います。
「感性」という言葉は、たまたま僕がゴリゴリ野球をやっていた大学生の頃から自分の中で大事にしている言葉で、それこそバットのグリップにペンで「感性」と書いていたくらいです。
#バットのグリップに「感性」と書いてた方いらっしゃったらご連絡下さい。反省会ならぬ「感性会」をしましょう。
バッティングって、フォームやスイングスピード、タイミングの取り方やパワーなど、あらゆる要素が高レベルである必要は当然あります。
それらがある一定のレベルまでいくと、かつ相手のピッチャーもある一定のレベルまでいくと、そこからはなんというか、マウンドのピッチャーの佇まいとか印象、打席の中でのバッターの雰囲気といった、非常に感覚的・感性的な世界での勝負になってくるなぁ、と思ってました。
少年野球でも打席のバッターに対して「リラックスしていけよー」とか「力まずにいけよー」みたいな声を皆がかけたり、
一方、「バッターは結局『勘』で打っている(ボールをバットの芯でなぜ打てるか、科学的根拠がない)」と言う人もいたりします。
で、僕の中では、バッティングは
・「科学的根拠に基づいた、論理的な」技術の積み上げ@練習
と、
・「(非論理的ではなく)超論理的な」直感・感性の発現@試合
の両方が必要だと当時思っていて、なので試合で使用するバットのグリップに「感性」と書いていた、ということです。
そんな、学生時代から大事にしていた言葉が、2019年に読んだビジネス書に頻出、かつこれからの時代を生きる上で重要なキーワードになっていたことが、なんだか嬉しかったです。
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最後に、簡単にタイトルにも出てくる「美意識」にも触れておきます。
「美意識」について、著者は、「究極的な判断力」であると言っています。
美意識によって判断していく。リーダーとしても、自分個人としても。
そして、その美意識を鍛えるために、哲学を学び、詩を読むべきだと。
美意識とは、リーダーシップの問題であり、リーダーは、美意識に基づいた自己規範を持つべきであると。
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全体を通じて、この本は、著者のまさに美意識が感じられる構成や文章になっています。読み終わったあと、何だか澄んだ気持ちになります。
あと、著者(山口周さん)のTwitterアカウントもオススメです。
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随分前に読んだので、メモ見返しながら書きました。疲れました。
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