めんどくさいから進化する
2023年7月15日(土)朝の6:00になりました。
空を飛ぶ、街が飛ぶ。雲を突きぬけ、星になる。
どうも、高倉大希です。
川に水を汲みにいくのが、めんどくさい。
だからこそ人々は、村に井戸を掘りました。
井戸に水を汲みにいくのが、めんどくさい。
だからこそ人々は、家に水道を引きました。
人の中にある「めんどくさい」が、ものごとを前に進めます。
いまとなっては、いかに効率的に川から水を運ぶかを、考える必要はありません。
生活の中に井戸から水を汲む時間を、組み込む必要もありません。
先人たちのおかげで、わたしたちの「めんどくさい」は大きく変化しました。
言い方を変えるならば、べつのところにコストを割けるようになったということです。
「あたたかいお湯も出るようにしよう」とか。
「プールをつくって泳げるようにしよう」とか。
川に水を汲みにいっていた人たちに、「あたたかいお湯を家の蛇口から出そう」という発想はありません。
井戸から水を汲み上げていた人たちに、「プールをつくって泳ごう」という発想はありません。
水を汲みにいくことを考える必要がなくなったからこそ、その先の想像が膨らむようになったのです。
子どもたちと接するときにも、これに近いことを考えます。
なにも与えられない状態で考えろと言われても、考えることはできません。
だからといって、一から十まで説明してしまうと、考える余白がなくなります。
なにを考えさせるために、どこまで説明するのか。
ここの塩梅が非常に、重要になってきます。
人は、漠然とした大きなことを考えることができません。
だからこそ、そんな漠然とした大きなことの中にある「考えなくてもよいこと」が何なのかを整理する必要があります。
それらを取り除いていくからこそ、考えられるサイズにまで小さくなっていくわけです。
キーワードは、めんどくさい。
めんどくさいから、進化します。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。