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「運がいい人」になるための小さな習慣



著者 サチン・チョードリー

「運がいい人」になるための小さな習慣


世界の成功者たちとビジネスを行ってきたインド人の著者が

彼らから学び、実践してきた「運がよくなる方法」を紹介しているこの本を

簡単に要約しましたので、ご紹介いたします。

たった1分の習慣を 毎日積み重ねることによって、 あなたの運は 確実に上昇していきます。それは仕事だけでなく、 人間関係や恋愛など、すべてにおいて よい影響を及ぼし、 やがては 素晴らしい人生に つながっていくでしょう。




第1章 可能思考で考える


「登らない者は、落ちることもない」

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 著者が思うに、日本人は”できない”理由を考える人がとても多いそうです。

 まず”できないる理由”にフォーカスする「不可能思考」こそが行動を縛る鎖になっているそうです。

「できない理由ではなく、できる理由を探す」

 一見難しそうですが、今ある視点を反転させれば、物事はポジティブになります。なぜなら「不可能思考」の逆こそが「可能思考」だからです。

状況を打開する努力をする前に「どうせ無理だ」と諦めてしまっては可能性は0です。

しかしその前に「できない理由」を少しずつ紐解き、課題をクリアすれば、残りは「できる理由」しか残りません。

この「可能思考」こそが多くの日本人にかけており、またビジネスの世界で活躍する大きなカギだと言っています。


・1分の習慣 「自分は運がいい」と1日に5回言う

 

頭の中で考えるだけでなく、実際に声に出して言ってみることでその言葉に言霊が宿りパワーが移る。

 スピリチュアルに聞こえますが、イメージを言葉にすることで、意識がより焼き付き、人は「実際にそうだ」と思いこんでいきます。

例として、ピグマリオン効果が似ており、

 端的に解説すると、教師が期待をかける生徒とそうでない生徒では

 成績の伸びに差がみられるというものです。

著者は、この理論が自分自身にも有効であり、パフォーマンスを左右すると考えています。

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第2章 「コンフォートゾーン」を飛び出す


「居心地の良い場所が人の成長を止める」

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 「コンフォートゾーン」とは近年、心理学やコーチングの分野で用いられ始めた言葉で

 直訳するとコンフォートとは、「安全」または「快適」という意味になります。

 つまり「コンフォートゾーン」とは、

 ストレスや不安を感じることのない、居心地の良い快適な空間を意味します。

 たとえば

  ・毎日決まった業務をこなすだけの職場

  ・長い付き合いで楽な人間関係

 など、さして刺激がないが、リスクを感じることのない環境が当てはまります。

この言葉は「ヤーキーズ・ドットソンの法則」と呼ばれるものから来ています。

その中では「人はある程度のストレス環境下のほうが、高い能力を育み、発揮することができる」と言われています。

筆者はこの法則を用いながら、人は居心地の良い環境下では人は成長することが出来ない。と述べています。

たとえば

 ・学生時代の部活で、練習よりも試合の方がいい結果が残せた。

 ・緊張して不安だったプレゼンが、思いのほかうまくいった。

などを挙げています。


目指すべきは「ラーニングゾーン」

 人が成長するために、適度なストレスと高い学習効果が得られる環境を「ラーニングゾーン」といいます。

しかし、ストレスや負荷がかかりすぎると、ラーニングゾーンを飛び出し

「パニックゾーン」に入ってしまうので注意が必要です。

このゾーンでは成長どころか心身に悪影響を及ぼす可能性がありますので狙うべきは「ラーニングゾーン」となります。


ストレスがなく、居心地の良い快適な「コンフォートゾーン」

適度なストレスがあり、成長できる「ラーニングゾーン」

過度なストレスがあり、心身に悪影響のある「パニックゾーン」

現状を確認し、ちょっとした工夫や視点の切り替えを行いコンフォートゾーンに居続けられるように努力しましょう。

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・1分の習慣 気になるイベントを見つけたら、迷わず参加する

 SNSをしていれば、さまざまなイベントやセミナーの情報が流れ込んできます。

 こういったイベントには学習目的の講義や、飲み会など多種多様なものがあり

 こうしたチャンスをスルーするのはもったいない。

未知の場所で身構えるのは仕方ないことです。

しかしそこで感じる、緊張感やワクワク感がコンフォートゾーンを抜け出した証なのです。

参加したことにより、新しい知見を得たり、新たな出会いが待っていたりするなら、今後の人生において間違いなくプラスに働きます。

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第3章 「PDCA」より「DCPA」


「恋愛もビジネスも一番乗りが有利」

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著者は、多くの日本人はビジネスにおけるスピード感が足りないと常日頃感じているそうです。

目の前に落ちているビジネスのヒントを

「いったん考えてから・・・」

「帰って上司に相談してから・・・」

など先延ばしにし、結局はスピード感が勝る誰かに先を越される。など

ビジネスにおいては一番乗りが絶対的に有利なので、

著者は”いい”と思ったものにはなるべく迅速に手を付けるように心がけているそうです。


「PDCAサイクル」

よく使われる概念として「PDCA」サイクルがあります。

P:Plan=計画

D:Do=実行

C:Cheak=評価

A:Act=改善

これらを繰り返すことによって業務を効率化できるという理論です。

詳しくはこちら


しかし何よりもスピードを重視するインド人はとにかく

D、Cで走らせることを優先します。

最初に実行(Do)がありその成果を見ながら評価を行い(Cheak)

改善しながら走り続ける(Act)。計画(Plan)はそのあとでいい。

そういうスタンスで、インド人は、みな計画に振り回されることなく、走りながら考えるそうです。

また、すぐに行動に移す習慣を持てば、余計な不安に悩む時間が減ることもメリットに挙げられます。


1分の習慣 迷ったときはすべて「YES」と答える

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なにか課題を与えられたとき、それが未知のものや難易度の高いものであった場合人は不安を覚えます。

そこで「いや、今回は・・」、「でも・・・」といったところで

何も生まれません。

「まずやってみる」というスタンス意識することが重要です。

何か頼まれごとをされた時もまず「できます」と答える習慣を身に着けることが大事です。

これが先ほど述べた、実行(Do)をまず行うことになります。

仮にできなかった場合でも、最初から何もやらなかったこととは似て非なるもので、

「不可能であったことが分かった」という前進に繋がります。



第4章 「成功環境」をつくる


「環境が人に成功をもたらす」

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 人は環境から多大な影響を受けます。

  例えば

 ・付き合う人間のレベルが高いと、付いていこうと必死に学ぶ

 ・周囲に流行っているものがあれば、当然試したくなる。

  など。

 簡単に言うと、成功を目指すなら成功者と付き合うのが一番。

成長を求めるなら、常にワンランク上の人たちの中に身を置くことがベスト

ということになります。

著者が成功者たちとビジネスを行い一番影響を受けた部分はパッション(情熱)と言っており、

かの有名な世界3大投資家の一人、ジム・ロジャーズ氏も

成功の秘訣は情熱、パッションを持つことだよ」と答えられたそうです。

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また、本気で資産を築き上げようと考える人ならば

「お金を増やすこと」を考え、(事業立ち上げや投資)

そうでない者は

「お金が増えること」を考えます。(宝くじやパチンコなど)

著者がこうした考えにたどり着いたのには、やはり周囲にさまざまな

成功者がいる環境に身を置き発見を繰り返したからです。

求める成功に向かうためには、そうした良い運を貰える環境に身を置くこと、が大事だとおっしゃっています。

人間関係はもちろん仕事環境、住環境なども大切な要素であり、

こうした成功を導いてくれる環境を「成功環境」と呼んでます。

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1分の習慣 自分が憧れ、目指す人物をランチに誘う。


憧れというのは大切な情熱の源です。

「あの人みたいになりたい」

 そう思える人が身近にいるなら、チャンスであり積極的に交流を試みるようにすることが重要です。

 もしあまり親しくなく断られることが怖くとも「断られてもともと」と考え、声をかけてみましょう。

 万が一にも乗って貰えたら、とてつもないリターンが得られます。

 なりたい自分に近い人物、または本人なので自分では思いもよらない視点やノウハウを持っているに違いありません。

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まとめ


いかがだったでしょうか。

 簡単にまとめすぎて伝えきれない部分も多くあったと思います。

 自分にとってのラーニングゾーンがこのnoteであるように、

皆様がそれぞれの運の高め方を実行していただければと思います。

 この本ですがこの先第5章、第6章と続きますが

そちらはぜひこの本を実際に手に取って読んでいただければと思います。

ぜひこちらからご購入をどうぞ(私には1円も入りませんが)

閲覧ありがとうございました。