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学び直しのフィンランド留学記

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Aalto Universityの大学院で感じた日本の教育との違いや、学んだことについてを綴っています。それに加えて留学を考えている方に役立ちそうな情報を載せていきます。
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#学び直し

フィンランド人とワークショップの企画 @Espoo Museum of Modern Art
【後半:当日編】

フィンランド人とワークショップの企画 @Espoo Museum of Modern Art 【後半:当日編】

前回紹介した【前半:準備編】に続き、今回は当日どのようなプログラムを行ったかを紹介したいと思います。https://note.com/finlandryugakuki/n/nab78e195e5dc

ワークショップはフィンランドの学校が休みの10月中旬の4日間で行いました。
コロナ禍にも関わらず、定員を上回る参加者数でした。
それぞれの日の担当者を2人決め、その2人がワークショップの進行を行って

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フィンランド人とワークショップの企画 @Espoo Museum of Modern Art 【前半:準備編】

フィンランド人とワークショップの企画 @Espoo Museum of Modern Art 【前半:準備編】

フィンランドの美術館Espoo Museum of Modern Art(EMMA)とAalto Universityのコラボワークショップ企画に9月に参加しました。普段はフィンランドを含め約6カ国から来ているクラスメイトに囲まれ、英語で勉強しているので、フィンランド人の中で外国人が私1人だったこの企画は、普段の授業とは異なる発見がありました。

■参加した経緯
Aalto Universityの

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答えのない課題・アート思考

答えのない課題・アート思考

今答えのない課題に向かい続けています。
どの授業の課題も正解がない、同時に間違いもない、どう課題を終わらせればいいのか迷う日々です。

経済学部のゼミや授業では、ケーススタディーで成功した方法や、出された課題に対してある程度正解があることが多かったです。また、営業として働いていた時も売上や新規顧客の獲得数、給料などから、自分のパフォーマンスが高いのか低いのか指標がありました。そんな私にとっては正解

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経済学部生、芸術学部生の考え方の違い② お互いの妥協点

経済学部生、芸術学部生の考え方の違い② お互いの妥協点

先日の投稿で紹介したデパートへの企画提案の続きを紹介したいと思います。↓

授業の主題はAalto大学の学生がArt, People, Spaceをテーマにデパート(Kamp Galleria)へ企画を提案するというものでした。美術館やギャラリーの社会における教育的役割、社会と芸術の関わり方などを授業で学び、学んだことを活かして企画を提案すると言う内容です。
企画の始まりは、1887年から続く格式

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経済学部生、芸術学部生の考え方の違い① やりたいこととニーズのバランス

経済学部生、芸術学部生の考え方の違い① やりたいこととニーズのバランス

経済学部卒業後、営業をしていたせいか、現在の芸術学部で、アーティストのクラスメイトの中で勉強していくにつれて、どこか私の感覚がずれているなと思うことがあります。

例えば、ある授業で、デパート(KAMP)に入っているギャラリーへの展示企画を提案するという課題が出ました。
それぞれのテーマに合わせて、グループ分けがされ、どんな企画を提案するかのメンバーとディスカッションを行いました。私はKAMPにと

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