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作品の根幹は東欧の絵本作家さんから

はじめまして。
NORDIC TALES (ノルディック テイルズ)
と申します。
描いた絵を雑貨にしたり、アクセサリーにしたりと、独自の手法で作品にしています。
現在、イラストに移行中です。

一番はじめの投稿は、まじめなお話になりますが、語ったことのない、
作品の根幹のお話を書いてみようかと思います。 

コロナをきっかけに仕事を辞め、
ハンドメイド をはじめて2年半。
ネットや販売で、
作品の発信や紹介が下手なのにも関わらず、
足を止めてくださった方々は、
感性(受信アンテナ)がすごく高い人で、
なにかしらをキャッチしてくださってるんだなあと勝手に感じていました。
また、ご年配の方も多く。

"NORDIC TALES"の意味は、
"北欧神話"、"北国の話"で、もちろん北欧も好きなのですが、
もともとは、中欧〜ロシアの文化に惹かれていて、描きたいものが寒いとこのばっかりだから、
総称して、"NORDIC"と名付けました。

発端は25年前。
美術館に勤める友人から、展覧会のチケットをもらい、東欧絵本原画展に行ったときのこと。

絵本だから、
"かわいい作品がある"と、軽い気持ちで見に行った展覧会は、
心の奥にずーーんと響いてくる作品ばかりで、
絵本なのに、かわいいだけじゃない、
心の底を掴まれ、強く揺さぶられるような作品たちが待っていました。

それぞれの作品、
かわいいのや美しいものの中に、
静けさと儚さ、
強さがある。(ように感じました)

東欧の長い歴史の中、
侵略や、社会主義体制の制限下の中で、
育まれた国民性。

作家さんたちは、
"強い心を持ち、表現し、
一緒に乗り越えていこうとしている国民の光となるような絵を描いているだ"と感じました。

そして、
当時の私の境遇や
乗り越えてきたものが、
東欧の作家さんたちのそれと共鳴して、
私もその光に惹きつけられ、
魅了されたのだと思います。

(余談ですが、 フィンランドも、
周りの国々からの長年の侵略などを経て、他の北欧諸国とは違う、独自の国民性、感性が築かれたと読んだことがあります。そんな基盤が、"他の北欧諸国とは違ったデザインを発している"と。)

現在の日本の国は危機迫ったものはないものの、
みんなが日常生活で、
それぞれの物事と向き合っていて。

ただ、"かわいく仕上がればいいなあ"と思って描いていた作品に、
"哀愁やノスタルジーさを感じる"と口に出して直接言ってくださる方は、特に年配の方が多く。

経験を重ねたご年配の方々は
私自身の経験を通して生まれたものを作品の中から感じ取り、
私が東欧の作家さんから受け取ったひかりのように、
何かを受け取ってくださっているのでは?
と、感じていたのです。(大げさ!?)

それは、年配の方だけではなく、
足をとめてくださる方々、
もちろん小さなお子さんも。

そうだったら嬉しいなと思います。
作品を通して、手にとってくださった
方々と共振し合えることが、
作家冥利につきるなあと感じたので、
まず、こちらに記させていただきました。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 




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