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内浦穂高
2024年6月30日 13:15
詩とは咆哮 咎めなきもの自由にリズムを刻むもの時には言葉で描いた絵画時には静かな水墨画時には日記 時には決意時々で姿 変えるもの羽ばたけ私の精神よ私を越えて飛んでゆけ私の知らない 私の声が 理性の檻を突き破る灰色の空を噛みちぎり大地を震わす雄叫びを!!獰猛に疾れ 言の葉よ命を越えて 飛んでゆけ!!
2024年6月17日 17:50
街灯が照らすコンクリににゅるりと身体を擦りつけ艶めかしいほど滑らかに踊る蛞蝓の悩ましさ蛍のように美しい輝かしさはそこになく悍ましいほど生々しい 夜露のような柔らかさ路地裏に咲く 白き花唇のような 白き花哀艶にも似た唇がコンクリートにキスをする糸を這わせてキスをする月光が嘘を真実に変えてしまえと囁いたその美しさは白き亡骸鉄塔を揺らす蛞蝓よ大地は揺れて 空は
2024年6月18日 11:41
土砂降りの雨の中を傘をささずに歩いてるともう全部がどうでもよくなってきちゃうんだ。雨粒が僕に触れるたび恍惚が肌に染み渡るみんなは車に乗っているみんなは傘を刺しているみんなはかっぱを着込んでるもったいないよ 濡れようよ普通に歩いてるだけなのに禁忌が鉛色の空へ体を抜けて吸い込まれてくわくわくだ! ドキドキだ!僕は今無敵状態だ!!世界の中でただ1人僕だ
2024年6月19日 19:44
僕にとっての生きる理由貴女がそれになってほしい貴女にとっての生きる理由僕が必ずそれになるそうして2人で生きる理由を少しずつ増やしていこう。失うものがなにもない2人が並んで散歩をしてみれば失いたくない愛おしい 生きる理由が横に在る泣き顔を僕に見せておくれすぐに笑かせてさしあげようあの夕焼けの向こうにいる君よ2人で朝を迎えよう
2024年6月12日 18:37
薫風が静かに僕を抱きしめてさらっと塵を洗い流す彼女は軽やかに囁いて水色の雲へと旅立った「そのうちすぐ帰ってくるよ」ご機嫌なウィンクを僕に送ってステップを踏んで空を舞った木漏れ日が足をマッサージ程よい加減が心地よい幼い空気が微醺を運び僕も青空に潜り込むこの青空を泳ぎ切る頃に僕は彼女とまた会えるか僕は彼女の胸に顔を埋めることを切望してあるのかない
2024年6月9日 21:28
鏡の中で踊る蟷螂 新郎新婦による 恍惚ショーハープの音による 生命の描画 銀嶺な山が赤く染まる止まることなく 揺れるマスカット光る海面には揺籠が浮かぶ海一面を染める白ワイン雲は綿菓子となり夥しい数 空を駆ける硬い 硬い 金属質な音の羅列が蚊柱となり青空を犯す落ちる 落ちる 海底に沈む 金属質な音の羅列海一面は赤ワイン 一筋の光 弦の音 天を摩する E線