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時代証言

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#エッセイ

ザ・夜食 ふっくら赤飯(非常食)

 小腹が空く、時間帯となった。僅か2分で、ごま塩かけて食せる「ふっくら赤飯」。これに、限る。  幼い頃、秋の運動会シーズンに、栗おこわや巻き寿司、稲荷寿司、そしていろんな手作り惣菜を持ち込んで、運動会のランチタイムに弁当を広げて、家族で楽しむというのが、昔のスタイルだった。  筆者は、巻き寿司も稲荷寿司も好物だが、赤飯、それもカリンカリンとした食感で甘みのある栗がゴロゴロと入った赤飯は大の好物であった。  それに胡麻塩を振りかけると、栗や小豆の甘みを引き出してくれ、更に

連載:「新書こそが教養!」【第77回】『人類の起源 』

2020年10月1日より、「note光文社新書」で連載を開始した。その目的は、次のようなものである。 現在、毎月200冊以上の「新書」が発行されているが、玉石混交の「新刊」の中から、何を選べばよいのか? どれがおもしろいのか? どの新書を読めば、しっかりと自分の頭で考えて自力で判断するだけの「教養」が身に付くのか? 厳選に厳選を重ねて紹介していくつもりである。乞うご期待! DNA解析が明らかにする人類の起源2001年7月、北アフリカのチャド共和国で「サヘラントロプス・チャ

【警察エッセイ】エリート教官とチンピラ教官

ハイどうもぉ。 皆さんの心の中の鬼教官。 元警察官の花山烏一です。 皆さんは、誰かを師事して事はありますかい? 小学校•中学校•高校•大学•塾•自動車学校etc。 様々な場所で『先生』と呼ばれる人や『教官』と呼ばれる人に指導をしてもらった事があると思う。 花山も例に漏れる事なく、各カテゴリで様々な人を師事してきたのね。 最後の師事者は警察学校の教官。 全国共通かどうかは分からないけど、花山が在籍していた警察学校は正教官•副教官の2人で一つのクラスを受け持っていたんよ

【警察エッセイ】涙味の雨

ハイどうもぉ。 皆さんの心の中の雨傘。 元警察官の花山烏一です。 皆さん、雨はお好きですかい? 晴れ•曇り•雨•雪などなどの様々な天候が我が国ジパングには訪れるけど、皆さんはどれが一番お好きですかい? 花山は皆さんの想像通り曇りが好きで、晴々とし過ぎず、かつ雨でシトシトとしていない様な状態が好みの男。 農家の方とかだと雨が降ってくれないと困る事もあるだろうから嫌いでは無いと思うし、雨の日の雨音が嫌いじゃない方や基本在宅で仕事をしている方は、そんなに雨の日が嫌いじゃない

妹が贈った"父の日コレクション"

ー ー ー 2024年の父の日も更新しました!! ⑧の「papa」です。ぜひご覧くださいっ ー ー ー 父の日。 我が家では、兄妹各々が父へのプレゼントを用意しています。 そんな中、ある年から妹には妹なりのモットーができたそうです。 妹だけのプレゼントって一体なんだろう? その年から実に楽しい父の日が始まりました。 ⭐️⭐️⭐️父の日スタート!⭐️⭐️⭐️ ①白いDADDY あぁ、なるほど。 お菓子のパッケージに手を加えるようです。 第一弾は森永製菓のダース。

⭐️②私の【初体験】は小学3年生【人生100年 性の冒険】

新聞を眺めていたら、書きたいことがまた湧いてきた 先に投稿したい下書きがあるのに、溜まって行く一方 書いたときの気持ちを忘れちゃう前に投稿したいんだけどね 朝日新聞 2023/9/6(水)夕刊 Think Gender ジェンダーを考える オトナの保健室 人生100年 性の冒険 取材:田中ゑれ奈記者•机美鈴記者 漫画:田房永子氏 月に一回掲載される「オトナの保健室」を毎回興味深く読む この日も同じく「ふ〜ん」「へ〜」と思いながら読んだ いつもと違うのは「じゃあ、自分はどう

ニートのnoteの育て方

皆さんお疲れ様です。 ※修正最新 2024 3/13 3年noteで得た知識や経験、 運用法をまとめました。 全部1つの記事にしました 『面倒なので全部一緒にしちゃえ』ということで 情報量の満足度は問題なく期待に答えられると思っています。 この記事は私のnoteで得た知識からnoteを上手く活用するためのノウハウ、戦略が詰まった「マニュアル本」 何のスキルもないニートの私がフォロワー5000人に辿り着くまでに何を積み重ね、どんなことをしてきたのか具体的な方法と 3年n

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(日常で思うこと)彼女の好きな唄と孤独感

妻と子どもが寝静まった頃、BSでエレカシの宮本さんが出演している特集番組とフェスの演奏を立て続けに観た。 このバンドの曲を聴くようになったのは、社会人になって2年ほど経った時のこと。きっかけは忘れたが、不器用な男のもがいている姿が実直に語られていて、それを自分自身と重ねることが多かった。 あの頃、ぼくは毎日のように怒鳴られ、貶され、学生時代に作り上げてしまった無駄に高い自尊心を踏みつけられていた。 勤め先からの帰り道、イヤフォンから彼らの曲を体内に取り込みながら、繁華街を

俺のオートバイ、彼女の馬

若干の入場制限などもあるようだが、この年末も数々の大きな競馬のレースが開催されているようだ。そんな競馬の話をニュースで聞く度に懐かしく思い出す光景がある。 *** 学生の頃、無性に日本を出て生活してみたくなり色々調べて見たのだが、どのような方法で日本脱出するにせよ、やはり最初は結構まとまった資金が必要そうだというのが結論だった。そこで俺はその準備や調査と並行して、てっとり早く金になりそうなバイトをいくつか掛け持ちして、短期集中的に身を粉にして働いたのだった。 バイク便も

脱サラして小説家

 2022年3月、「下弦の月に消えた女」でデビューした脱サラの小説家です。サラリーマン時代はエプソンでPOSレジの企画開発をしていました。私が開発した初代レシートプリンターの印刷速度は毎秒50㎜でしたが、今の第7世代のプリンターでは毎秒500㎜、隔世の感がありますね。  法改正により厚生年金の受給開始年齢が60歳から65歳に引き上げられたことから、企業は65歳まで再雇用の義務があります。私が勤める会社は55歳以降雇用更新となり、年収が激減する給与体系でした。55歳未満に早期退

【随筆】映画Winnyを観に行きたいけど、近くの映画館ではやってなかった。(謎)

予告編暇になったので、遅くなったけどWinnyの映画を観に行こうと思ったのですが、近くの映画館ではやってませんでした・・・・ さすがに3月10日に始まって上映終了は早すぎるので、そもそも映画館や大手のシネコンでは上映対象になっていなかったと考えられるのですが、映画の内容が検察が悪者になるストーリーなので、なんか変なバイアスや圧力がかかってたりするのでしょうか?ただの思い過ごしでしょうか? 仕方がないので以下のYouTubeとKindle Unlimitedの原作本を読んで

『クイーンズ・ギャンビット』に心打たれて

シンプルにゴールがあるお話なのに、こんなにも多様な気持ちを呼び起こさせる複雑なドラマを、これまでに見ただろうか?  Netflixで配信されているドラマ『クイーンズ・ギャンビット』を見終わった時の気持ちだった。 チェスで世界一を目指すという女性のサクセスストーリー、筋立ては至ってわかりやすい。けれど、それだけではない。依存症、家族、恋愛、友情、1950年代のチェス界、東西冷戦そして自分探し、と実に多面的なテーマが盛り込まれた豪壮な作品だった。私は完全に心を奪われていた。

トランジスタ・ラジオ

ラジオといえば 今では当たり前に、トランジスタ・ラジオ。 ほんの50年ほど前までは 真空管のラジオが使われていたと思うと、進化とはすごいものである。 だがラジオ番組自体は、そこまでの大きな変化はない。 昔に比べて、いろんな媒体が増えているので ラジオを聴く人口が減っているのは当たり前のことである。 そんな中、地方のAMラジオで、構成作家兼、ちょい出演もしているわけだが 先日、2クール(半年)最後の収録が終わった。 お陰様で、好評により 次のクールも続投が決

【本】書店の敵は、Amazonではなく、図書館だった?いや、それは…!

衝撃を受けてしまった。 「窓口の図書館員が、 マクドナルドの店員のような 「ありがとうございましたぁ」を 発するサービス業になったのか。 公僕だったはずの図書館員が、 いつから非正規雇用が半分以上になり、 生活するにはギリギリの低賃金で、 しかも雇用期間も限定なのか? これでは、まるで官製ブラックでは ないのか?」 これは、一昨日の朝日新聞で サンキュータツオによって 紹介され、瞬く間に ベストセラーになった 『私たちが図書館について 知っている二、三の事柄』 (中村文孝、