2023年08月09日

東京は曇り時々雨。もしくは雨時々曇り。降ったり止んだりの一日であった。またすごい湿気の一日。街を歩いているだけで矢鱈と汗が噴き出してくる。台風が近づいている影響のようである。今年もまた台風のシーズンがやってきた。本日は水曜日。台風が近づく水曜日。

休みのない日々が続いている。刺激に満ちた日々である一方で、静かに自分と向き合う時間が全く足りていないように思う。そして日々私に与えられている刺激。これはこれで私の人生を全うする上で必要な刺激なのかもしれないが、やはり本質的に私が欲している刺激とは別物のようにも思う。まあ兎にも角にもこの生活も残すところ2.5週である。まずは最後までしっかりと走り切ることを考えよう。そして8月の下旬になったら、この2か月間のことをゆっくりと振り返ろうではないか。兎にも角にも走り切らなければならない時。人生にはきっとそういう時期もあるのだろう。

本日の放課後。ちょっとした用事があり永田町へ向かった。西新宿から丸の内線に乗り赤坂見附で降りる。そして永田町まで地下道を歩いた。目的地に着くとそこは完全なるオフィス空間であった。フォーマルな服装をした人々が働いている。数年前までは私もあちら側の人であった。今はこちら側の人である。こちら側というのはどちら側なのだろう。今現在の私はアルバイトをふたつ掛け持ちしながら、渡米に向けて準備を進めている人間である。それほどマジョリティであるとも思えない。つまりこちら側というよりは私側の人生を歩み始めているということなのだと思う。40代にしてようやく自分のオリジナルの人生を自信を持って歩んでいるのだと思う。とても気持ちがいい。私はあちら側にもこちら側にも居たくはないのである。

寿司に関する知識を日々インプットしている。授業は怒涛のように進む。知識として頭には入ってきているが、自分の血や肉になっているとは思えない。学校で学んだことを反復復讐する時間が確実に必要である。修行先というかアルバイトをまた探さなくてはならないだろう。今お世話になっている御茶ノ水の仕事もサヨナラする時期が近づいているのかもしれない。少し寂しくもあるが出会いがあれば別れはあるのだろう。それは世の必然なのであろう。そして続くべき人とは続いていくのだろう。そういうものであろう。

よく考えてみれば私が日本で暮らす時間も残り僅かなのかもしれない。もしかしたら半年先にはアメリカに飛んでいる可能性もある。だとすれば日本でのこの生活をもっと大事にしなければならない。地元の千葉よりも長く住んでいる東京の街の風景を心に刻んでおかなければならないのかもしれない。生涯海外で暮らすということはあまり頭にないが、それでも一度行ったならば、なるべく長く海外に滞在し、その場所で楽しみたいと思っている。アメリカではどんなことがあるだろう。どんな出会いが待っているだろう。どんな山や谷が待っているだろう。この年齢にしてそのような冒険をすることができること。そのような運命が自分に巡ってきたことをとても幸運に思っている。

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