#1行きたくないのではなく行けない。それは生きるための防衛措置。私を守ろうとする私の身体はなんてamazingなんだ!だから自分を責めないで大丈夫。
この私の自己紹介シリーズは
自分でも引くほど多い挫折や失敗を繰り返しても、
人生は何度でもやり直させて頂けること。だから大丈夫。
というメッセージを込めて、読んで下さった方の心がちょっとでも軽くなったり、気持ちがほんの少しだけ楽になる瞬間が生まれることを目指しています。
《最初の挫折》ワクワクの転校先で不登校に
これは転校生として中学校に馴染めず不登校に陥ったケースとは、またちょっと異なりましてのおはなしおはなし。
その昔、東京下町で中学生活を送っていた私でしたが、突然、親の転勤により東京から札幌へ引っ越すことに。
もともと明るくポジティブな性格と好奇心の強い私は、新しい環境に大興奮!転校先や札幌での新生活に胸を膨らませ、意気揚々と転校したのでした。
ところが…東京下町の賑やかで人情味ある校風と、北の都会のクールで薄皮一枚ぺらりと感じる距離感になじめず苦戦!「東京から来たヤツだ」と距離を置かれ、ひとりぽつん・・・。
突如、東京下町とは真逆の中学生活に。
でも徐々に、クラスに溶け込み始めたところに、初めての北海道での「秋」がやってきました。すると、気温が下がると共に、めまいや動悸などの体の不調が続き、親に連れられ大学病院や婦人科などを受診した結果、
起立性調節障害や自律神経失調症と診断されました。
さらに本格的な冬が訪れ、暗い曇り空と雪が深まるにつれて、鉛を飲み込んだように気持ちがどんどん重くなり、日に日に訳もなく悲しい感情の嵐の中に放り込まれていきました。
行きたくないのではなく、行けない
仲の良い友達も出来て、入部した合唱部にも積極的に参加し、転校先にもやっと慣れてきたのに、
行きたくない理由は無いのに身体が動かない。
なぜか悲しくて胸が痛くてベッドにうずくまり、学校へ行く気力、今日という1日を闘う燃料は、私の中にどこにもなく、学校を休みがちになり、最後は行けなくなってしまいました。
毎朝の徹底的な自己否定の儀式
「体調不良で今日仕事休みます」って職場に連絡入れる時ってしんどくないですか?学校に行けない子どもが、毎朝それを親に伝えるのも、ま~たしんどいモーニングルーティンで。
親から見て「良い子」ではない状態。
自分への自信や信頼を失う。
熱はないのに学校に行けないなんて、まるでズルをしているような後ろめたさ。
「自分は弱い人間だ、恥ずかしい、最低だ」
そんな自己否定や自己嫌悪に当時はずいぶん身をさらしてしまいました。
私は中学でも高校でも、こんなモーニングルーティンを脳に刷り刷りしていたのです。何年間も。
あなたは悪くない
そんな過去の私に、または登校・出社するのが辛いあなたに、今日伝えたいことが2つあります。
まずは「"あなたは悪くない"という思考を取り入れてみるのはいかがですか」という事。辛いけど行かなきゃって、すでに格闘されている時点でもう立派な方なのですから。
学校や職場に行きたくない、心が辛い、身体がしんどい。程度は様々かも知れませんが、そのSOSは、
あなたが弱いからでも、異常だからでも、ズルいからでもない。
あなたの心を身体が守ろうとしてくれている人体の防衛反応だから、「自分を責めないで大丈夫だよ」と。
何らかの理由でストレスを感じて苦しんでいる心を守ろうとして、身体が不調を訴えてくれている。そんな風にまずは受け止めてみてはいかがでしょう。
生きるためのHPを温存せよ
私から私へ。2つめは残念なお知らせです。
かつ、とんでもない事を申し上げますが、
例え今日の朝や辛い電車を耐えて登校・出社できたとしても、人生ではまた同じように辛い朝はやってくるよ。という事。戦うのは今日だけじゃないんです実は。と、当時の私に言ってあげたい。
だからそんな自己否定の儀式をしている暇はない。
自分は悪くない、ひとまず学校や仕事へ行かないという選択をすることでHPを温存するんだ。
自分を守るんだ。まずは休んでからその先の事を考えよう。
私はずいぶん、中学でも高校でも社会人になってからも、辛さを耐えて我慢して登校・出勤することでどれだけすり減ったか、と後になって気が付きました。
あんなに我慢しなくて良かったなぁ、結果どんどんHPを消費して冷静な判断が出来なくなっていったなぁと。
わたしを守るための不調、人体はなんて愛おしいんだ。ありがとう私のボディ♡
私はよく息が苦しくなります。パニック発作とか過呼吸とかもうお馴染みの私の一部。昔は苦しみ悶え転げまわっていましたが、今は
身体が一緒に戦ってくれているんだ。私を守ろうと鼓動を速めているんだ。ありがとう私のボディ♡大丈夫だよ。
と愛のエールを自分に贈っています。(苦しくてしんどくて贈れない事も多いですが)
※勿論、呼吸が辛い方はまず医療機関を受診して下さい。
気付くのに3年かかった「冬季うつ病」
その後数年のメンタルクリニックへの通院を経て分かったのは、私の場合「冬季うつ病(季節性感情障害)」というものでした。日照時間の減少によるセロトニン不足がうつの原因の一つでした。
そんな理由に気付くことなく、当時の私は、生まれて初めて経験する得体の知れない悲しさや苦痛の渦の中でもがき苦しみ悶えていました。
中学登校拒否編のまとめ
ネガティブな人がうつ病になるわけではない。むしろ逆?うつ病を引き起こしてしまう自分って実はとても魅力的な人♡
中学を転校という大きな環境の変化に対応できたのに、気温変化と日照時間減少が全てをかっさらっていった。という事は逆に陽の光のパワーってすごいんだな!冬は日光を味わおう♡
例えこの日を耐えられてもね、その苦痛はまだまだ続くよ。すり減る前に早めに開き直ろう。回復が早まるほうがあなたと周りのためだから。
わたしを守るための不調、人体はなんて愛おしいんだ。ありがとうね私のボディ♡
ここまでお読みくださりありがとうございます!
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