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【映画レビュー】起きること全てが幸せな【バグダッド・カフェ】は究極の癒し作品である

【バグダッド・カフェ】は1987年公開の監督パーシー・アドロン、音楽ボブ・テルソン、主演マリアンネ・ゼーゲブレヒトで送るコメディ映画である。

初めて観たのは映画専門2年生の頃。

ジャスミンとブレンダのお互い男を失った共通点から次第に仲を深めていき、周りの人々も幸せになっていく癒しの作品である。

ジャスミンは大人しめのぽっちゃりな女性、ブレンダは性格キツめの怒鳴る黒人の女性、ジャスミンはそんなブレンダと仲良くなりたい、でもブレンダは怒って泣いて情緒不安定。

ブレンダは、ジャスミンのバグダッド・カフェに集う人々を笑顔にさせるための行動が気に入らないとなるけど、徐々にブレンダも心を開いていくのが美しかった。

ちゃんと人に居場所がある、あなたの趣味は素敵だよ、必要としてくれるよ、背中をポンと優しく押してくれる。

フィルム映像で描写される砂漠の景色と、緩くて、愛おしい人物達、最後まで観た時の「あぁ、またこのカフェに行きたい」という想いが胸いっぱいになった。

本編中のブレンダの息子のサロモが弾いていた音楽、誰もが1度聞いた事あると思うので、せっかくの機会、また聞いてみよう。
おお、バグダッド・カフェに行きたくなってきた。

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