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40歳を過ぎれば、生き様がすべて顔に出る

と言うけれど、過去に一緒に仕事をしていた仲間から次のように言われてびっくりした

「 初対面だったし、仕事上で紹介してもらった側で言っちゃ悪いんだけど…。不幸そうなオーラが顔から出ていたから、その人の依頼を断ったんだ 」

彼は、同じ美容業界人で、エステ業界で皮膚に詳しい人を紹介して欲しいとの依頼で紹介したのだが

zoom越しで彼女と対面して、『 この女性とは仕事できない 』と判断したらしいのだ

理由を聞くと🤔

「 いやね、あの表情ジワの場所がね…。不幸を物語っているとしか思えない 」

君は気づいてないのかい?

と笑われてしまったのだ😳

彼女との付き合いも2年、同じエステサロンで働いていた仲間

エステ業界20年以上のキャリアを持ち、1万人以上のエステティシャンの教育を行ってきたプロフェッショナルだ

何が不幸に見えたのかと、わたしには全くわからなかった

彼もまた、美容師としてのキャリア30年のベテランで、多くの女性に出会ってきたからわかることがあるのだろう

シワの場所1つでその人の人生が見えてくる

刻み込まれたシワは、その人がどれだけの人生を歩んできたのか

今日は、顔のシワと人生について綴ってみたいと思う




▶︎なぜシワができるのか?


年齢を重ねるにつれて、顔のシワが気になってくる

特に40歳を過ぎた頃から、真皮層にあるコラーゲン繊維は再生されなくなっていく

同様に、弾力を支えるエラスチン繊維も同様で、修復されなくなるため、支えることができなくなっていく

化粧品業界では、この真皮層をスプリングベッドで例えてお客様に説明している

肌弾力を司るこのコラーゲン・エラスチン繊維は『 真皮層 』に位置する

大手化粧品メーカーでよく販売されている、ハリを出す美容液だが、真皮層にそもそも有効成分がたどり着くことはない🤔

よく考えてみればわかるのだが、「 化粧品の成分 」でシワが改善できるのであれば「 美容皮膚科 」で行われている「 ボトックス注射 」はどうなのか

化粧品では解決できない悩みを「 美容皮膚科 」が医療として行なっている

結論として、化粧品でできることは「 乾燥ジワをそれ以上深いものにしないようにする 」ケアまでということである

化粧品でできるケア=表皮の乾燥ジワを目立たなくする

薬機法の問題があるので、表現としてはここまでだと考える😌

シワをなくす・治す・なかったことにする ことは化粧品では不可能である

ただし、厚生労働省からその有効成分が認められた場合は『 医薬部外品 』として取り扱われるため、効果がないとは言えない

…がしかし、その人の生活習慣や食生活によって、その有効成分が効果を発揮しないこともある

という理由もあり、わたしは『 シワはその人の人生を象徴している 』と考えるようになったのだ😌



▶︎額の表情ジワが多い人ほど、○○も多い


40歳を過ぎた頃から、ほとんどの女性が気になり始める『 シワの深さ 』

シワがあるだけで、老けてみられるのが嫌だ

20代、30代の頃のようなシワのない肌になりたい

と願う更年期世代が大半だろう🤔

「 鏡を見るたびに、ため息がでるんです 」

同世代の友達に会って、つい顔をみたら、シワの数とできている場所が違うだけで、こんなに老けて見えるんだって思ったら、今すぐこのシワを消したい‼︎って思って…

今までエステサロンで出会ってきたお客様の大半が、「 額にできたシワ 」が気になる という声

実際、わたしのオンラインスクール生も同じ悩みをもっていて、相談してきた😌

「 わたしの周り、ボトックス注射している人が多いんです 」

シワが消えればそれで満足🤔?

ボトックス注射も「 一時的な効果 」ではないだろうか😌

シワができるメカニズムを知れば、ボトックスは必要ないことがわかってくるはずなのだ

スクール生の彼女に、ある質問をしてみた🤔

「 頭皮、硬いですよね 」

気になることは、なんでも調べている彼女は「 そう書いてあって、頭皮マッサージをはじめてみたんです! 」と 話がはやい😂

さらに、わたしは質問を続けた🤔

「 ボトックス注射を受けているその方々は、白髪多くないですか? 」

「 あ!確かに、白髪が多くて悩んでますね 」

白髪の原因は血行不良による毛母細胞への栄養不足や、メラニン色素を作り出すメラノサイト細胞が機能しなくなっているから

実は、そこに🤔女性ホルモンも関係してくる

そして、シワができる原因は頭皮が硬いこと、血流が滞っていること

そして、「 無意識に同じ表情を繰り返している 」ということだ


東京自由が丘ピュールスパのブログ 「額の深いシワ」ができる理由

額の筋肉は、前頭筋といいます。 この前頭筋は、頭の帽状腱膜という膜に付着していて、その腱膜はぐるっと頭を覆い、後頭部にある後頭筋という筋肉に付着しています。 そうです・・・額は、この後頭筋によって、後ろに引き上げられているのです。

そして、後頭筋は、僧帽筋につながっていますので、肩こりで凝り固まった状態では、額を引き上げることができなくなります。 あまり知られていませんが「 肩こりは額のシワ 」をつくる、要因のひとつなのです。

東京自由が丘ピュールスパのブログ 「額の深いシワ」ができる理由

40歳を過ぎると、『 更年期 』という時期へのカウントダウンがはじまる

更年期症状の1つに「 肩こり 」という症状があるが、この症状を放置しておけば、額のシワがより深くなっていく

だが、「 肩こり 」の症状だけが「 額のシワ 」を作り上げているのか、というと そうではない🤔

長年の表情のクセが、更年期という時期に差し掛かってくると、肌弾力を司るコラーゲン繊維やエラスチン繊維が修復、再生されなくなっていく

今までは、新品のスプリングベッドのように、同じ表情を繰り返しても元に戻っていたものが、更年期という時期に差し掛かってくると、一度 クセになってしまったそのシワが元には戻らなくなっていくのだ

ということは🤔

長年の表情のクセ = あなたの今まで積み重ねてきた人生

と言えるのではないだろうか



▶︎子育てに奮闘した結果


大学時代の友人の話をしよう😌

彼女は青森県出身で、大学進学を機に関東に上京してきた

そこで知り合った仲間のうちのひとりと、26歳で結婚した

子供も2人いて、幸せそうな家庭を築いているのだが🤔

「 ともちゃんは、シワがひとつもなくていいな。さすが美容部員さんね 」

会うたびにいつも言われていたのが「 シワがなくていいな 」

子育てに追われ、自分のケアは何一つできなくて、気がついたら目尻にカラスの足跡ができていて、すごいショックだった😞

同じ世代でもうこれだけシワ1つで若くみられるか、老けてみられるか、変わっちゃうんだね…

と、わたしに話してくれた

彼女とわたしのライフスタイルは真逆で、比べる対象も違う

だがわたしは、彼女の目尻のシワを見て「 幸せそうだな 」と思ったのだ😌

それは、彼女の表情を見て思ったのだが、「 目尻のシワ 」は「 笑いジワ 」だったからだ

子育てが大変で…とは言いつつも、2人の女のお子さんに恵まれて、毎日が楽しそうに見えた

もちろん、彼女にもいろんな悩みがあると思う😌

だが、それを乗り越えて、今という時間を大切にしている

目尻のシワからは、「 今すごく幸せ 」という感情が表面にでているだけに過ぎない

そのシワを見て、わたしはちょっぴり「 羨ましいな 」と思ったのだ😌



▶︎シワはあなたの人生そのものだ


顔の どの部分にシワが深く刻み込まれているか🤔

そのシワの場所で「 その人が どのような人生を歩んできたのか 」がわかる

…と美容師30年の彼に言われた

今まで、数多くの女性を担当し、いろんな話を聞いてきた中で、彼の中である方程式ができていたようなのだ

特に、注目して欲しいところがあると言われたのだ😳

それは…『 ほうれい線 』だという

いつもうつむいたまま、別のことを考えながら街を歩いている人の表情って、どんな表情だかわかるかい?

下を向いていると筋肉は下に下がるよね?

さらに、いつもうつむいている人って、『 笑わない 』んだよね

笑っていても、それってこちら側から見ると 『 無理やり笑顔を作っている 』表情でしかないんだ

ということは、顔の筋肉、全然使ってないから、笑い顔が引き攣ってるんだよね

筋肉を使っていない = 凝り固まっている

使わない筋肉を無理やり動かしてみなよ、表情硬いでしょ?
そのコリをほぐさないまま、その表情を何度も繰り返せば、シワが深くなっていくだろ?

さらに、同じ表情ばかりしている人って、そこだけ深いシワができている

笑わない人の大半が『 ほうれい線 』が目立つようになるんだよ

わたしはその話を聞いて、ちょっと納得した🤔

家庭が円満だと、笑いが絶えない = いろんな表情をするので、シワも分散されている

家庭に何か問題があると、笑うことが少ない = いつも同じ表情で悩んでいるので、その表情で作られたシワだけがより深くなっていく

「 だから、申し訳ないんだけど、紹介してもらった彼女、ほうれい線が深いからね、よっぽど深い悩みを抱えているとしか思えなかったんだ 」

という結論を言われたのだった

彼女もまた、わたしと同じ離婚経験があった

女ひとり、これからの人生をどう歩んでいこうか🤔悩んでいたのかも知れない

わたしには、その悩みを一切打ち明けてくれなかったのだが


▶︎更年期10年という時間は、幸せなシワを刻んでいく時間である


最近、エステ業界では「 アンチエイジング 」より 「 リバースエイジング 」というワードが頻繁に出てくるようになった🤔

アンチエイジング = 薬機法大丈夫か😂?それでリバース?
あまり興味がないので、どうでもいいのだが😂

時を戻すエイジング、はエステでは難しいのではないかと思う

ここまでくると、美容外科か美容皮膚科の領域ではないかと

人は、なんとかして「 老化 」を食い止めたいと考えるが、食い止めることはまず無理だ

今日という日が人生で一番若いのだから

現役生がわたしに話してくれた😌

「 人は生まれたその瞬間から老化がはじまるし、死へ向かっている 」

いや、間違いない😭

限られた人生の中で、どのような人生を歩み、全うして死ぬのか

20代や30代の頃は、生きることに必死でがむしゃらに日々を過ごしていた
性成熟期という時期に、女性ホルモンは安定しているため、頑張ろうという意欲も高まっているからだ

だが、40歳を過ぎ更年期という時期を迎える頃、これから先の自分の未来について考え始める時期に差し掛かってくる

それは、介護や子供たちの親離れ、仕事への重責など、環境が目まぐるしく変化し、それに対応するだけでも精一杯なのだ

その経験をしていくうちに、「 自分の将来(老後) 」どうしていけばいいのだろうか🤔

改めて考える時期でもある

以前、綴ったのだが「 更年期10年は付箋回収の10年 」であり、「 過去を振り返り、受け入れ、認め、許す 」10年でもある😌

人を恨み妬み辛みの人生を歩み続ける人生を選ぶ人は、それだけ「 不幸ジワ 」を増やし続ける

逆に「 過去を許し、これからの未来を豊かなものにしたい 」と願うのであれば、これから先の未来は  「 幸せジワ 」が刻み込まれていく

更年期10年を過ぎ、老年期に入った時に、自分の顔を鏡で見れば、それはわかるのだろう😌

わたしは、更年期10年を過ぎた時「 幸せジワ」がたくさんある人間でありたい

今までに起きた出来事をすべて許し、これからの未来に向けて、希望を抱きながら生きていきたい

自分にとって、幸せとはなにか🤔

改めて考えさせられる更年期10年間なのだ😌




佐方ともみ 
美容業界28年目 エステティシャン
IOB認定オーガニック専門家
食べて痩せるオーガニックダイエットBioeat(ビオエット)®︎協会代表
フェミニンケア×更年期プラクティショナー養成講座主宰兼講師


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