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明日から第一歩

退職

1月12日に新宿の職場を退職しました。
もともと一昨年の11月1日から本年3月末までの短い任期の転職でしたが、その短い任期を全うすることもできませんでした。

わたしは勤務していた24階と12階のエレベータフロアから見える富士山に、何度こころが洗われたことか…
退職日も晴れてくれました。

某所25階のエレベータフロア
快晴でしたが逆光でした…

逆光なので富士山の陰影はなかなか見辛いですが、最後にまたその勇姿を見ることができて大満足…
また、この職に就くにあたって、わたしの面接官でもあり、最初にわたしが肺がんであることを告げた人でもあり、大変お世話になった方と、最後にお話することもできました。

わたしは職場の身近で発生した不正について、警告はすれど改善されなかったので告発しました。主犯格の人は未だにのうのうと組織に居座っているのだろうけど、ご自身の意思決定に責任をもたないんだったら正直管理職はやめろと言いたいですが、まあその辺も含め、残る人たちの正義感に委ねることにします。

わたしは癌患者なので、変なことで時間を失いたくないので、さっさと辞めることを決断しましたし、これはわたしの専門の情報セキュリティというよりも、従業員の倫理的な問題でOUTだろうという感じです。

わたしは以前IPAで情報倫理を教えていた頃に、ケースメソッドとして職場での不正にどう自分で判断するのかという問いを受講生に投げかけたことがあります。今回の出来事は、自分がその場面に遭遇したということになりますが、わたしは以前からウェーバーの言う責任倫理と信条倫理の2つの異なる倫理的な考え方のうち、専門職倫理というのは責任倫理が重要と説いていたので、それを今回貫かせていただきました。

その意味では、自分では真っ当な意思決定をしたと思います。多くの倫理学者においても、実際に倫理的問題が自分に降り掛かった時に、責任倫理を貫けることが出来るかといえば、難しいのかも知れません…

わたしも癌患者になって、人生の優先順位が変化したことが、逆に真っ当な生き方の視点での優先順の付け方として現れたのだろうと理解しています。

最後のトラップ

職場では度々、この新宿にある前職の職場について、未練があるのか諦めきれないのか、教養が低いのか嫌がらせなのかわからない元局長と称するYoutuberが、職場の不満分子の告げ口等を拾ってYoutubeに流すことで自己満足されている様子…

わたしの退職に至る件も、そのうち噂になるだろうと思って、退職の御挨拶を都合4種類、時期をづらして送信するトラップを仕掛けました。

このトラップを旧所属の人が解析できれば、組織内にいる不満分子の方々をあぶり出すことが出来るかと思います。

1通は12月4日に送信した御挨拶メールで、次回の打ち合わせが、丁度休暇消化期間になるために、先にお知らせしたまでです。この相手先は、わたしの事情を知った上で、癌患者であることも熟知の上で、入社して欲しい旨のお話をいただいたところです(条件の良いご提案もありましたが、結果的に断りしてしまうことに…)。

2通目は、昨年末20~25日に送付した内容。ここでは業務に関係のあった外部業者で、あまり密接な関わりをもっていないところに限定して送付しました。
1通目、2通目も、わたしの引き継いだ人の連絡先が知りたいといった程度の返信が到着しただけで、内容自体は静観されたようです。

3通目は1月9日に送付したメールで、これは業務的には近しいところで仕事していたベンダー関係や、この職場の主に他部局の人に送付した、不正の事実と経過をやや詳細に記したものになります。

4通目は退職日である1月12日に送付したもので、わたしが不正を止められなかったことは記載していますが、不正を起こした人等の詳細には触れていません。

この不正の事実に関することが、はやくも元局長のYoutubeで掲載されたらしく、その情報源とやらも述べられている様子。その人のX(旧ツイッター)のタイムラインを見てみると、1月10日にUPされているようです。

つまりは3通目の情報が、そこまで到達しているということで、この組織内部の情報を提供している輩はこのXの人と、ほぼツーカーであることが理解できます。

一応、既に前職場になってしまいましたが、わたしと連絡がとれる人には、わたしが送付した3通目のメールのログを採取して、BCCにあるアドレスを拾うと、この外部に提供した人が絞り込めることを伝えました。

ログ採取をやってくれるか否かはお任せするとして、職場にいる不届き者があぶり出されるチャンスではあるかと思います。多分7~8名程度に絞り込めるはずです。

ということで、わたしの最後のトラップが上手く生かされてくれることを祈るのみ…

話題を変えて、最近は…

退職日に色々と足を運んだのが仇となってしまい、翌日に予定していたことをキャンセルすることに…

実は所用でお世話になったビジネススクールに顔を出す予定でしたが、前日夜から足が連続してつる状態で、しかも左右の足に時間差で発生する…

朝の4時まで粘っても続いている状態…

何とか寝ようとしても無理だったので、結局急遽ビジネススクール行きをキャンセルしました…

大変お世話になっている人がいるので、最後まで粘ってみたけど駄目でした…

人生色々

人生お世話になっている人が沢山いて、困った時にみなさん助けてくれた…
お落ちこんでいるときには勇気もいただいた…
何か御恩を返していかないと…

前職に関しても、最初の日に肺腺がんであることを告げ、それでも暖かく迎え入れてくださったことは大変感謝していますし、何より命を助けていただいた御恩には正直まだ応えていないと思ってる…
その代わりに、可能かどうかは未知数だけど、次の転職先で強力にサポートできるサービスができないか構想している…
実現できなければ、2年後あたりに完全に独立した後になるけど、遠回しに御恩に報うことができればと思ってる…

休暇消化中に考えていたのは、なんでもいいから将来に目的を持たないと、怠け癖が出たり、自分で能動的に動かなくなることを学んだのかも…

そういえば、先日、大阪での日本経営倫理学会でお世話になった先生に、経営学から見たAI倫理についての論文を書くと誓ったんだった…
その他、IPAで教えていた情報倫理関係を本に認める活動も途中のままだ…
同様にビジネススクールで教えていた論文作成についても書籍化の一歩手前で止まったままだった…

まだまだやらないと死ねないことが沢山ある…
さて、何とか足のつりは緩和してきたけど、また対策を検討しないと…

抗がん剤の副作用

足をつるのも多分現在抗がん剤の副作用で両足が痺れていますが、それと関連していると思ってます。ただ、その関連があるような内容がネット検索でもなかなか出てこないので、信憑性は微妙ですが…

同時に足の親指の爪の下もジンジンして、そのうち爪が剥がれはしないかと気が気でない状態でもあります。

また最近は、今のところ右手の人差し指と中指だけですが、爪の状態がおかしいことが続いています…

爪先がボロボロ…

爪が割れる等は、時々あるかもしれないと思うのですが、感覚として「爪がグニュッとなる」ような感じで、爪の強度が亡くなる状態…

あまりに爪がボロボロになるので、最近はシリコンの指キャップをしています。
これが分子標的薬タグリッソの副作用なのかも…

爪の耐久性がないというか、爪を構成している材料が欠けているというのか、そんな感覚です。
例えて言えば、コンクリートは砂を材料に固めていますが、その砂が全て発泡スチロールのツブツブになったような感じで、外から力を与えると、グニュッと陥没するような感じで爪が脆くなっているようです…

しばらくは爪にバンドエイドを貼ることで、爪の崩壊を避けてきましたけど、最近はシリコン製の指キャップが重宝します。ただ直ぐに汚れてしまうのが欠点ですね…

明日は入社日

さて、明日から新しい職場…
わたしにとっては初めての株式会社勤務であり、初のコンサルタント職…
まあ何事も経験…
ノウハウを学び、60歳定年後の方向性を決める大切な仕事…
分子標的薬を飲み続け、命をつなぎながら、何とか職務を全うしたいと思います…

また一人旅するのにゃ♫

環境を変えることで、また新しい風を感じ取れれば良いのですが…
なんとかなるさ…

パトラッシュはお留守番!

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