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即断即決可能な人材育成にならないと…

長い社会人経験から

日本の人事に欠けていることで、日本の機動性をとことん落としているのは、持ち帰って検討して時間をかけること…

それも、本当に持ち帰って、詳細まで分析をして、ギリギリに利益になる点を把握した上での決断をするんだったらまだ良い方だけど、単に上司達のメンツで物事が決まるような馬鹿らしい意思決定のためにユーザーを犠牲にしていることが多いですね~♫

つまりは個人で決済できるだけの責任を従業員に与えないことで、自分たちのメンツを得ているんだったら、そんな組織は当たり前に駄目なんだけど、日本ではほとんど改善すらされないですね~♫

責任を持った人を責任のあるポストに配置していないという組織の問題と、与えられたポストにおいて自分だけで責任を負いたくないという責任回避もあり、責任ある意思決定ができないという問題が多くの組織で巣食っているように感じます…

まあ日本の組織変革の1丁目1番地は、まずは「持ち帰り検討する」ことのない責任体制の構築なんだろうと思います。

そのためには従業員に経営者感覚での意思決定ができる人を育て上げるか、引っ張ってくる以外にはないでしょうね~♫

本来、年功序列を打開するためにはそのような人材が必要なのだけど、常に全体最適を意識しつつ部分最適も狙う人材よりも、部分最適を声高に主張して仲間内だけで盛り上がっている企業が多いように思いますね~♫
なので偉くなった人達を観察すると、すでに出身部署の色に染まりすぎているので、全体最適の考え方はいくらその言葉をつかっていても、その考えや行動・実態が乖離していて根付いてない…

そろそろ日本の組織も過去の踏襲で飯を食うんじゃなくて、きちんと企業や団体、組織の将来を考えた経営人材を早期に育成していく必要があるんだろうけど、人材面でも本当に鈍いですよね~♫

「日本は遅れてる」って感じる、もしくは感じ始めている人は沢山いるのですが、それでも事が自分に及ぶと躊躇する人ばかりで、本当に改革になっていないんですよね~♫

DX分野も

最近はDXの用語もいろいろ拡散しているけど、単なるデジタル化だけでDXと言ってみたり、単にファイルやデータをクラウドに上げ、デジタル端末(スマホやiPadなど)を入力端末として整備しただけだったりで、業務フローの一部がデジタル化しただけの場合も多いですね…

最初は良いけど、クラウドも無限じゃないので、定期的に容量をコントロールするとか、データを仕分けする機構がないと、将来は容量が増える分だけ費用負担になるわけで、長期も視野に開発しないと導入当初の人達は後世にネガティブな批判だけ浴びることになるよね~♫

DXも全体最適と効率化などマクロで見れる視点がないと、無駄を内包したDXになりかねないよね~♫

まあそれも人材に起因したりするかな~♫

業界を含めマクロな目を持ち、ミクロにも精通し、経営的な全体最適で企業、団体、組織を把握した上で、責任を持って意思決定できる人材を早期に育成する… その大切さをわかっている人は多くはなってきているけど、それが実行されにくいもどかしさ…

まだまだ人的資源管理分野の課題解決は時間がかかるのかも…
…そうこうしている時間的余裕はないのに…

現職では

そのように考えると、現職場は一般企業で活躍していたベテラン層を一気呵成に外部から取り込んで、ある意味掻き回している点で、改革意欲は素晴らしいと思っています。

業務の推進力とその成果への時間短縮を狙う上では、組織文化の変革も含め、外部からの人材の活用って重要なのかも… 最近そう思うようになりました。

ただあまりにも課題が山積しているので、それらの人材が個々の案件処理に追われてしまう傾向が… つまりは個々の案件は百戦錬磨の専門家として対応処理も早く件数としてカウントされる数字は伸びを示すけど、同じような課題が沢山あるので、それを総合的対処できていないところはあるかな~♪

任期付きなので、短期に自分の持っているものをすべて現職につぎ込みたい気持ちはあるけど、強引だと軋轢も生じるというもの。わたしの担っている仕事も、上場企業に比べると10年程度、わたしと同じ分野の専門家も10~20年程度遅れているという認識では一致しているのですが、その違いをいきなり言っても、あらぬハレーションを起こすというもの…

個人的には、利便性と効率性と将来に十分もとがとれるシステムに一元化することが重要と考えるものがあるのですが、そもそも部署間をまたぐシステムという考えが無かったり、システムの共同提案というスキームそのものが無かったりするために、効率の良いものを構築するという発想がそもそもないというボトルネックも見つかりました…

残りの短い任期の中では、共同提案方式を採用して、雨後の竹の子のように同じようなシステムや外部利用が進む状態で無駄金を注ぎ込むようなものは早々にやめて、集約する方向になる道筋と、10年遅れた状態をできるだけ縮める努力の青写真は残しておくかな~♪

話をもとに戻して

話が脱線しつつあったので、この辺で話を戻して、やはり違う畑からやってくると、前職と現職の粗探しや比較を始めてしまうのは多くの人に共通することかと思います。

前職の悪いところもありますが、逆に全く気にもしてなかった良いことも感じるようになりましたし、現職の良いところも沢山知ることができました。
まあ、遅れているところや欠点も直ぐに指摘すると、あらぬ軋轢になるので、今は何故それが改善できないのかを引き続き探って、そのネックとなる部分の導出を関係者が理解できるように仕向けることを経て、改善できる方法を含めて提案することが必要かと思っています。

とはいえ、人材は大切ですね。狭い部署だけの利益に走らずに、組織全体やユーザーのことを考えた広い視野で物事を判断できる人の育成って、これからも重要なこと。特に人材採用が難しくなってきている昨今ですから、人材育成も相互理解のもとに続けていかないと、わたしの世代が社会人になった頃のスポ根状態や先輩の技を盗め的な育成は、現在では向かないですね♪

最後に

個人的には、もっと早めに転職していたら、もっと面白い人生があったのかも知れないと思ったりしてます…

まあ、それでも今に至る選択は間違いではなかったですね…
転職日4日前に肺癌の宣告をされるまでは…

高校1年の盲腸の手術以降、約40年間は病気とは一切関わりない人生を歩んできたので、この辺で、自分の健康をもっと考えよと、何らかの啓示が、タバコも吸わないのに肺癌になることで理解させようとしたのだろう…

さあ、おじさんも若者に負けず、残りの人生(数年ないかも知れないけど)、もっと学んで即断即決ができる人になりますぞ~♪

いつも笑顔を忘れずに(^^♪ 笑顔とやる気とワクワク感…

「にゃ~♬」
可笑しいかパトラッシュ、お前も笑ってるにゃ♫

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