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肺癌手術(右肺上葉切除)から一月を経て

満員電車にも乗れるようになりました

術後、職場復帰を果たしたものの、やっぱり右肺手術後を気にして、ビジネスバックを右肩に引っ掛けるのもできず、右手をつり革に掛けるのも勇気が必要でした…

でも一ヶ月を経て、ビジネスバックを右肩に掛けても平気になりました。少しづつ改善が見られ、今は右手をつり革に掛けても、怖さはなくなるほどになりました。

外見上は全く健常者と変わらないくらいになれたのは、回復として早いのかも…

周期ズレ

当初は恐る恐る呼吸をしていましたが、今は、十分な呼吸も可能になったと認識できるほどになりました。

でも色々と違うと感じるところもあります。

やはり肺の約20%を失うと、自分では意識せずともその分、呼吸する周期が早くなっているのだろうと思います。それに比べ、心臓はこれまで同様の周期で活動しているので、心臓と肺で周期のミスマッチを起こすのかも知れません。

時々、自分の意識と裏腹に、急に空気を吸い込むときがあります。きっと、身体の自然な反応で、本来吸い込むべき酸素量にとどかなかったので、あわてて呼吸を促すような自然な活動かと思っています。

多分、これから時間をかけて、身体が丁度よい折り合いを探していくのかも…

咳が気になる

手術後からこれまでずっと咳き込むことが多くなりました。切除した肺癌部分以外に、別に2箇所、癌と判明しているわけではないけど、同じような小さな影がありましたので、今度はそこが活性化されているのではと妙な勘ぐりもしているところです。

この辺は、今度1月27日に外来で病院に行きますので、先生に聞いてみようと思っています。

ちなみに風邪薬も飲みましたが、風邪をひいているわけではないので、この咳は風邪とは関係ないと思っています。

とはいえ、もともと花粉症なので、そろそろ花粉が飛んでいるとの噂もあり、先日アレジオンを購入したばかり…

仕事の予定が組めない

職場復帰はしたものの、今後はじまる化学療法(抗癌剤治療)の入院日程も含め、先々の予定が立てられないのが、今困っているところです。

やりたい仕事は山のように目の前にあるのに、それをやりたいと手をあげたいのに、素直にできず躊躇する毎日…

これも耐えないといけないのかも…
単なる癌なのに、その影響は完全に自分がかかわる周辺にまで影響してしまう…

今は職場の方々に支えられていますが、自分がもっと貢献できる「何か」を自分の頭で考え抜いてみようと模索中です…

肺へのいたわり

今は、やっと朝、昼、晩の痛み止めを飲まずに過ごせるようになりました。時々チクッとなることはありますが、これにも慣れてきました。

まだ長距離を歩くと口呼吸になってしまい、持久力がありませんが、もともと速歩きする派だったので、スピードを落として歩くのも自分のためと考えて励行するようにしています。

肺の痛みの緩和に、カイロを背中や脇腹に貼っています。これは痛み止めを飲まない今も実行しています。

おかげで、職場でもシャツを腕まくりしつつも汗をかきやすい状態で、ホカホカしてます。1月末までは少なくともこの状態をキープかな…

人間変わるもの…

先日、職場近くの地下鉄の駅で降り、職場に向かう途中に、車椅子のおばさんがよろよろと自力でエレベータ方向に向かっていたので、そのお手伝いをしました。

癌になる前の自分だと、まずはそのような人に気づかなかったかも知れないし、速歩きのまま通り過ぎ、自分から歩み寄るってこともできなかったように思います。

でも、今は色々とかつての自分とは違うところに、目を向けることができるような気がしています。社会的弱者の方々は、健常者以上に強い意志と強い心を持っていることに尊敬の念を抱いているからかも知れません…

わたしはまだまだ普通の生活ができるだけ、恵まれているのかも…

生きてる間に色々な気づきを与えてくれるために癌サバイバーに選ばれてしまったのだとポジティブに考えよう…

                  From 5年生存率35%の男


1/23追記

昨日までは痛み止めもいらなくなったと喜んでいたのに、今日は朝から右肺の気管支側が痛くて、痛み止めを復活。

かつ、いつもはカイロ(大)を背中に、カイロ(小)を右脇と右脇腹上に貼っているのですが、それ以外に、右肺気管支の上にもカイロ(小)を貼って出勤…

仕事中もズキズキしてました…
気圧のせいなのか原因わからず…

明日も仕事ですが、明後日は寒波らしいので、水曜、木曜は用心して、在宅勤務申請しました。金曜日は午前中病院、午後はリモート会議2本立ての予定…

このズキズキが続いたのは術後初めて…
少し不安…

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