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スーザン・カンデル『E・S・ガードナーへの手紙 創元推理文庫』青木純子訳 東京創元社 2008年5月刊  Donald Byrd (1932.1.29-2013.2.4)"'Round Midnight" (1956.8.3)  日記 2016年9月8日 思ふことなど問ふ人のなかるらんあふげば空に月ぞさやけき 新古今和歌集 1782

日記
2016年9月8日
午前1時起床 雨
室温25.0度 湿度77%
体重51.4kg BMI 19.1
懸垂4回
61歳8か月

https://en.wikipedia.org/wiki/2_Trumpets

Donald Byrd (1932.1.29-2013.2.4)
"'Round Midnight" (1956.8.3)
https://www.youtube.com/watch?v=DqjwXtDnCYU

2 Trumpets (1957.1)
Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, August 3, 1956
Donald Byrd (1932.1.29-2013.2.4)
 trumpet
Barry Harris (1929.12.15-2021.12.8)
 piano
Doug Watkins (1934.3.2-1962.2.5)
 bass
Art Taylor (1929.4.6-1995.2.6)
 drums
https://en.wikipedia.org/wiki/2_Trumpets
ttps://www.amazon.co.jp/dp/B000ECY3O8
https://www.discogs.com/ja/release/2517603-Farmer-Byrd-2-Trumpets
https://www.jazzdisco.org/donald-byrd/discography/#560803

https://en.wikipedia.org/wiki/Donald_Byrd

ドナルド・バード(1932.12.9-2013.2.4)の名前は、
アート・ブレイキー・ジャズ・メッセンジャーズの
初期のトランぺッターとして、
立川市曙町にあった都立北多摩高校
(2013年3月末閉校 現在は東京都立立川国際中等教育学校・中高一貫制共学校)の三年生の頃(1972)から通い始めた
国立市旭通りのジャズ喫茶「喇叭」で知りましたけど、
アルバムを買ったことはありません。
2004年11月うつ病発症休職以降に
福岡市総合図書館から借りた、様々なミュージシャンとの
共演CDからの演奏57曲
Jackie McLean Lights Out! (1956.1)

Dexter Gordon One Flight Up (1964.6)
を、パソコンの
ウィンドウズメディアプレイヤーに収納して
聴いてきましたが、
この「ラウンド・ミッドナイト」の
演奏は
https://en.wikipedia.org/wiki/'Round_Midnight_(song)
で知って、ユーチューブで初めて聴きました。

2 Trumpets (1957.1)
"The Third" (Donald Byrd) – 7:42
"Contour" (Kenny Drew) – 7:38
"When Your Lover Has Gone" (Einar Aaron Swan) – 5:13
"Dig" (Miles Davis) – 14:29
"'Round Midnight" (Thelonious Monk, Cootie Williams, Bernie Hanighen) – 6:38 
https://www.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nT1M_xkncBmw41ek6f1zHYfSkHypATL8I


思ふことなど問ふ人のなかるらんあふげば空に月ぞさやけき
 前大僧正慈円
 五十首歌の中に
新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1782
「わが胸の思いをどうして誰も尋ねてくれないのであろう。仰げば空に月ばかりが明るく澄んでいる。」
『新日本古典文学大系 11』岩波書店 1992.1 p.518
建仁元年(1201)二月、老若五十首歌合、初句「思ふことを」。
訴えたいことを胸中に懐いて悶々とし、月も笑覧あれの気持ちか。
「月」に寄せる雑歌。

慈円(じえん 1155-1225)
平安時代末期から鎌倉時代初期の天台宗の僧。
藤原兼実の弟。
千載集初出。新古今入集九十二首(西行に次ぐ第二位)。
勅撰入集二百六十九首。
隠岐での後鳥羽院による
『時代不同歌合』では僧正遍昭と番えられている。
小倉百人一首 95
「おほけなくうき世の民におほふかなわが立つ杣に墨染の袖」
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/jien.html

https://ja.wikipedia.org/wiki/慈円

2013年の立春、
2月4日から毎日一首づつ読み始めた
新古今和歌集の通読(つぶやき)が
四年かかって終わりました。
https://bookmeter.com/mutters/153791951
https://bookmeter.com/mutters/153744722
全二十巻
春夏秋冬賀哀傷離別羈旅恋雑神祇釈教
1995首
明日から再読
2017.3.26

 

スーザン・カンデル(1961.10.31- )
『E・S・ガードナーへの手紙
 創元推理文庫』
青木純子訳
カバー森英二郎(版画)
東京創元社 2008年5月刊
350ページ
https://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488294045
https://www.amazon.co.jp/dp/4488294049
「元ミス・コン優勝者でヴィンテージファッション・マニアのライター、
シシー。ミステリ作家の伝記専門で、現在はE・S・ガードナー伝執筆中
の彼女は、弁護士ガードナーの資料中に、妻殺しの罪で投獄された男の
冤罪を訴える手紙を見つけた。〈要追跡調査〉というガードナー自身の
メモに興味を抱いたシシーは40年前の事件を探り始める。
ミステリ・マニア必読のシリーズ第1弾!
訳者あとがき=青木純子」

試し読み
https://binb.bricks.pub/contents/9df27f50-5f5b-47e6-b073-fbd9945ae572/speed_reader

2009年9月16日読了
福岡市総合図書館蔵書
読書メーター投稿
https://bookmeter.com/reviews/3130947
に加筆、
2016年9月8日
フェイスブック投稿
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/pfbid02yhgFsTZAW9B4FyaELFK9qwZfimUehMpoCDW63nhgjHMKBfW2fzhJxYTtGwrVJR2Gl

2004年に米国で発表された
伝記作家シシー・カルーソー・シリーズ第1作
Susan Kandel (1961.10.31- )
I Dreamed I Married Perry Mason
: A Cece Caruso Mystery (2004.6)
https://www.amazon.com/dp/B0009K75TK

https://www.amazon.co.jp/dp/0060581050

https://en.wikipedia.org/wiki/Susan_Kandel

https://www.goodreads.com/author/list/10219.Susan_Kandel

https://www.susankandel.com/

探偵役を務める主人公の職業が
ミステリ小説家の伝記作家だという設定は私は初めてです。

シシーはヴィンテージファッション・マニアという設定なので
服装にあまり興味のない私には読んでいてもイメージが浮かばない
描写が何か所もありました。ファッションに関心のある
ミステリ読者なら私の何倍も楽しめるのでしょう。

E.S.ガードナー原作のTVドラマ
『弁護士ペリー・メイスン』の録画を観直したくなりましたが、
VTRとVHSビデオカセットを全部廃棄してしまったので観られません。
DVDボックスセットが欲しいなぁ。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01FHYHF42


https://ja.wikipedia.org/wiki/ハンティントン・ライブラリー
「アメリカ合衆国カリフォルニア州サン・マリノに位置する教育研究機関。もともとは、鉄道王といわれた実業家ヘンリー・E.ハンティントン (en:Henry E. Huntington) の邸宅だった建物で、現在は図書館、イギリスの肖像画や18世紀のフランス家具などのコレクションで有名な美術館、北米随一のソテツが栽培されている植物園がある」

「ハンティントンに流れる大気は暖かく、しかも濃厚。
贅沢(ルクス)と静寂(カルム)と至福(ヴォリュプテ)
に満ちた楽園だ。」
p.184

シシーが娘のアニーと会う
「ハンティントン・ライブラリー、
アート・コレクション&ボタニカル・ガーデン」
を描写する、この文章は、
ボードレールの詩
「旅への誘(いざな)い」の引用です。

  La, tout n'est qu'ordre et beaute,
  Luxe, calme et volupte.

Charles Baudelaire (1821.4.9-1867.8.31)
L'invitation au voyage.
https://youtu.be/wAoEKJGJNvY?t=44


著者、スーザン・カンデルは大学で美術史を教えていたそうで、
フランス文学の知識を披露したかったのかな。

「ミステリ専門書店の不作法な店員でさえ、わたしの生活が
ペリー・メイスン一色になっているのを見抜いている。
そう、世界的に有名で、多くの人から愛されている、
あの法廷弁護士ペリー・メイスンである。
ペリーが事件を引きうける際の条件
(窮地に立たされた金髪女性なら申し分なし)、
彼の口癖(言語道断!)、
ステーキの焼き加減の好み(表面だけをさっとあぶったレア)、
車の運転をあとにひかえている時に飲む飲物
(ウィスキーをちょっとたらした炭酸水)等々、
要するに、秘書の鑑ともいうべきかの
デラ・ストリートなら知っているだろうことは、
ひととおり押さえているつもりだ。
彼の法廷での手腕に舌を巻きつつ眠りに落ち、
彼の柔軟な職業倫理に思いを馳せながら目を覚ますのが最近の日課だ。
そんなふうに言うとまるでペリー・メイスン狂に思われそうだが、
これはあくまでも職業としてやっているにすぎない。
夫に愛想を尽かして別れて以来、わたしは
ミステリ作家たちの伝記を書いてどうにか食べている。
そしてこの十二ヶ月間は、頭脳明晰かつ沈着冷静な弁護士
ペリー・メイスンの生みの親、
アール・スタンリー・ガードナーの伝記に取り組んでいる。」
p.13

https://binb.bricks.pub/contents/9df27f50-5f5b-47e6-b073-fbd9945ae572/speed_reader
https://binb.bricks.pub/contents/9df27f50-5f5b-47e6-b073-fbd9945ae572/speed_reader
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「次に試したのは、イングリッド・バーグマンが
『汚名』[1946]の製作発表で着用したものだった。
黒のシルクのスカート、
左右の前身頃を重ね合わせるデザインの白のブラウス、
そしてスエードの太いベルトと
ラインストーン入りのバックルが全体を引きしめている。
シンプルかつエレガント。」
p.229

https://www.amazon.co.jp/dp/B07YVNQ3CF


ヒッチコック映画の題名が出てきました。
米国のミステリ読者はみんなバーグマンの名前と
1940年代のサスペンス映画の題名を
知っているのでしょうか?

「ブリジットがたちまち講義口調になる。
「衣裳担当のエディス・ヘッドがドロシー・ラムーアの
主演映画ではじめてサロンを登場させたのが1936年、
パラマウント映画『ジャングルの女王』でのこと。
これをきっかけに、南国風の絵柄やゆったりとした
サロン風ドレープが流行して第二次大戦中まで
その流行は続いたのであります。」」
p.230

エディス・ヘッド(Edith Head 1897-1981
イーディス・ヘッドとも)は、
アカデミー衣裳デザイン賞に30回以上ノミネートされ、
8回オスカーを取った映画衣装デザイナーです。

http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=811509
『汚名』1946 や
『裏窓』1954 他のヒッチコック作品をはじめ、
オードリー・ヘップバーンの
『ローマの休日』1953 や
『麗しのサブリナ』1954
(サブリナがパリから帰国するシーン以降はジバンシーが担当)他、
たくさんの映画を担当しました。

https://www.allcinema.net/cinema/3813

https://www.allcinema.net/cinema/2608

https://www.allcinema.net/cinema/25599

https://www.allcinema.net/cinema/2631


「和田誠(1936.4.10-2019.10.7)
『汚名』が、ぼくにとっては、ヒッチコックとの最初の出会いなんだよ。
もうこれで、いっぺんにヒチコックが好きになった。でも、よく考えて
みると、当時高校一年生だったから、あんな異常な状況における恋愛
なんてよくわかるはずがないんだよね。それがこの映画の魅力の半分
くらい占めてるでしょ。半分わからなくても好きになる映画だったんだ
ね(笑)。シャンペンと酒蔵のサスペンスは、スパイ行為が見つかるか
どうかというサスペンスでもあるんだけど、人妻との行動を夫に見られるか
どうか、というシーンでもあるわけだ。今、また、あらためて観ると、全然違う映画の面白さがある。

山田宏一(1938.9.13- )
ヒッチコック映画の豊かさなんだろうね。
いろいろな要素がたっぷりと入っている。

和田 話そのものは、『北北西に進路を取れ』1959 みたいに、いろんな
エピソードが出てくるというんじゃなくて、ストレートでシンプル
なんだよね。にもかかわらず、映画的なふくらみはすごくある。

山田 『北北西に進路を取れ』とは正反対というか、対照的な
ヒッチコック映画と言えるかもしれないな。少なくとも、
ケーリー・グラントの役は対照的だよね。

和田 『汚名』のケーリー・グラントの役は暗い、
『北北西に進路を取れ』では正反対に明るい役だもんね。

山田 その意味では、『汚名』と『北北西に進路を取れ』は
ヒッチコックの二面を代表する作品だね。」
p.193
『ヒッチコックに進路を取れ』
草思社 2009.8 p.193
https://note.com/fe1955/n/n7f7a01861383

読書メーター
ミステリの本棚
登録冊数368冊 著者名五十音順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091193

https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/610174689057174

四年前に読んだミステリ。スーザン・カンデル 『少女探偵の肖像(創元推理文庫)』 http://bit.ly/NTh1JK #bookmeter 青木純子訳 東京創元社...

Posted by 山本 鉄二郎 on Saturday, April 12, 2014

https://note.com/fe1955/n/nd9e98e4ef15a

https://note.com/fe1955/n/n1c4ac17a1669

https://note.com/fe1955/n/n91e9e50e2cbf

https://note.com/fe1955/n/nec01c0006462


https://note.com/fe1955/n/n56885d146ba1

https://note.com/fe1955/n/n30cbac7af55f

https://note.com/fe1955/n/nca3f1d3915ad

https://note.com/fe1955/n/ne4a4fd47649a

https://note.com/fe1955/n/n770c8fc0a2b3

https://note.com/fe1955/n/n367de278ead9

https://note.com/fe1955/n/n290446e2d25c

https://note.com/fe1955/n/n4b5a41b5f149

https://note.com/fe1955/n/n63a75c1e0754

https://note.com/fe1955/n/n0db218a3afd8

https://note.com/fe1955/n/n0204b24b491f

https://note.com/fe1955/n/nae61ba300340

https://note.com/fe1955/n/n4bc95498af2b

https://note.com/fe1955/n/nd8ae282a85ad






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