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ピーター・スワンソン(1968.5.26- )『そしてミランダを殺す(創元推理文庫)』務台夏子訳 東京創元社 2018年2月刊  The Rolling Stones"Moonlight Mile" (1971)  小林信彦(1932.12.2- )  Sarah Vaughan (1924.3.27-1990.4.3)"'Round Midnight" (1963.6.6)  日記 2018年7月8日 わが宿のをばなが末にしら露のおきし日よりぞ秋風も吹く 新古今和歌集 462

日記
2018年7月8日
午前4時15分起床 室温23.1度 湿度75%
体重54.3kg BMI 20.2
懸垂11回
63歳6カ月

https://www.amazon.com/dp/B06XCHJVJ2

Sarah Vaughan (1924.3.27-1990.4.3)
"'Round Midnight" (1963.6.6)
https://www.youtube.com/watch?v=qNA1mzln2CU

Sarah Sings Soulfully (1965)
Recorded June 6, 12, 1963
Sarah Vaughan - vocals
Carmell Jones - trumpet
Teddy Edwards - tenor saxophone
Ernie Freeman - electronic organ, double bass, guitar
Milt Turner - drums
Gerald Wilson - arranger
https://www.amazon.com/dp/B06XCHJVJ2
https://en.wikipedia.org/wiki/Sarah_Sings_Soulfully

高校生の頃(1970-72)からジャズを聴き続けてますけど、
ジャズヴォーカルは、言葉が理解できないので、
あまり聴いてません。なので、
サラ・ヴォーン(1924.3.27-1990.4.3)のアルバムを買ったことはなく、
2004年11月うつ病発症休職以降に
福岡市総合図書館から借りた
CD5枚(55曲)
One Night Stand The Town Hall (1947.11.8)
 ~ 
No Count Sarah (1958)
を、パソコンのウィンドウズメディアプレイヤーに収納して
聴いてきました。
この歌唱は、
https://ja.wikipedia.org/wiki/ラウンド・ミッドナイト_(曲)
で知って、ユーチューブで初めて聴きました。

歌詞・日本語訳
作詞
バーニー・ハニゲン
Bernie Hanighen
1908.4.27-1976.10.19
http://oyogetaiyakukun.blogspot.com/2013/07/round-midnight-ella-fitzgeraldamy.html


Sarah Vaughan (1924.3.27-1990.4.3)
"Like Someone in Love" (1958.3.7)
After Hours at the London House (1959)
https://note.com/fe1955/n/n6c0476ac1538

Sarah Vaughan (1924.3.27-1990.4.3)
"Polka Dots and Moonbeams" (1957.2.14)
Swingin' Easy (1957)
https://note.com/fe1955/n/n70623300779a


わが宿のをばなが末にしら露のおきし日よりぞ秋風も吹く
 中納言家持
 題しらず
新古今和歌集 巻第五 秋歌下 462
「わが家の尾花の先に白露が置いたその日から秋風も吹きはじめたことだ。」
『新日本古典文学大系 11』岩波書店 1992.1 p.144
家持集・秋歌。をばな ススキの穂。
「草に結ぶ露」の歌。

大伴家持(おおとものやかもち 718?-785)
奈良時代の貴族・歌人。
拾遺集初出。勅撰入集六十三首。
「万葉集の歌人でその編纂に関わったと考えられている。
家集『家持集』の内実は万葉集抄であり、
新古今入集歌も多くは家持の真作ではない。」
巻末 作者名索引 p.23
隠岐での後鳥羽院による『時代不同歌合』では藤原清輔と番えられている。
小倉百人一首 6 「かささぎのわたせる橋におく霜の白きを見れば夜ぞふけにける」
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/yakamot2.html

https://ja.wikipedia.org/wiki/大伴家持

2013年の立春、
2月4日から毎日一首づつ読み始めた
新古今和歌集の通読(つぶやき)が
四年かかって終わりました。
https://bookmeter.com/mutters/153791951
https://bookmeter.com/mutters/153744722
全二十巻
春夏秋冬賀哀傷離別羈旅恋雑神祇釈教
1995首
明日から再読
2017.3.26


ピーター・スワンソン
Peter Swanson (1968.5.26- )
『そしてミランダを殺す 
創元推理文庫』
務台夏子訳
東京創元社 2018年2月刊
2018年5月2日3刷
福岡市総合図書館蔵書

https://www.amazon.co.jp/dp/4488173055
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488173050
http://www.webmysteries.jp/topic/1802-04.html
http://www.webmysteries.jp/topic/1805-03.html

「空港のバーで離陸までの時間をつぶしていたテッドは、
見知らぬ美女リリーに出会う。彼は酔った勢いで、
妻のミランダの浮気を知ったことを話し
「妻を殺したい」と言ってしまう。
リリーはミランダは殺されて当然だと断言し、
協力を申し出る。だがふたりの殺人計画が具体化され
決行の日が近づいたとき、予想外の事件が起こり……。
男女4人のモノローグで、殺す者と殺される者、
追う者と追われる者の策略と攻防を描く傑作ミステリ!」

2015年に米国で発表された、
1968年生まれな
Peter Swanson の第二作、
The Kind Worth Killing (2015)
の翻訳。
https://www.amazon.co.jp/dp/0571302211

https://www.amazon.co.jp/dp/4488173055

http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488173050

http://www.webmysteries.jp/topic/1802-04.html

http://www.webmysteries.jp/topic/1805-03.html

巻末解説(三橋曉)によれば、
原題は「殺されて当然の者たち」
という意味だそうです。

男女四人によるモノローグ全34章、
427ページを読み始めたら
途中で止められませんでした。

第一部「空港のバーのルール」
第二部「未完成の家」
第三部「死体をうまく隠す」


「男女四人の語りで進行する殺人計画。
この展開、予想できるはずがない!」

「ギタリストが
ストーンズの
「ムーンライトマイル」を弾きはじめ、
それをBGMに、わたしの新しい友人たちは
テッド・セヴァーソンと妻の
ミランダがいかに金持ちかを語った。」
p.225
「第十八章 リリー」

The Rolling Stones
"Moonlight Mile" (1971)
5:58
https://www.youtube.com/watch?v=7PXOHpBneEU
は、1971年4月23日にリリースされた
ローリング・ストーンズのLP、
Sticky Fingers のB面5曲目(最終曲)です。
1955年1月生まれな私が
高校生の頃(1970-72)に、
初めてリアルタイムで買った
ストーンズの新作アルバムなので、何度も何度も、
数えきれないほど聴きました。
1968年5月生まれのピーター・スワンソンさんは、
何歳の頃に、
「ムーンライトマイル」を聴いたんだろう?

https://en.wikipedia.org/wiki/Sticky_Fingers
https://ja.wikipedia.org/wiki/スティッキー・フィンガーズ

「カウチを下りて、腕を横に振り、
つま先立って二、三回飛び跳ねた。
肌はむずむず、頭はくらくらしていた。
わたしは氷の上にケテルワンを少し注ぎ、
暗い家のなかをさまよい歩いた。」
p.286
「二十三章 ミランダ」

ケテルワンを知らなかったのでググってみました。
1691年創業なオランダの蒸溜所による
小麦100%を原料とするウオッカでした。
https://item.rakuten.co.jp/kaiseiya/0046606/
https://www.amazon.co.jp/dp/B006Y8OGB6

読書メーター
ミステリの本棚
登録冊数368冊 著者名五十音順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091193

小林信彦(1932.12.2- )
『また、本音を申せば』
文藝春秋 2020年4月刊
296ページ

「ピーター・スワンソン第二作
『そしてミランダを殺す』
創元推理文庫 2018
を読み終えて、とんでもない作家だな、と思った。
してやられた、と思った。
平凡に見える物語は、ラストで非凡なものに転じてしまう。
すぐれたミステリーは大体そうなので、
読み終えれば、またしてもハメられたなと感じる。
戦後、横溝正史に始まって、坂口安吾、クリスティから
順々に読んできたつみかさね(私の側の)はどうなるのか
と自問したが、結局、私は <ミステリ好きの凡人> にすぎないのだ
という答えを出した。
ラストの人物処理など、どうして、見事なものだ。
探偵役の消し方もうまい。
ここで、探偵役が作っていた下手な詩の生かし方など、
ひざを叩きたくなるほどである。
ミステリはかくあるべしというお手本だと考えている。」
p.227
「結末でひねられる
[『週刊文春』]2019.10.10」

読書メーター
小林信彦の本棚
登録冊数135冊 刊行年月順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091202

https://note.com/fe1955/n/n9aa89f5956c7

https://note.com/fe1955/n/n09e4f9d45b7c

https://note.com/fe1955/n/nd3107e7463f1

https://note.com/fe1955/n/n82441377b708

https://note.com/fe1955/n/n6cc0a819ea9a

https://note.com/fe1955/n/n24191b2da921

https://note.com/fe1955/n/n7f7a01861383

https://note.com/fe1955/n/n19f177b4b2ad

https://note.com/fe1955/n/n5f3ffdad5aa7




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