益田ミリ(1969.1- )「ランチの時間 第3回 ナポリタン」『小説現代』2020年5月号 片岡義男 『ナポリへの道』 アーネスト・ヘミングウェイ「二つの心臓の大きな川」
『小説現代』2020年5月号
講談社 2020年4月22日発売
https://www.amazon.co.jp/dp/B086Y7CMVK
益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第3回[ナポリタン]」
p.232-235
四コママンガ4ページ
2022年10月2日読了
1969年1月大阪府生まれ京都芸術短期大学卒業な
益田ミリさんの未単行本化連載中作品。
益田ミリ『お茶の時間』講談社 2016.6
https://www.amazon.co.jp/dp/4062201208
『esora 小説現代 特別編集』Vol.10(2010.8)~Vol.15(2012.12)
『小説現代』2014年4月号~2016年3月号連載
「仕事の打ち合わせでホテルニューオータニへ
『エクストラスーパーあまおうショートケーキ』
1個3000円のショートケーキなんか食べたら、
実家の母に叱られそう
カロリーも高そうだし、45歳にもなって
こんなの食べていいんでしょうか……」
p.66「いちごの季節」
を読んだのは2022年6月でした。
https://note.com/fe1955/n/n7c814f94da40
さて、今回は何を食べるのか?
「こんなことをして よいのでしょうか
編集者 いいと思います
ま、えーか
ザ・キャピトルホテル東急のレストラン
https://www.tokyuhotels.co.jp/capitol-h/restaurant/origami/
「ORIGAMI」の高級ナポリタン(2300円)を食べてみることにしたのでした
伊勢エビ入ってるかも~
ナポリタンってナポリにはないって 聞いたことあります
ハイ 和製だと思います
お――っ ソースでパスタかくれてる
小エビが大きいです
フォークとスプーンでナポリタン はじめてかも!
ボクもです
うん、ナポリタンの味してます クリーミィナポリタンですネ おいしい!
ベーコンとマッシュルーム入ってます ピーマンも」
「第1回 神保町 天麩羅 はちまき 海老天丼 1000円」
と同じ男性、
「大学の研究室で乱歩をやってた」
『小説現代』2020年3月号 p.233
https://note.com/fe1955/n/n399595d6e705
なので、講談社の編集者なのでしょうね。
ただし彼の考えとは違って、
スパゲティナポリタンは和製ではなく、
フランス料理から明治時代末の銀座へのようです。
https://urbanlife.tokyo/post/77272/
近代食文化研究会
明治時代の銀座に現れたカツサンド。
実はフランス料理だった?
「エスコフィエ[Georges Auguste Escoffier, 1846.10.28-1935.2.12]の『Le Guide Culinaire』1903 には、その名もズバリ Napolitaine(ナポリタン)という料理があります。茹でたスパゲッティをトマトピューレ、チーズ、バターで和えたものです。
トマトピューレで和える添え物のナポリタンが、一品料理に出世し、さらにトマトピューレがより入手しやすいトマトケチャップで代用されるようになった日本のナポリタンは、フランス料理における添え物ナポリタンがアレンジされたものなのでしょう。
もしそうならば、ナポリタンとナポリが関係するとはかぎりません。フランス料理につく地名は、けっこうでたらめなものですから。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/オーギュスト・エスコフィエ
片岡義男 『ナポリへの道』 東京書籍 2008.9
https://www.amazon.co.jp/dp/4487802830
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/696121687129140
では、進駐軍(占領米軍)の料理に由来、でした。
「スパゲティ・ナポリタンが戦後の日本をそのまま体現している、という事実
[…]
敗戦、終戦、焼け跡、占領、民主主義、米軍基地、復興への道、といった敗戦直後の日本をその一身に引き受けたような側面を、スパゲティ・ナポリタンは持っている。
占領アメリカ軍が間に合わせに作った食事にケチャップによるスパゲッティ料理があり、それが日本の民間へと出て行き、1940年代の後半から終わりにかけて、戦後の巷に広まって人気を得た、というかたちで戦後の日本をスパゲティ・ナポリタンは映し出している。
占領米軍から日本の巷へと出たその瞬間には早くも、日本らしい工夫がその料理に対してほどこされていた事実は、僕のとらえかたでは驚嘆に値する……」p.158「あとがき」
玉ねぎとハムにグリーンピースという日本人の工夫が、ナポリにはない、イタリア人は知らない、スパゲティ・ナポリタンを成立させたそうです。
アーネスト・ヘミングウェイ
「二つの心臓の大きな川」
『われらの時代・男だけの世界 ヘミングウェイ全短編 1 (新潮文庫)』新潮社 1995.10 p.190
https://www.amazon.co.jp/dp/4102100105
では、ニック・アダムス君が野営地で、
ポークと豆の缶詰、
スパゲッティの缶詰、
トマト・ケチャップ
を混ぜて食べてます。
「…… 小高いその地面は木の生えた砂地で、草地と川の流れと湿地が見わたせた。ニックはザックとロッド・ケースを下ろして、平坦な場所を探した。すごく腹がすいていたが、食事をこしらえる前にテントをはりたかった
……
テントの棟ポール代わりになる張り綱を松の幹にくくりつけて、テントを地面から引き起こした
……
テントの中には、褐色のキャンヴァスを透かして光が注ぎ込んでいた。内部はキャンヴァスのいい匂いがした
……
きょうは朝からいい気分だったのだが、いまの気持ちは格別だった。これですべての準備が終った
……
しんどい旅だったから、かなり疲れている。が、それも終った。キャンプの支度も終った。これで落ち着いた
……
いまさらのように、空腹を覚えた
……
こんなに腹をすかしたことは、いままでにないくらいだ。
最初にポークと豆の缶詰、次にスパゲッティの缶詰をあけて、中身をそれぞれフライパンにあけた
……
松の切株を斧で割って何本か薪をこしらえると、彼はそれで火を焚いた。その火の上にグリルを据え、炎の揺れるグリルにフライパンをのせた。
腹がますますへってきた。豆とスパゲッティが温まってきた。そいつをスプーンでよくかきまぜた。泡が立ってきた。いい匂いがしてきた。トマト・ケチャップの瓶をとりだし、パンを4枚切った
……
フライパンをもちあげると、ニックは中身の半分をブリキの皿にあけた
……
その上にトマト・ケチャップをすこしかけた
……
皿からスプーンいっぱいにしゃくって、口に運んだ。
「やったぁ」ニックは言った。
「こいつはすげえや」思わず歓声をあげた。
皿にあけた分をぺろっと食べてしまってから、パンのことを思いだした。
二皿目はパンと一緒に食べ、皿をとことんパンですくってピカピカにしてしまった
……
実に素晴らしい食事だった。これくらい腹をすかしたことは前にもあったけれども、こんなに満ち足りた気分を味わったことはない……」
"Big Two-Hearted River"
In Our Time (1925)
https://en.wikipedia.org/wiki/Big_Two-Hearted_River
https://en.wikipedia.org/wiki/In_Our_Time_(short_story_collection)
片岡義男 『ナポリへの道』で言及されていた米国の食品、
ポークと豆の缶詰、スパゲッティの缶詰、トマト・ケチャップが、
1920年代の米国小説に登場していました。
進駐軍は日本に、この三種類も糧食として持ってきたんだなぁ。
読書メーター
益田ミリの本棚(登録冊数94冊 刊行年月順)
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食べ物の本棚(登録冊数782冊)
エッセイ、小説、マンガ、絵本、レシピなど、著者名五十音順
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益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間
第30回[グッチ・オステリア]」
『小説現代』2022年12月号
https://note.com/fe1955/n/n728e1500f005
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間
第28回[ポークビンダルーカレー]」
『小説現代』2022年10月号
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益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間
第27回[おいしいフルーツサンド]」
『小説現代』2022年9月号
https://note.com/fe1955/n/nf3d217db4377
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間
第26回[中目黒「ベーカリー&カフェ沢村」
ミルクスティックとカブの冷製スープ]」
『小説現代」2022年8月号
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益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間 第25回
[銀座ウェスト トーストハムサンドとハーフ&ハーフシュー]」
『小説現代』2022年7月号
https://note.com/fe1955/n/n64bc7e7ff617
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間
第24回[『世界の台所探検』]」
『小説現代』2022年5&6月号
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益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第23回[タコス]」
『小説現代』2022年4月号
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益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第17回[カルビ弁当]」
『小説現代』2021年9月号
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益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第16回[あんバターパン]」
『小説現代』2021年8月号
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益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第15回[麻婆豆腐]」
『小説現代』2021年7月号
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益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第14回[炒飯]」
『小説現代』2021年5・6月号
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益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第13回[給食]」
『小説現代』2021年4月号
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益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第12回[天津飯]」
『小説現代』2021年3月号
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益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第11回[グラコロ]」
『小説現代』2021年2月号
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益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第10回[ピエロギ]」
『小説現代』2021年1月号
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益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第9回[ココイチ]」
『小説現代』2020年12月号
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益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第8回[モスバーガー]」
『小説現代』2020年11月号
https://note.com/fe1955/n/nec394cf38006
益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第7回[牛めし]」
『小説現代』2020年10月号
https://note.com/fe1955/n/n908a935b56a0
益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第6回[たこ焼き]」
『小説現代』2020年9月号
https://note.com/fe1955/n/n087c30666d4f
益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第5回[ピザ]」
『小説現代』2020年8月号
https://note.com/fe1955/n/nfbfd3aebe82e
益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第4回[ポークハモナド]」
『小説現代』2020年6・7月号
https://note.com/fe1955/n/na6befc784b54
益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第3回 ナポリタン」
『小説現代』2020年5月号
片岡義男『ナポリへの道』
東京書籍 2008.9
アーネスト・ヘミングウェイ「二つの心臓の大きな川」
『われらの時代・男だけの世界
ヘミングウェイ全短編 1 (新潮文庫)』
新潮社 1995.10
https://note.com/fe1955/n/n068291e7316c
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間
第2回[クアアイナ KUA AINA]」
『小説現代』2020年4月号
https://note.com/fe1955/n/n399595d6e705
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間[天丼]」
『小説現代』2020年3月号
https://note.com/fe1955/n/nd81cf8bcdd38
益田ミリ(1969.1- )
『すーちゃん』
幻冬舎 2006年4月刊 126ページ
https://note.com/fe1955/n/nffff534c576f
益田ミリ(1969.1- )
『最初の、ひとくち』
世界文化社 2007年10月刊 160ページ
https://note.com/fe1955/n/n884bfdd74b60
益田ミリ(1969.1- )
『結婚しなくていいですか。
すーちゃんの明日』
幻冬舎 2008年1月刊 128ページ
https://note.com/fe1955/n/ndf2554dff0dc
益田ミリ(1969.1- )
『ふつうな私のゆるゆる作家生活』
文藝春秋 2009年3月刊 160ページ
https://note.com/fe1955/n/n251e77c6c1f0
益田ミリ(1969.1 - )
『言えないコトバ』
集英社 2009年8月刊 152ページ
https://note.com/fe1955/n/na52279aee201
益田ミリ(1969.1- )
『週末、森で』
幻冬舎 2009年9月刊 158ページ
https://note.com/fe1955/n/n6d61d390cecc
益田ミリ(1969.1- )
『青春、手遅れ』
角川学芸出版 2010年4月刊 160ページ
https://note.com/fe1955/n/n8696aac794a1
益田ミリ(1969.1- )
『ほしいものはなんですか』
ミシマ社 2010年5月刊
https://note.com/fe1955/n/n5c936cba0f24
益田ミリ(1969.1- )
『どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心』
幻冬舎 2010年8月刊 144ページ
https://note.com/fe1955/n/n1807576887a8
益田ミリ(1969.1- )
『僕の姉ちゃん』
マガジンハウス 2011年9月刊 128ページ
https://note.com/fe1955/n/ne4e472cefcf1
益田ミリ(1969.1- )
『泣き虫チエ子さん 1-4』
集英社 2011.12-2015.9
https://note.com/fe1955/n/n606a7f4559ab
益田ミリ(1969.1- )
『オレの宇宙はまだまだ遠い』
講談社 2012年7月刊 192ページ
https://note.com/fe1955/n/nec5ac79cd35b
益田ミリ(1969.1- )
『すーちゃんの恋』
幻冬舎 2012年11月刊 140ページ
https://note.com/fe1955/n/nc12b63e94d19
益田ミリ(1969.1- )
『夜空の下で』安藤和真解説・監修
集英社 2012年12月刊 168ページ
https://note.com/fe1955/n/n3914a52feeac
益田ミリ(1969.1 - )
『おとな小学生』
ポプラ社 2013年2月刊
https://note.com/fe1955/n/n51363d897dde
益田ミリ(1969.1- )
『沢村さん家のこんな毎日 平均年令60歳』文藝春秋 2014.5
『沢村さん家はもう犬を飼わない』2015.7
『沢村さん家の久しぶりの旅行』2017.6
『沢村さん家のそろそろごはんですヨ』2018.11
『沢村さん家のたのしいおしゃべり』2021.5
https://note.com/fe1955/n/n403338e870e8
益田ミリ(1969.1- )
『続・僕の姉ちゃん』
マガジンハウス 2015年11月刊
https://note.com/fe1955/n/n811668adea05
益田ミリ(1969.1- )
『きみの隣りで』
幻冬舎 2016年3月刊 144ページ
https://note.com/fe1955/n/n7c814f94da40
益田ミリ(1969.1- )
『お茶の時間 カフェが自分の部屋化していることないですか?』
講談社 2016年6月刊 152ページ
https://note.com/fe1955/n/n76c4b1b03e5c
https://note.com/fe1955/n/n76c4b1b03e5c
益田ミリ(1969.1- )
『こはる日記』
KADOKAWA 2017年10月刊 144ページ
https://note.com/fe1955/n/n8c06e4c313b9
益田ミリ(1969.1 - )
『永遠のおでかけ』
毎日新聞出版 2018年1月刊 160ページ
https://note.com/fe1955/n/nff4e81ad1fc0
益田ミリ(1969.1- )
『小さいコトが気になります』
筑摩書房 2019年11月刊 176ページ
https://note.com/fe1955/n/n6c63e0621acd
益田ミリ(1969.1- )
『考えごとしたい旅
フィンランドとシナモンロール』
幻冬舎 2020年12月刊 196ページ
https://note.com/fe1955/n/n22280e2e7ef7
益田ミリ(1969.1- )
『スナックキズツキ』
マガジンハウス 2021年1月刊 215ページ
https://note.com/fe1955/n/n30cd7642af11
益田ミリ(1969.1- )
『進め! 僕の姉ちゃん』
マガジンハウス 2021年10月刊 194ページ
https://note.com/fe1955/n/n34187f2568ca
益田ミリ(1969.1- )
『タイムトラベル 世界あちこち旅日記(毎日文庫)』
毎日新聞出版 2022年7月刊 240ページ
https://note.com/fe1955/n/n4e6e744ed0ee
益田ミリ(1969.1- )
『今日のおやつは何にしよう(幻冬舎文庫)』
幻冬舎 2023年3月刊 192ページ
https://note.com/fe1955/n/n4005d030b2cc
益田ミリ(1969.1 - )
「ツユクサナツコの一生
第1回 ガムマシーン」
https://note.com/fe1955/n/n287c38765724
益田ミリ(1969.1 - )
「ツユクサナツコの一生
第2回 キャンプ」
『小説新潮』2021年5月号
https://note.com/fe1955/n/n03e0124711c3
益田ミリ(1969.1- )
「ツユクサナツコの一生
第15回 タンバリン」
『小説新潮』2022年6月号
https://note.com/fe1955/n/nc3ff62945455
益田ミリ(1969.1- )
「ツユクサナツコの一生
第16回 まねき猫」
『小説新潮』2022年7月号
https://note.com/fe1955/n/n8f35950361cf
益田ミリ(1969.1- )
「ツユクサナツコの一生
第17回 アイスクリーム」
『小説新潮』2022年8月号
https://note.com/fe1955/n/n437f97a6bf2f
益田ミリ(1969.1- )
「ツユクサナツコの一生
第18回 財布」
『小説新潮』2022年9月号
https://note.com/fe1955/n/naae9d704c6ab
益田ミリ(1969.1- )
「ツユクサナツコの一生
第19回 望遠鏡」
『小説新潮』2022年10月号
https://note.com/fe1955/n/na24d0b12715b
益田ミリ(1969.1- )
「ツユクサナツコの一生
第20回 ドーナツ」
『小説新潮』2022年11月号
https://note.com/fe1955/n/n820ad67ad799
益田ミリ(1969.1- )
「ツユクサナツコの一生
最終回[第21回] 胡桃」
『小説新潮』2022年12月号
益田ミリ(1969.1- )
『ツユクサナツコの一生』
新潮社 2023年6月29日発売予定
272ページ 1,980円
https://www.amazon.co.jp/dp/4103519827
「期待もせんと絶望もせんと、それでも人は生きていける――。
予期せぬ展開に心揺さぶられる、著者史上最長編の感動作!
マスク生活2度目の春を過ごす、32歳・漫画家のナツコ。社会の不平等にモヤモヤし、誰かの何気ない一言で考えをめぐらせ、ナツコは「いま」を漫画に描く。描くことで、世界と、誰かと、自分と向き合えるから。〝わかり合える〟って、どうしてこんなに嬉しいんだろう――。自分の「好き」を大切に生きる、「あなた」に贈る物語。」
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