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益田ミリ(1969.1- )『考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール』幻冬舎 2020年12月刊 196ページ

2022年6月30日 ·

益田ミリ(1969.1- )
『考えごとしたい旅
フィンランドとシナモンロール』
幻冬舎 2020年12月刊 196ページ
2022年6月30日 読了
糸島市図書館蔵書
福岡市総合図書館予約27人(複本3冊)
https://www.amazon.co.jp/dp/4344036433

「ベストセラー『美しいものを見に行くツアーひとり参加』の著者が綴る、「食べて」「「歩いて」「考える」フィンランドひとり旅の記録。
温かいコーヒーとシナモンロールを頬張りながら、通りを歩く人々をぼんやりと眺める。そして考える。時間とか、人生とか、自分について。

1章 フィンランドの空の下で考えたこと
2章 未来から今を懐かしむ
3章 自分の直感を当てにして生きる
イラストと写真満載の心が自由になる旅エッセイ。」

2022年3月から読み始めた、
1969年1月大阪府生まれ京都芸術短期大学卒業な
益田ミリさん30冊目は、マンガではなく、
イラスト入り・旅(食べ物)エッセイです。

最初の17ページ
「食べて 歩いて 考える」p.7-23
カラー写真(シナモンロールは6枚)。


「1章 フィンランドの空の下で考えたこと 2017」
「2章 未来から今を懐かしむ 2018」
「3章 自分の直感を当てにして生きる 2019」

「フィンランドひとり旅。ぶらぶらするのは主に首都ヘルシンキ。
デパ地下のお惣菜が充実している。」
p.2「はじめに」

「2017年6月末。今回の旅で3度目。1度目は女友達と。2度目は仕事でプラハへ行った帰路で編集者と別れ、ひとりで。日本から単独の旅は初ということになる。」
p.26「フィンランドに行きたい 「希望」が「現実」になった日」

「2018年8月の終わり。昨年は現地ガイドさん迎えに来てくれるプランだったが、今年は航空券とホテルの予約のみ。当然、ホテルのチェックインも自力である。」
p.78「1年ぶりのフィンランド ヘルシンキに到着」

「2019年12月初旬のヘルシンキにはまだ雪は降っておらず、代わりに朝夕冷たい雨に見舞われた。いっそ雪のほうがいいのにな。空を見上げながら過ぎていった6日間の旅だった。」
p.140「やっと辿りついた 温かいカフェオレとシナモンロール」

「デパート・ストックマンの地下の巨大な食品売り場に寄り、隅々まで見てまわった。夜の10時過ぎ、ホテルに戻る。
夕飯はストックマンで買ったお惣菜。量り売りなので、少しづついろんなものが食べられる。チキンとヤングコーンのカレー、ライス、ガーリックポテトグラタン、ロールキャベツ。これで千円ぐらい。どれもおいしく、ロールキャベツは、売り場のお姉さんのおすすめ。中にお米が入っていてもちもちしていた。」
p.62「トラム[路面電車]に乗って シナモンロールとの再会」



「カフェ・スッケスへシナモンロールを食べに行く、前回のひとり旅のときに、おいしくて感激したカフェである。コーヒーとともにシナモンロールを注文。食べる。そうだった! 前回は店のオープンと同時に入店したから、シナモンロールができたてで、ぬくぬくだったのだ。またそうすればよかったと大いに後悔。」p.60

「ヘルシンキ大聖堂の真ん前にある老舗のカフェ・エンゲル、隣のテーブルのカップルが、なにやらおいしそうなものを食べていた。見た目はカリッと揚げたハンバーグ。ふたりの会話から、どうやら野菜料理のようである。赤っぽいので人参かもしれない。食べてみたい気持ちがパンパンにふくれあがる。が、しかし、さっきのシナモンロールでおなかはいっぱい。明日の夜ご飯は、絶対に、ここで同じものを食べよう!」p.61

「写真 ビーツのハンバーグはマヨネーズをたっぷりつけて」p.10

「夜の7時。まぶしい太陽。夕飯は、昨日決めたとおり、ヘルシンキ大聖堂の前のカフェ・エンゲルで。野菜料理が食べたいと告げる。どうか、昨日、隣の席のカップルが食べていた料理が来ますように……と願っていたら、同じ料理がやってきた。

ハンバーグのように見えたのは、千切りにしたビーツを丸くして、フライにしたようなものだった。サクサクしていたので、小麦粉を混ぜているのかも。大量のマヨネーズをつけて食べる。疲れたからだが欲している塩気だった。」
p.72「2日連続で通ったカフェ おすすめはパプリカスープ」

「夕飯を食べにおなじみ「カフェ・エンゲル」に行く。
窓からヘルシンキ大聖堂が見える老舗のカフェだ。
ビーツのハンバーグがやってきた。ビーツのパテは2弾になっており、グリルしたマッシュルームが添えられている。相変わらずマヨネーズの量がすごい。怖いもの見たさでまた注文してしまった。」
p.173「ルート・ブリュックの作品を訪ねて」

「写真 ビーツのハンバーグはマヨネーズをたっぷりつけて」p.10
https://www.discoveringfinland.com/destination/24508/

Cafe Engel is an iconic coffee house in Senate Square, directly opposite Helsinki Cathedral. The building in which Cafe Engel is located is one of the oldest in Helsinki. The ground floor was built in 1765 in the place of an old pipe factory. The architect is unknown. In the 1830's two floors were added and Carl Ludvig Engel (1778-1840) designed the facade.

https://kiitos.shop/blog/archive/hokuo-helsinki-recommendation-popular-cafe-engel.html
ヘルシンキのお薦めカフェ 「人気者」のCafe Engel

読書メーター 益田ミリの本棚(登録冊数91冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11802704

食べ物の本棚(登録冊数779冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091194
エッセイ、小説、マンガ、絵本、レシピなどを著者名の五十音順に並べています。

https://note.com/fe1955/n/nffff534c576f
益田ミリ(1969.1- )
『最初の、ひとくち』
世界文化社 2007年10月刊 160ページ


https://note.com/fe1955/n/ndf2554dff0dc
益田ミリ(1969.1- )
『ふつうな私のゆるゆる作家生活』
文藝春秋 2009年3月刊 160ページ


https://note.com/fe1955/n/n251e77c6c1f0
益田ミリ(1969.1 - )
『言えないコトバ』
集英社 2009年8月刊 152ページ


https://note.com/fe1955/n/n3914a52feeac
益田ミリ(1969.1 - )
『おとな小学生』
ポプラ社 2013年2月刊


https://note.com/fe1955/n/n7c814f94da40
益田ミリ(1969.1- )
『お茶の時間 カフェが自分の部屋化していることないですか?』
講談社 2016年6月刊 152ページ


https://note.com/fe1955/n/n8c06e4c313b9
益田ミリ(1969.1 - )
『永遠のおでかけ』
毎日新聞出版 2018年1月刊 160ページ


https://note.com/fe1955/n/n51363d897dde
益田ミリ(1969.1- )
『沢村さん家のこんな毎日 平均年令60歳』文藝春秋 2014.5
『沢村さん家はもう犬を飼わない』2015.7
『沢村さん家の久しぶりの旅行』2017.6
『沢村さん家のそろそろごはんですヨ』2018.11
『沢村さん家のたのしいおしゃべり』2021.5


https://note.com/fe1955/n/ne4e472cefcf1
益田ミリ(1969.1- )
『泣き虫チエ子さん 1-4』
集英社 2011.12-2015.9


https://note.com/fe1955/n/n399595d6e705
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間[天丼]」
『小説現代』2020年3月号


https://note.com/fe1955/n/n068291e7316c
益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第2回[クアアイナ KUA AINA]」
『小説現代』2020年4月号


https://note.com/fe1955/n/na6befc784b54
益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第3回 ナポリタン」
『小説現代』2020年5月号
片岡義男『ナポリへの道』
東京書籍 2008.9
アーネスト・ヘミングウェイ「二つの心臓の大きな川」
『われらの時代・男だけの世界
ヘミングウェイ全短編 1 (新潮文庫)』
新潮社 1995.10

https://note.com/fe1955/n/nbd2fcd9e4211
益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間
第10回[ピエロギ]」
『小説現代』2021年1月号


https://note.com/fe1955/n/nbd8d8621d388
益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間 第23回[タコス]」
『小説現代』2022年4月号


https://note.com/fe1955/n/n64bc7e7ff617
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間
第24回[『世界の台所探検』]」
『小説現代』2022年5&6月号


https://note.com/fe1955/n/n04b87e0790bc
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間 第25回
[銀座ウェスト トーストハムサンドとハーフ&ハーフシュー]」
『小説現代』2022年7月号


https://note.com/fe1955/n/nf3d217db4377
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間 第26回
[中目黒「ベーカリー&カフェ沢村」
ミルクスティックとカブの冷製スープ]」
『小説現代」2022年8月号


https://note.com/fe1955/n/n9b6506ff5053
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間 第27回
[おいしいフルーツサンド]」
『小説現代』2022年9月号


https://note.com/fe1955/n/n728e1500f005
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間
第28回[ポークビンダルーカレー]」
『小説現代』2022年10月号


https://note.com/fe1955/n/n9122198db38f
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間
第30回[グッチ・オステリア]」
『小説現代』2022年12月号


https://note.com/fe1955/n/n4005d030b2cc
益田ミリ(1969.1 - )
「ツユクサナツコの一生
第1回 ガムマシーン」


https://note.com/fe1955/n/n287c38765724
益田ミリ(1969.1 - )
「ツユクサナツコの一生
第2回 キャンプ」
『小説新潮』2021年5月号


https://note.com/fe1955/n/n03e0124711c3
益田ミリ(1969.1- )
「ツユクサナツコの一生
第15回 タンバリン」
『小説新潮』2022年6月号


https://note.com/fe1955/n/nc3ff62945455
益田ミリ(1969.1- )
「ツユクサナツコの一生
第16回 まねき猫」
『小説新潮』2022年7月号


https://note.com/fe1955/n/n8f35950361cf
益田ミリ(1969.1- )
「ツユクサナツコの一生
第17回 アイスクリーム」
『小説新潮』2022年8月号


https://note.com/fe1955/n/n437f97a6bf2f
益田ミリ(1969.1- )
「ツユクサナツコの一生
第18回 財布」
『小説新潮』2022年9月号


https://note.com/fe1955/n/naae9d704c6ab
益田ミリ(1969.1- )
「ツユクサナツコの一生
第19回 望遠鏡」
『小説新潮』2022年10月号


https://note.com/fe1955/n/na24d0b12715b
益田ミリ(1969.1- )
「ツユクサナツコの一生
第20回 ドーナツ」
『小説新潮』2022年11月号


https://note.com/fe1955/n/n820ad67ad799
益田ミリ(1969.1- )
「ツユクサナツコの一生
最終回[第21回] 胡桃」
『小説新潮』2022年12月号

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