ストレス耐性と少しの心理学のお話

”ストレスの無い生活”、”PC一台で自由を手に入れる”

副業ブームが到来してから暫く経ちますが、この様なタイトルのネット記事や本をよく見かけるようになったと感じます。

皆さんは今、学校や職場でストレスを抱えてしまっていますでしょうか。
また、どのようにストレスと向き合っているでしょうか。

僕は人並みにストレスを抱え、耐性も至って人並みかなと自分を見ています。

例えば、仕事が忙しかったり、飲み会続きの時には身体にたくさんのニキビが発生してしまう事があります。
高校生の頃は部活がとても苦しくて、10円ハゲも出来ました。
大学生の時にはバイト先のひどい社員から嫌がらせを受けた結果、逃げ出してしまった事もあります。

多くの人はストレスを出来るだけ抱えずに生きていきたいし、
自分の思い通りに世の中動いてほしい、なんてベッドで祈りながら眠りにつく日もあるかもしれない。
そもそも何で好きでもないことを我慢しなければならないんだ。と世の中に憤りを覚えている人もいるかもしれません。

ただ、僕はここで1つ断言したいことがあります。

”ストレスは絶対悪では無い。用法用量をきちんと守れば自己成長の起爆剤になる”と。

僕の体験談を交えてお話をしていきたいと思います。

ストレスに強い人など存在しない

責任感が強い人・真面目な人ほど、ストレスを抱え込みやすい
誰かのために、僕がやらなければ。
これが出来なきゃ迷惑を掛けてしまう。
チャンスをくれた人の期待に答えたい。

きっと、そういう言葉を頭の中で唱えている人が多いのではないでしょうか。
これは言わば”自分を犠牲にしてでも他人の利益を取りに行く”タイプの人であると言えます。

反対に、この人はストレス感じないのかな、と思わせるストレスに強い人もいたりします。

こういった人の特徴としては、
”自分を犠牲にしてでも自分の利益を取りに行く”タイプの人
”周りを犠牲にしてでも自分の利益を取りに行く”タイプの人
と2つのタイプがあります。

まとめると、
A.自己犠牲・他人利益
B.自己犠牲・自己利益
C.他人犠牲・自己利益

の3つのタイプの人たちが存在します。

まずは自分という一人の人間を深く理解してあげること

結論から言うと、僕はAタイプからBタイプに変わることで、ストレス耐性を上げることが出来ました。

過去の記事「読書をキッカケに得られたもの 〜読書を習慣化して転職と起業を決意する事になりました〜」

でも紹介していますが、僕は海外で仕事をする中で大きなストレスを抱える事になりました。

僕は営業部門の中で枝分かれした1つの事業部を管理しているのですが、
上司やお客様から多少強引なお願いが来ても、”お客様は神様だ”、”自社の売上・利益の為だ”という心で出来る限り応えるよう努めてきたものの、
反面、自分で解決出来る範疇を超えた要望に応えられなかった際には、”自分はなんて力不足なのだ”と落ち込んでしまった場面が沢山ありました。

これで落ち込んでしまったままでは、Aタイプの人間のままです。

読書を重ねて知恵をつける過程で、

僕はどういう生い立ちで、何が好きで何が嫌いか。何に頑張れたのか。どうして頑張れたのか。逆に何に挫折してしまったか。
どんな友人がいて、どんな人が嫌いで。どんな人達が周りにいてくれているか。人と話す時何はを気をつけているか。
1人でモクモクとやって飽きない事は。小さい頃の記憶で良く覚えているシーン。かつて興味を持った趣味や物事のジャンルは。
自分が大切にしている正義とは何か。

と、沢山自分自身について考えを巡らせる機会がありました。

僕が自分と深く向きあい始めてから自分の大切な核を把握出来るようになるまでには、時間にして4ヶ月程度掛かったと思います。

それからというもの、僕は今まで隠そうとすることが多かった自分の弱さや苦手な事、知らない事、出来ない事と真っ直ぐに向き合えるようになりました。
これまで他人から失望されることを恐れていた僕ですが、今の自分の人格や能力を明確に理解することが出来たことで、無理に自己犠牲・他人利益に傾斜することがなくなりました。

そして今ではBタイプとしてより広範囲に利益や幸せを与えていけるように準備を勧めているところです。

自己犠牲 (学習やサービス構想の時間確保)

自己利益 (人格や思考、スキル向上によってもたらされるリターン)

他人利益 (自分の力で会社や世の中に与えられる価値の創出)

いわゆるWin-Winの関係を築くことですが、これを実現する手前には自己犠牲・自己利益を実現するステップがあることをお分かり頂けたかと思います。

きっと世の中で成功しているほとんど全ての人の過去を掘り下げてみると、この自己犠牲の時間がキチンと存在していたのではないかなと思います。

身近な例で上げるなら、テレビでよく見るお笑い芸人さん達も、下積み時代にはアルバイトによって生計を立てつつ、
学校へ通ったり、ネタやトークのスキル向上に多くの時間を投入していたのではないかなと思うのです。

最後に少し心理学

最後に、皆さんの参考になればと思いタメになる知識を2つご紹介したいと思います。

1.アドラー心理学

アドラー心理学では、人々の抱える悩みの全ては人間関係から始まると説いています。

自己犠牲・他人利益タイプの人は、自己犠牲・自己利益、それに続く他人利益の創出に思考を変える手助けをしてくれるはずです。
また、他人犠牲・自己利益タイプのいわゆる”自己中心的なヤツ”との上手な関わり方についても学べるはずです。

このアドラー心理学について書かれた本と、その本を分かりやすく解説をしてくれるユーチューバーを参考にしてみてください。
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嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 著者:岸見 一郎、古賀 史健 出版社:ダイヤモンド社
サラタメさん 【サラリーマンYouTuber】【15分で解説】嫌われる勇気|承認欲求は生ゴミでした。


2.上手な自己犠牲の為の良本

ただ単に自分の時間などを犠牲にして勉強にあてれば良いのかと言われるとそうではありません。
類まれなる結果を残した人たちには、共通した自己犠牲≠努力の方法があったようです。

その研究がまとめられた本を紹介しますので、参考にしてみてください。
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究極の鍛錬 著者:ジョフ・コルヴァン 翻訳:米田 隆 出版社:サンマーク出版

最後までお読み頂きありがとうございました。
これからも「夢見る父・子」を応援いただければ幸いです。

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