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クリエイティブな人に見える服装のルール③-不完全な完璧

自分を好きになる理系ファッションアドバイザー、Kaori です。元はダサめの理系オタクIT企業を退職しとある強い思いからファッションの仕事をしています

モード、エッジの効いた、前衛的、奇抜

今回は、クリエイティブな人に見える服装のルール③「シルエット」を紹介します。

これまでの記事
クリエイティブな人に見える服装のルール①-配色
クリエイティブな人に見える服装のルール②-柄の〇〇と〇〇

アシンメトリーの為せる技

左右非対称、アシンメトリーなデザインは、「クリエイティブ感」を高めます。「あれ?右側と左側が違うの?」という意外性や違和感が、この雰囲気を作ります。

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左:首肩周りが左右非対称
真ん中:赤いプリーツ部分が左右非対称
右:左下のスカート部分が黒の無地で左右非対称

ある種、「ツッコミどころのある服」がクリエイティブに見える服なのです

アシンメトリーになると、アーティスト風、クリエイティブな雰囲気になる。その事実は知っていたけれども、深い所での「何故」が、私はわかっていませんでした。

お客様の言葉で、「何故」に気づくことができました。

自分のことを、何%好きですか?

私のファッション診断では、最初にちょっと哲学的な質問をします。

・この診断が終わった後、どんな気持ちになっていたいですか?
・貴方にとってファッションとは何ですか?
・なぜファッション診断を受けようと思いましたか?

などなど。その中の一つがこれです↓

自分のことをどれくらい好きですか?0-100%の数字で書いてください。

回答値は人によって様々。50-70%前後の方が多いです。私は、できるだけこの数値を上げて行きたい、と思っていたのです。ですが、お客様の一言で、必ずしも100%になる必要はないのかもしれない、とハッとしました。

不完全な完璧

欠けている部分があってこそ、完成だと思っている。むしろ「ちょっと欠けてる」を狙いたい。

界外さまからはこんな言葉が出てきました。詳しく聞いてみると・・・

マネキンやモデルの造形美には敵わない。自分のためだけに作られた服を着ていない時点で、100%にはならない。とのこと。仰る通り、生身の人間は彫刻やマネキンのようには行かない。

自分の体とモデル・マネキンを比較して「○○が足りない、△△が足りない」と嘆くよりも、自分の”不完全さ”を愛するという事の大切さを、再認識しました。お客様に教えていただいたのです。

途上感のある感じ、「うん、70%の自分、いいね」と思える心地よさ

そんな心地よさが、あるんです。

個性とは「不完全」さ

美とは、ある意味無個性なものです。造形美は特に。シミュレーションで、20人の女性の顔を足して割る、という平均顔を作ると相当な美女ができあがる、なんて話を聞いた事があります。

美しいものを見るのは心が癒やされる。けれど、時々あるんです。女優Aさんと女優Bさんの区別がつかない!なんて事が。

アンナ・カレーニナの法則なのか、彫刻やマネキンなどの造形美の共通点は多く、「一つの正解」に向かっていく感じ。そして、人工的に作っていない人間の造形は、いくつもの解がある

欠けているもの、って好奇心が掻き立てられます。たとえばこの服、片足だけ隠れていないチラリズム、残った生地はどうなったんだろう?とか。

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個性と服のマリアージュ

造形美の塊であるマネキンが着ていれば、どの服も素敵に見えるかもしれません。それはマネキンには個性がないからです

チーズならワイン、寿司なら日本酒、ソーセージならビール。食べ物にも組み合わせがあります。食べ物それぞれの個性に合わせた飲み物を合わせることで、更に美味しくなる。

人間と服も同じです。

服単体で見るよりも、貴方が着ていることで更に魅力的に見える。そんな服が、貴方に似合う服です。

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