見出し画像

自分の音楽遍歴を語ってみる

おはようございます。昨日の昼間にカフェインを摂りすぎて眠れなくなったガキんちょです。あっためた牛乳飲みながら読みかけだった小説を一気に最後まで読んで、スマホでこの記事ポチポチ書いてたら夜が明けました。

「趣味は音楽鑑賞です」とかいうの

音楽を聴くのが好きです。もっとも、自分の人生で今のところ「音楽が嫌い」という人に出会ったことはまだありませんが。

ピアノは好きなのでクラシックならば主にピアノ曲を中心に聴きますが、逆にそれ以外のオケ曲やオペラとかはあんまり詳しくありません。あとはJ-POPとか洋楽もたまに聴くけれど、最近の流行りは分からないので10年以上前に流行った曲ばっかり聴いてます。
というわけで(?)今日は私の音楽遍歴についてダラダラ書いてみます。オチは期待しないでください。長ったらしい自己紹介シリーズ、ふたたび。

小学生時代:椎名林檎にハマる

椎名林檎さんを好きになったきっかけは、テレビのチャート番組で『ギブス』を耳にしたことでした。それ以前にもナースのコスプレでガラスを割る『本能』が話題になっていたのですが、その時はなぜかスルーしてました。

ぎゅいんぎゅいんなギターに重厚感のあるドラムやベース、そして椎名林檎さんの叫ぶようなヴォーカルが特徴的なサビ、それに対してピアノの音色に囁くような歌声で静謐な雰囲気のAメロBメロ。当時は「なんとなくカッコイイ」と感じて聴いていただけですが、思い返せばそのギャップがいいと思ったのかも…なんて。

『ギブス』は、この時初めて自分で買ったCDです。当時私の部屋にあったラジカセではCDを聴けなかったので、たまたま誕生日が近かったことを理由に両親に無理を言ってポータブルCDプレイヤーを買ってもらいました。

それから『無罪モラトリアム』『勝訴ストリップ』と聴き倒しました。当時は歌詞の意味なんて全然分かっていませんでした。母には「地味、歌詞が聴き取れない、良さが全くわからない」と散々な言われようでしたが、小学校のクラスには椎名林檎好きの女の子がいたので二人で盛り上がれたのが嬉しかったです。
当時の私は純真無垢な女児だったので、父に「ストリップって何?」と質問して食卓が凍りついたのも今ではいい思い出です(多分)

中学生時代その1:BoAにハマる

BoAを初めて聴いたのは、中学1年生の時に参加した学校主催のスキー教室で。スキー場で『気持ちはつたわる』という曲が流れていました。
聴いたことのある方なら分かってくれると思うのですが「チェケラッパ、チェケラッパ」って聴こえる部分が妙に耳に残ったんです。

スキーから帰ってきた後、当時実家で加入していたケーブルテレビの音楽専門チャンネルでPVも観たのですが、かわいい!しかも、思ったより若い!なのに、歌唱力高い!フェイクとかゴリッゴリに歌ってる!しかも、ダンス超キレッキレ!と、釘付けに。

彼女の公式サイトを見てみると、なんとまだ15歳(当時)。韓国人だというのもこの時に知りました。本国でのデビューはそれよりも前で、13歳の時。確か当時のサイトには日本デビュー以前の韓国版PVや、日本デビュー時のお披露目ライブの映像もアップロードされていました。私といくつも違わないのに…おそろしい子…!

日本版CDのみでは飽き足らず、韓国版のCDも買い集めていました。当時は今ほどK-POPが日本で普及していなかったのでお店に行っても取り扱いが少なくて、何件かハシゴした時もありました。

私が彼女の曲の中で一番好きなのは『LISTEN TO MY HEART』。avex公式動画がないのが残念ですが、もし興味を持たれた方がいましたら動画サイトにライブ映像が多分あると思うので検索してみてください。歌とダンスの完成度にビビりますよ。

だけどあんなにハマったのに韓国語を勉強するところまでは行かなかったし、他のK-POPにも手を出さなかった。ふしぎー。当時はシンファとか流行ってたんだっけ…。

中学生時代その2:飽きて椎名林檎に戻る

…と、BoAにハマっていた私ですが、ある日熱は突然冷めました。
理由は多分、10thシングル『Shine We Are!』のポップで明るい曲調が単に気に入らなかっただけだと思います。まあそんなお年頃ですからね!

そこで、再びの椎名林檎に回帰することになります。当時の私は「中(厨)二病」のピーク真っ只中だったこともあり、典型的な「痛いタイプの椎名林檎ファン」をやってました。「其れを頂戴」とか「何卒DEATH」とか、そういう感じです。噫!書いてゐるだけで恥ずかしひと云ふもの…
私の数ある黒歴史の1ページです。

此方の曲も素敵で御座居ますよ

高校時代その1:洋楽に手を出す

これまた典型的なパターンだと思うんですが、「洋楽こそがイケてる音楽だ!」と、高校に入ってから突然洋楽に目覚めました。

多分、友人が聴いていたブリトニー・スピアーズから入って、そこから女性シンガーの曲を聴いたり、インシンクとか男性アイドルグループとかなんかを色々聴いてみてたと思います。

中でも一番聴いていたのはUKロック。きっかけは、当時私が憧れていて、仲良くなりたいと思っていたクラスメイトが好きなジャンルだったから。彼女と話を合わせたくて、オアシスやビートルズ、レディオヘッドにリバティーンズにフランツ・フェルディナンド…などなど聴いてました。

↓たぶんオアシスでいちばん有名なやつ。

当然英語なんて全然分かってなかったんですが、アメリカのロックやポップとは一味違う「何か」がある!と信じて疑わずに聴いていました。カッコつけて表現してみようと思いましたが、ボロが出そうなんでやめときます。オアシスやレディオヘッドは今でも時々聴きます。

あと、ビョークという女性歌手にもハマりました。超ド級の鬱映画で有名な『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の主演をされてる方なので、ご存じの方も多いと思います。

↓たぶんビョークでいちばん有名なやつ。

彼女の歌声も曲の世界観もビジュアルも独特ですが、故に他の追随を許さない様はまさしく「アヴァンギャルド」と言うところでしょうか。宇多田ヒカルさんが、リスペクトするアーティストの1人に彼女を挙げられていました。
最近の作品はあまり知らないですが、アルバムでは『Homogenic』『Vespertine』あたりの曲が好きです。自分だけの世界にどっぷり浸かりたい時なんかによく聴いていました。

高校時代その2:ピアノ曲に目覚める

小学生でピアノのレッスンを中断してからもピアノは好き勝手にちょこちょこ弾いてたんですが、クラシック音楽に対する興味はほとんどなく、ポピュラー曲中心に譜読みをしていました。

本格的にクラシック曲を聴くようになったきっかけは、当時同じ学年にいたピアニストの女の子のリサイタルを母と聴きに行ったことです。
プログラムには、ショパンの葬送ソナタやエチュードなどの難曲がずらり。その中で私がとても気に入った曲、それがショパンの『舟歌』という曲でした。

私がいちばん好きな舟歌を弾く人。巨匠ツィメルマン、別名・ジェダイマスター。うそですすいません

リサイタルの帰り道にそのことを母に伝えると、クラシック好きの母は喜んでCDを聴かせてくれました。次第にショパンの他の曲も聴くように。

その頃ちょうど『のだめカンタービレ』のドラマ放送と、ショパン国際ピアノコンクールの開催が重なったことも大きかったと思います。『のだめ』で覚えた曲もたくさんありますし、ショパンコンクールは開催国ポーランドとの時差でインターネットの本選のライブ配信は夜中だったけど、受験勉強の隙に母と眠い目をこすりながらパソコンの液晶画面に釘付けでした。

ちなみにピアニストの彼女ですが、その後ピアノの道を究めるべく海外へ留学していきました。便りを聞かないけれど、今元気にしてるかなあ。

大学生〜そして今に至る

ピアノ熱冷めやらぬまま大学へ入学し、大学ではクラシック音楽やピアノ好きが集まるサークルに所属したのですが、同期や先輩方みんなピアノ上手だったので「あ、これ私やべーわ♡」ってなりました。

こんな低レベルじゃ…ワタシ演奏会出れないッ!とお尻に火が点き、慌てて母が習っている先生のもとへ駆け込み、小学生以来のレッスン再開となりました。ツェルニーもインヴェンションも実はこの時初めて触りました。

サークル活動の思い出とかは後々のネタのために再三の出し惜しみしますが、出会った曲は数知れず。個人的に弾くのが楽しいのはフランス印象派、特にドビュッシーです。ラヴェルも好きだけど、意外にカッチリ弾かないとダメだったりするところはちょっと苦手です。あ、弾くのが楽しいだけであって弾けるとは言ってないですよ。
ちなみに、先ほど「私のクラシック聴くようになったきっかけ」として取り上げたショパンの『舟歌』ですが、たぶん私には一生かかっても弾けません。

今はクラシック曲も大好きですが、他のジャンルの曲も好きです。以前記事にしましたが、気分を上げるためにゲーム曲も聴きますし、アニソンも好きだし、YOASOBIの『夜に駆ける』にもハマりました。一方でヒップホップやEDMとか、全く聴かないジャンルも勿論あります。

でも

椎名林檎さんは一貫して好きです。実は何度か嫌いになりかけてましたけど、やっぱ嫌いになれませんでした。なんて言いつつ最近の曲は追えてないんですが…。『丸ノ内サディスティック』は不朽の名作です。

「ギターがないのにロックだよね!」という、高校の友人の名言で締めたいと思います。

いつも以上にダラダラ書いてしまいましたが、お読みいただきありがとうございました!


この記事が参加している募集