単価が低ければ“負う責任”は軽い?
こんにちは。
よくコンサルタント様から「クライアントが、行動できない」とつぶやくのをお聴きします。
具体的にはどんな風に?とお尋ねすると、、、「どうしても単価を上げたくないというのよ」と。
これはいろんなコンサルタント様やコーチをされている起業家様からお聴きしています。
理由は色々ありますが、それには「責任」が重くなるという思い込みから来ていることもあります。
金額を上げると、それだけ責任も重くなるから今のままがいい?
心の底では、責任を負うことの怖さを感じる人もある一定数います。
例えば、カウンセラーやコーチ、コンサルタント、セラピストなどの無形の商品を販売している方は特に「クライアントがほしいけれど、セッションをするのが怖い」と感じる人がいます。
「それはもし効果が出なかったらどうしよう、裁判沙汰になるかもしれない・・・」という恐れから金額を低めに設定しておくと安心だという気持ちを抱えていることがあります。
でも裏を返せば、とても健全な恐れを持っていて、思いやりのある方だと思います。
でも、責任が軽くて済む、というのは間違いです。
1円でも発生したらビジネス
お金が1円でも発生したら、その時点で商売が成り立ちます。
いわゆる「ビジネス」が成立します。
だからビジネスとしての責任は当然発生します。
やるといったことはやらなければならないし、クレームも受け付ける必要があります。
でも、逆に責任を持つということは自分を成長させてくれるものでもあります。
責任は人を自由にする
個人事業主というのは自分の裁量でなんでも行うことがあります。
それが「責任」です。
でも、どんな商品にするか、商品の金額を決めるのも、オプションを考えるのも自分次第。
つまり自由なんです。
責任も負いますが、自由も手に入ります。
自分でやると決めたことを自分でやりきることができるのが責任。
だから責任は人を自由にします。
人格に仕事は来る
大きな美容院に行くことを想像してみてください。
そこには、同じレベルのスキルのある美容師が10人います。
しかし、美容師さんによって個性が違います。
例えば、話を聴くのが上手な人、細かい気配りがありストレスなく過ごせる人、容姿が良くメイクやアクセサリーなどのセンスが抜群で「こうなれたらいいな」と刺激をもらえる人、声が美しくて何を聴いてもうっとり気分良くいられる人、同じ趣味を持っていて話が盛り上がる人・・・。
カットやカラーのスキルはあまり大差なく誰が担当でもヘアスタイルは満足です。
でもあなただったら誰に切ってほしいですか?
人はひとりひとり違います。
たとえ同業であったとしても、気がつくところ、配慮の微妙な差をお客様はキャッチしています。
それらを含めて人は「人格」と呼んでいます。
そして人は「人格」で自分の担当を選んでいるものです。
人格=性格、ではない
自分は性格があまり良くないから・・・とプレッシャーを感じる人もある一定数います。
人格と性格は実は違う物。
性格は生まれ持ったものですが、人格は作り上げるもの。
私も「ひねくれた性格」だと自分で思うこともありますが、それをビジネスで表すのはプロではありません。
でも裏表がある性格というのでもありません。
プロとして常にどうあるべきか、在り方を形作ることが人格です。
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