note31 : 先輩がいない学校
長い春休みが終わって毎日学校に行く日々が始まった。
学校が始まってしまうと毎日学校にいなかったのが不思議なくらい、学校にいる自分が馴染む。
1年生の時からお気に入りの芝が見える2階席に座っていると、奥の棟から出てくる授業終わりの学生たちがよく見える。
4月は人が多い。
5月になったらいなくなるけど。
学校に行けば、友達や後輩が誰かしらいる。
遠くから手を振ってくれたり、同じ授業を隣で受けたり。
でももう先輩がいなくて、今書いていて気がついた事だけど、もう先輩がいなくて、、
あたりまえだった、学校には先輩と同期と後輩がいるという環境から先輩がいなくなった。
そしてだんだんと私がいなくなる時が近づいてくる。
休学した分、同期と学校で一緒にいられる時間はもう1年を切ってしまって、その事実に耐えられそうになく、まじで今からみんな休学しろ???と思っているけれど。
1年後の自分を想像する。
寂しくなる。
始まりが来ると、終わりを考えてしまう。
楽しまなきゃ、やれることをやって、それなりに大学生っぽいこともして、大好きなキャンパスを満喫しないと。
今日は学生団体の新入生歓迎会に参加して、この新歓ももう3回目なのかあと懐かしく1年前を思い出しながら、新入生と喋る新2年生の成長をみて、またしんみりして。
1年前はまだあまり仲良くなかった後輩とわいわい喋ったり、なんとなく放課後まで残ったり、1年でできた関係にまた思いを馳せて。
新2年生を1年生と言ってしまって言い直して
新3年生を2年生と言ってしまって言い直して
同期が新4年生になったことにも慣れられず。
とても楽しかった1日だったはずだったけど、変わりゆくものに嬉しくなったり寂しくなったりいろいろと考えてしまう日だった。
今日の昼は半袖の人がちらほらいるくらいには暑くなっていて、先週まで桜が満開だったとは思えないような気温だった。
寂しい寂しいばかり言ってはいられない。
春になってもお布団とはずっとお友達。
早過ぎる初夏の到来にびびりながら、穏やかに過ぎ去る短い春を木々や風に感じる。
今年も、面白くて、忙しなくて、切なくて、めちゃくちゃに楽しい!新しい1年を、少しずつ始めていこう。
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