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【ニュースコラム】砂浜図書館にみるアイデアの秀逸さ
―紙が電子かだけではない これからは場所でさえコンテンツとなる
今日、関西のニュース番組で砂浜図書館のことが紹介されていた。記事によると、8月1日から大洗観光協会が「大洗サンビーチ海水浴場」を会場に開設しているとのこと。開場時間は15~18時、開設は今月23日まで。
新型コロナウイルスの影響で、大洗サンビーチは海水浴場の開設が中止になってしまったことから、「ビーチの新しい活用法」をテーマに観光協会の若手スタッフが企画したとのこと。
現在、書評とするべく読書中の本である。本書の中で「落ちないりんご」のエピソードが出てくる。
「落ちないりんご」とは、大型台風によってほとんどのリンゴが出荷できない状態となり、困った農家さんたちが考え出したアイデア。
台風でも落ちなかったりんごを集めて、受験生へ向け1個1000円で合格祈願系の神社で販売。すると、完売したのだという。
逆境を逆手に取り、新たなストーリーを加える。砂浜図書館もその好例であると言える。
ただ、もっとも感じ入ったのは、読む行為そのものがデザイン化されていることの秀逸さである。砂浜でオサレなタープの下、美人が読書とか絵になりすぎる。
最近は紙の本で読むか、タブレットで読むか、専用端末で読むか、スマホで読むか、その読む形態にばかりに目が行きすぎていたと思う。
これもその1つ。
これからは、読む形態ではなく、読む行為そのものがコンテンツになる時代へ突入していくのかも知れない。
もちろん、「場所」以外のアイデアを必死に考えているところである。
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