「黒絹睫毛」
大学生ぶりに再読したらめちゃくちゃよかった。その時はぴんとこなかった。
舞台は米軍基地、雪国、の描写でたぶん青森県の公立進学校かと思われる。
コンプレックスいっぱい、人と比べがちな嫉妬深い私みたいな、ルッキズムに縛られ動けない女性に「それでもいいんだよ」「そうだよね、今よりきれいになりたいよね」と共感されながら励ましてくれるような作品でした。
雪国と人体や顔立ちの描写がとても美しい。三島由紀夫や川端康成みたいな文体。
短くて2時間で読める。
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