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あなたに合った覚え方とは?~教育・勉強に役立てる~


■はじめに


なんとなく、自分なりの覚え方。

普通に覚えれば別に記憶出来るはずなのだけれど、今でもその覚え方を思い出してしまう。
そんな経験は無いだろうか。

まるで、レールに車輪がハマる様に強制的に思考をトレースする。
海馬に強く焼き付いてどうしようもないのである。

いくつか私の例を挙げてみよう。

①行・列


縦・横の事だがどちらの事を指しているか分からなくなる。なので常に漢字を想起してどちらであったかを判定する。

まず、漢字をイメージする。その漢字の中にある「セル」を想像する(斜めのセルは無視する)。そうするとセルの向き=行・列の向きになるのである。

行は横
列は縦

こんな判定方法をしている人等いないだろうと思ったら、EXCELの覚え方でも同様の記載がされているサイトがあった。
あながち変な思考でも無いようである。

②緯度・経度


地球上の座標点を表す指標だが、どちらがどちらか分からなくなる。
よって、こちらも文字を想定して判定を行う。

まず、けーど・いどそれぞれに対してアルファベッドを当てはめ「K度・e度」とする。それぞれのアルファベッドの書き出し位置の方向が経度・緯度の方向となる。
即ち、Kであれば縦線・eであれば横線がそのまま経度・緯度となるのだ。

K度
e度

調べてみると、母音の音で覚える覚え方もあるようである。
なるほど。

緯度と経度の覚え方

♦覚え方1
時間が経つと、縦と横どちらが緯度だったか経度だったか忘れてしまいがちです。まず、1番シンプルで覚えやすい方法をお伝えしましょう。緯度の最初の文字は、横に口を開きますので横の線、経度の最初の文字は、縦に口を開きますので縦の線と覚えておけばいいでしょう。

https://alpha-katekyo.jp/tips/tips047/

③東西南北(north south east west)


②と同様の覚え方ではあるが、東西南北と対応する英語の覚え方である。これも同じく文字を想起して判定を行う。

アルファベットをイメージして書き出し位置から判定を行う。「北」「東」のみを判定しその反対は「ノースで無いものはサウス」「イーストでないものはウェスト」としておく。

ノースの場合、エヌなので書き出し方向は上向きであり北=ノースとなる。よって反対はサウス=南となる。

イーストの場合、イーなので書き出し方向は右になり東=イーストになる。よって反対はウェスト=西となるのである。

東西南北

しかし良く考えると、Nの書き出しは大文字であっても小文字であっても下向きでは無いだろうか。
なぜこの理解でいれたのか不明である。

調べてみたが通説的な覚え方は無いようである。
しかし、漢字ベースに面白い覚え方をしている人もいるようである。


■覚え方を考える


ここまで、いくつか自身の「なぜこんな覚え方をしているか分からないが、自動的にトレースしてしまう覚え方」を挙げてみた。

例を見て類似傾向を考えると、
・いくつか同列の要素が並んでいるものを覚えづらいと感じている
・文字を想起し形や動きを利用する事で覚える事が可能である

と言えるだろう。

これを利用してみよう。

例えば「リトマス紙の変化」ではどうなるだろうか。
それぞれの液性による変化は以下の通り。

酸性:青色→赤色
アルカリ性:赤色→青色
中性:変化なし

酸→SUN→赤に変わる
アルカリ→アールから→Rから→RedからBlueに代わる
中→リトマス紙の真ん中→変化なし

リトマス紙の変化

(酸性は傾向利用していないが)アルカリは文字想起、中性は文字内の形のイメージから覚え方を作成している

又、それぞれに対して可逆的な思考になりそうである。
「リトマス紙が青に変化したがこれは何性か?」の質問に対しては「Bに代わるのはRから」→「アールカリ」→「アルカリ性」と思考出来そうである。

■終わりに


癖の様な思考を書き始め、気が付いたら「覚え方」について考えていた。
良く考えると、巷に蔓延っている「覚え方」は自分に適切か否かなどあまり考える事は無いのではないだろうか。

一度、「自分にどんな覚え方が合っているのか」を整理・体系化する事で「覚えやすい覚え方」を利用する事が出来るのでは無いだろうか。

確かに「リトマス紙」は本来であれば(H+の濃度により分子のベンゼン環の電子状態が変化、吸光度が変化し色が変わる)本質的な理解は必要だろう。

しかしそれが覚えやすいか否かは別の話である。
理解しつつも「自分にとって覚えやすい方法」を模索するのが良いのでは無いだろうか。


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