ぺぽる

特に書くことも無いのですが、と書いていたら「書くことあるじゃん」ってなりました。自分か…

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特に書くことも無いのですが、と書いていたら「書くことあるじゃん」ってなりました。自分から出る「何か」を吐き出す場として利用してみます。

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手を差し伸べられる社会へ

昨今「セルフネグレクト」や「風呂キャンセル界隈」と言った、 なんとも分かりにくい言葉がもてはやされている。 そもそもそれが本人にとって問題のない、幸せである状態なのであれば特に問題にはならないはずである。重要なのはそれが生命活動に影響する様な重篤な精神的疾患に繋がっている可能性がある事である。 (うつや躁うつや適応障害等を含めた)精神的な不調に伴い、自分の身体にとって健康的な状態を維持する事が出来ず、負のスパイラルを生み出してしまう事にある。例えばうつ等の症状により活動量

    • あなたが感じる「嬉しさ」とは

      前回、「言葉は誰にも届かない」で他人との感覚の差異を述べた。 その中で、言語・文化的な差異について言及したが、今回はこの「言語的な差異」について深堀をしてみる。 さて、この「言語的な差異」だが多言語間だけではなく、同一の言語内でも発生すると考えられる。 ■言語的な差異 例えば「嬉しい」状態一つをとってもその感覚は様々である。 10歳でもらうお年玉の1万円は、月々500円のお小遣いと比べて嬉しいと感じるだろう。 しかし、月々1万円のお小遣いをもらっている子供にとっては

      • 言葉は誰にも届かない

        ■はじめに 前回、「○○感とは何か」の記事で感覚・クオリアに関して記載した。 特に「逆転クオリア」の実験では相手と自分の差異に自分が気が付かない点が非常に印象的であった。 この「相手の自分の差異」だが、振り返ってみると学生時分にも疑問に思う事が良くあった。 「相手と自分の見ている・感じているものは同じなのだろうか」と。 ■差異について クオリア実験での感覚としての差異もあるが、視覚的な差異もある。さらに言語・文化としての差異もあるのではないだろうか。と。 まず視

        • 「新しさ」のすゝめ

          ■はじめに 前回、「Web広告の未来と本屋」の記事で本屋における「発見」の特殊性について言及した。 今回この「新しさ・発見」に注目して深堀してみたい。 ■言葉の定義 まずそれぞれの言葉の定義を確認する。 と、「今までにない事」や「分からない事を見出す」といった我々が普段利用している通りの言葉の意味である。 そして事、個人においてはどちらも「主観的」である事が必要だろう。 ■生物的な反応 さて、ではこの「新しい」ものに出会った時人はどんな反応をするのだろうか。生物

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        手を差し伸べられる社会へ

          仕事のミスは幸せの種である

          ■はじめに 先日、友人と電話で話していた。 どうやら友人は仕事でミスをしたようで、 「どうしてこんな簡単なミスを、数円の間違いをしてしまったのだろう」 と後悔していた。 「あなたならどう思う?」と問われ私は 「多少なりとも後悔はすると思うが、それは現在の私が満点を評価出来るほどの完璧な状態であると言う傲慢さに他ならない。なので個としての奢りを持ちたく無いので可能な限り後悔したくない」 と回答していた。 変態である。 ■「視野・視座・視点」 ここで私はビジネスでも

          仕事のミスは幸せの種である

          Web広告の未来と本屋

          ■はじめに Webの広告にイライラしたことは無いだろうか。 youtubeのの限定をひたすら強調する脱毛動画、投資系の怪しい動画。Xや記事で出てくる有料サイトへの誘導。あまりにも不愉快なあれである。 本屋をぶらぶらしていた時に感じた面白さ。「こんなコーチングの本があるのか!面白い」とペラペラとページをめくりながらこう思った。 「なぜ今私は今面白いと感じているのだろう。逆に、なぜWeb広告はなぜああも不愉快なのだろうか」と。 ■Web広告とは まず、Webの広告につ

          Web広告の未来と本屋

          「苦手な教科」など無い

          ■はじめに 数学が苦手、理科が苦手、英語が苦手。 そんな会話を学生時分にした記憶がある。 教科書の内容が頭に入ってこない、興味が沸かない、テストの点数が悪い。 理由はいくつかあるが、他者との比較や自身の他教科との比較によって苦手意識がある人が多いのだろう。 ■提起 しかしながら、(今になって思うが)本当にそうだろうか? 苦手な教科は存在しないのではないだろうか。 教科・学問・分野は確かに多くの時間をかけてきた先人たちの知恵をより体系的・効率的に学ぶことが出来る。

          「苦手な教科」など無い

          不味い漬物選手権 ~発酵と腐敗の狭間~

          一番不味い漬物とはなんだろうか。 一年前から冷蔵庫で保存できるタイプのぬか漬けを始めていたヅケラーの私はふとそんなことを考えた。 ■ぬか漬けとは その前にそもそもぬか漬けとはなんだろうか。 ぬかに生野菜を漬けて置き、発酵させるそのプロセスには以下2つの要素があるようである。  ①浸透圧  ぬか床と野菜の塩分濃度差により野菜から水が出、塩分と米ぬかの栄養が野菜に染み込む  ②発酵  ぬか床の乳酸菌・酵母菌の発酵に伴い特有の酸味や甘味を生み出す なお、ここでの発酵はあ

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          不味い漬物選手権 ~発酵と腐敗の狭間~

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          「汚れではない。物質である」

          ■洗剤の効用 洗剤で掃除する際の役割は大きく二つに分かれる。 一つは「物理的刺激」である。 付近で擦る事により、こびりついた汚れをこそげ落とす事が出来る。 もう一つは「化学的反応」である。 我々が認識している「汚れ」は全て化学物質から成り立っており、 それを別の物質と反応させる事によって「中和」や「分解」し、 汚れを落とす事が出来ているのである。 ■化学反応の効果 多くの家庭汚れは「油汚れ」が多いだろう。ここに作用するのが「界面活性剤」である。 様は水に溶けない

          「汚れではない。物質である」

          添加物の危険性について理解していますか?

          かき氷のイチゴシロップ、ハム、イチゴミルク。 これらの綺麗なピンク色の発色は「コチニール色素(※)」と言われる色素を使っている。(※)実際には製品によって異なる この「コチニール色素」だが実はカメムシ目のカイガラムシと言われる体液を抽出したものなのである。 気持ち悪いと感じた人もいるかもしれないが、このピンク色の発色により「より美味しい」と感じているのである。 ■食品添加物とは さて、実際名称を見ただけでは何を使われているかわからない「食品添加物」だが「食品の製造の

          添加物の危険性について理解していますか?

          なぜ「さしすせそ」なのか

          料理の「さしすせそ」。 これは料理に入れる調味料「砂糖、塩、酢、醤油(せいゆ)、味噌」の順番の事である。 料理を美味しく作る為のこの順番だが、なぜ美味しく作れるかご存じだろうか? それは化学的に説明が可能だ。 ■さしすせそ① それは大きく二つの理由に分かれる。 一つ目は「広がりやすさ」にある。 広がりやすさの指標である拡散係数とは「媒質中での粒子の拡散の速さを表す比例定数を表す」が、この拡散係数はその「分子量」に反比例している。 つまり、分子量が大きければ大きい

          なぜ「さしすせそ」なのか

          「りんご」「アシカ」「磁石」「靴」「炊飯器」

          ■はじめに 我々が普段活動しているとき、脳は常に理論立てて物事を判断している。 例えば、蝉の声を聴いた時暑さ・時間・時期・なんの蝉なのかを考えるかもしれない。 覚醒している事とはつまり「自己における論理性を保っている状態」と言えるだろう。 ここでは我々の脳内、大脳皮質は常に「無意識のうちに」周囲に起こっている事象を把握し、理解しようと活動している。 ■「認知シャッフル睡眠法」 この状態を逆手に取った睡眠法が「認知シャッフル睡眠法」である。 カナダのボードウィン博

          「りんご」「アシカ」「磁石」「靴」「炊飯器」

          「適度な運動とは?」

          一日24kmを歩き周り動物を狩る事とパソコンに向かって一日仕事をする事、 あなたにとってどちらが大変だろうか。また、消費カロリーはどちらが多いだろうか。 おそらくどちらも前者と答える人が多いだろう。 しかし、驚くべきことにこのどちらの活動も消費カロリーも同じなのである。 例えば、東アフリカにある「ハヅァ族」は現在も狩猟生活を行っており、 絶えず動き続けている数少ない民族である。 この民族の研究において、現代人と消費エネルギー総量が変わらない事が判明した。 また、「T

          「適度な運動とは?」

          「寝ている状態が正常」

          「人はなぜ眠るのか?」そう問われたらあなたはなんと答えるだろうか。 「脳の記憶を整理する為」「脳の疲れを癒す為」と答える人が多いのではないだろうか。 答えは「分かっていない」だ。確かに脳の記憶を整理したりする機能も睡眠には存在する。 ただ、なぜ動物がその活動において「睡眠」を必要としているのか、 その全体像は21世紀現在もまだ分かっていないに等しい。 過去、脳の解明と共に睡眠の解明が行われてきた。 脳波の解析技術の向上と共に哺乳類以外の爬虫類や魚類にも睡眠が存在する事

          「寝ている状態が正常」

          「〇〇感とは何か」

          ■はじめに 友人や家族と美味しいマグロや肉を食べていて、友人に「これ脂っこくておいしくない」と言われた事はないだろうか。 「感覚の違いだ」「嗜好の違いだ」と言うかもしれない。 しかし、そのマグロ自体の成分や感じる神経伝達プロセスは基本的に 私と友人では変わらないはずである。 なぜこのような違いが生まれるのだろうか。今回はこの「感覚の差異」に焦点を当てる。 ■思考実験「逆転クオリア」 感覚における有名な思考実験で「逆転クオリア」というものがある。 簡単に言うと、同じも

          「〇〇感とは何か」

          「・・・・←これは何個?」

          1、2、3、4。我々は意識せずとも当たり前の様に数を数える事ができる。 しかしながらこの「数」というものは世界には存在しないモノである。 「いや、何個か数える事ができるんだから存在する」と言われるかもしれない。 だが10の1000乗個や-1個のリンゴを簡単に数える事はできるだろうか? 数の概念は我々が生み出した仮想的なモノに過ぎないのである。 ではこの「数」とは人間が生来保持している機能なのだろうか? 答えは「ノー」だ。 例えばアマゾンのある種族は1、2、3、4等の数の

          「・・・・←これは何個?」