同窓会はパンドラの箱

はじめに
女性の方々に深く心から陳謝致します。

#お詫び

もうひとりの自分に再会する場、それが同窓会だ。しかし、時が経つにつれ、同窓会は時に残酷なものとなることもある。

#時の流れ

かつて学生時代、可愛かった子、綺麗だった子、恋心を抱いた子たち。

#35年前

しかし、彼女らは今やその原形を留めていない。もはや別人と言っても過言ではない。

#同窓会

かつての白雪姫はどこにもいない。

#姫

いたのは西太后と言っても過言ではない、見るからに怖い女帝ばかりであった。

#女帝

驚くべきことに、酒の量は女子が圧倒的に多い。昔は飲まない女子が多かったはずなのに。

#怖い

いつから女子たちはこんなにも大胆になったのだろうか。

アルコール依存なのかと疑うほどだ。

#衝撃

さらに、喫煙率も女子の方が男子を上回っている。

#副流煙

かつて大人びた雰囲気を持つ男子たちが煙草の匂いを纏っていたのは、今や遠い昔のことだ。

女子とは対照的に、男子たちは禁煙に禁酒。

#健康一番

同窓会の会話は健康診断結果の話題で盛り上がっている。健康を気にし、自分磨きに余念がない彼ら。しかし、その姿はかつてのような魅力に欠け、か弱く見える。

#勇者

かつて君臨した勇者がセバスチャンへと降格し、空いたグラスをさげている。

#セバスチャン

対照的に女子たちは力強く、自信に満ちた姿を見せている。男子にも増して、強さというものは女性に偏在しているように見える。

#女豹

完全に男子が弱者、女子が強者という構図が出来上がっているのだ。

申し訳ないが気になるのは50オーバーのノースリーブから出る腕のシミが気になった。

#痛い人

少し痛い人にも感じた…

そんな同窓会に参加する私は、昔の仲間たちに違和感を覚えつつも、心の中で苦笑いでいた。

かつての可愛い子や綺麗な子、好きだった子たちが変わってしまったことに対して、少なからず寂しさを感じていた。

#驚き

「いや！ドン引きしていた」

#タイムトラベル

同窓会の終わりに私は思った。「時を超えた再会だからこそ、変わってしまった姿を受け入れることも必要かもしれない。だからこそ、かつての想い出にこだわるのではなく、現在の彼女らを受け入れることが大切なのかもしれない」と。

#罪

「いや、率直に言おう」開けてはいけない、パンドラの箱を開けてしまった気分だ！

#後悔

同窓会は別れと再会を繰り返す場だ。時に厳しい現実を叩きつけられることもあるが、それは過去と現在を比較することで初めて感じることができる。そして、それは成長と変化の証でもあるのかもしれない。

#幻想

私がかつて恋焦がれた本人に「俺のあの頃の貴重な想い出を返せぇー！」と口には出さず、心の中で叫んだ。

#幻滅

同窓会に出席するまでは「幻想」を抱いたが、同窓会出席後からは「幻滅」しか残らなかった。
また、「欠席すれば良かった！」と悔いた。さらに、通ってはいけないタイムトンネルをくぐったと後悔すらした。

#タイムトンネル

帰宅した瞬間、心は言葉にならない感謝の気持ちで一杯になった。「妻と結婚して本当に良かった」と、あらためて実感したのだ。変わらぬ妻の愛と支えに包まれていることが、幸せを強く感じさせてくれる。

#癒し

年甲斐もなく恥ずかしいが妻の寝顔を見つめながら、自然と口から零れた言葉は上手く伝わらないかもしれないけれど、心から伝えたい思いだった。「迷惑かけて、ありがとう」

#感謝

こんなに側にいてくれる妻に出会えたことに感謝の気持ちを抱きながら、これからもずっと一緒に長生きし、健康に幸せを歩んでいくと決めた。

#親愛なる妻

注意事項)
同級生の女性達に喧嘩を売っている訳ではありません。
不快に思われた場合誠にもうわけありません。
筆者の忠実な心情にもとづき執筆しました。

#ごめんなさい