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【ヨガ】厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』1

※この記事は「https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c02/13.html」からの引用です。

※あくまでもアメリカの研究機関中心の記事です。

ヨガは、さまざまな国で色々な研究がされています。ただ、研究が進んでいる分野と進んでない分野がありますので、マイクヨガは今後、そういった研究にも寄与していけたら幸いです。


Q.ヨガとは?その働きは?


ヨガは古代インド哲学に歴史的起源を持つ心身の訓練法です。それは精神的な訓練法として始まりましたが、身体や精神の健康を促進する方法として普及しました。

古典的なヨガにはほかの要素も含まれていますが、アメリカで実践されているヨガは通常、「アーサナ/体位・姿勢」「プラーナーヤーマ/呼吸法」「ディヤーナ/瞑想」に重点を置いています。アイアンガー、ビクラム、ハタヨガなどの評判の良いヨガ流派は、これらの要素を重視しています。

ヨガや、2つの中国起源の訓練法である太極拳と気功は、「瞑想的運動」療法と呼ばれることもあります。3つの訓練法にはすべて、瞑想的な要素と身体的な要素の両方が含まれています。

Q.ヨガの有益性(ベネフィット)とは?


研究は、ヨガについて以下のことを示唆しています。

  1. ストレスを和らげ、良好な健康習慣をサポートし、精神的/情緒的な健康、睡眠、生活の調和を改善することにより、全般的な健康増進を助ける

  2. 腰痛と頸部痛を和らげる

  3. 更年期障害の症状を和らげる

  4. 困難な生活状況に関連する不安や抑うつ症状の管理を助ける(しかし、ヨガは不安障害、臨床的うつ病、心的外傷後ストレス障害(posttraumatic stress disorder、PTSD)の管理に有用であることは示されていません)

  5. 禁煙を助ける

  6. 太り過ぎまたは肥満の人の体重減少を助ける

  7. 慢性疾患の人の症状を管理し、生活の質の改善を助ける

  8. ヨガの健康に対する効果に関してさまざまな研究がありますが、多くの研究は少人数を対象としており、質の高いものではありませんでした。そのため、ほとんどの場合、ヨガは特定の健康目的の利用に有望ですが、有用であることは証明されていないと言うことしかできません。

Q.健康目的のヨガに関する研究は何を示していますか?


複数の研究は、ストレス管理、精神的/情緒的健康、健康的な食/活動習慣、睡眠、生活の調和の向上など、健康上の側面に対してヨガがもたらす利益の可能性を示唆しています。

ストレスの管理
最近のレビューが対象とした、ストレス管理を目的としたヨガの17件の研究(参加者計1,070例)のうち、12件はストレスに関連する身体的または心理的指標の改善を示しました。

精神的/情緒的健康
ヨガが精神的健康の肯定的な側面に与える効果を評価した14件の研究(参加者計1,084例)について行った最近のレビューでは、10件の研究に回復力の向上や一般的な精神的健康の改善などのベネフィットの科学的根拠(エビデンス)が認められました。

健康的な食/活動習慣の向上
2018年の若者(参加者1,820例)の調査では、定期的にヨガを実践することは、より良い食習慣と活動習慣に関連していることが示されました。調査を受けた人々は、ヨガは、より良い心の在り方、ほかの活動に対する参加意欲の向上、より良い食生活の心掛け、健康志向のヨガコミュニティからの影響などを通して、より良い健康習慣を支えていると思うと述べました。

睡眠
ヨガは、がん患者と高齢者における数件の研究や、関節炎の人、妊婦、更年期症状のある女性などのほかの集団に関するそれぞれの研究で、睡眠に役立つことが示されています。

生活の調和
健常者の生活の調和に対するヨガの効果を調査した15件の研究(参加者計688例)のうち、11件が生活の調和に関する少なくとも1つの結果について改善を示しました。

Q. ヨガは痛みの管理に有用ですか?


痛みを伴ういくつかの症状に対してヨガの研究が行われています。腰痛と頸部痛に対するヨガの複数の研究では、有望な結果を示し、ヨガは米国内科学会(American College of Physicians)により慢性腰痛の第一選択治療に推奨するべき選択肢の一つとされています。頭痛、関節炎、または線維筋痛症に関するヨガの研究はほとんど行われていないため、これらの症状の痛みを和らげるのに有用かどうかは明らかではありません。

腰痛。
2018年の米医療研究・品質調査機構(Agency for Healthcare Research and Quality)の報告では、腰痛に対するヨガの8件の研究(参加者計1,466例)を評価し、ヨガは短期的(1~6か月)、中期的( 6〜12か月)に痛みや機能を改善することが認められました。ヨガの効果は、運動の効果と同様でした。
米国内科学会は、慢性腰痛の初期治療に非薬物療法を使用することを推奨しています。ヨガは、複数ある非薬物療法の1つとして示唆されています。

頸部痛。
2019年に行われた10件の研究(参加者計686例)のレビューでは、ヨガを実践することにより、頸部痛と頸部痛に関連する支障の両方が軽減され、首の可動域が改善されたことがわかりました。

頭痛。
頭痛に対するヨガの研究は、ほとんど行われていません。2015年に行われた頭痛に関する研究をレビューする試みでは、研究が1件(参加者72例)のみ認められました。その研究は、頭痛の強さと頻度が減少したという好ましい結果をもたらしましたが、1件の研究だけでは十分なエビデンスではありません。

関節炎および線維筋痛症。
関節炎や関節痛に関連する症状に対するヨガの研究はあまり行われていません。2013年の評価では、評価可能な8件の研究のみが認められました。変形性関節症3件(参加者304例)、関節リウマチ2件(参加者110例)、線維筋痛症2件(参加者96例)、手根管症候群1件(参加者51例)です。これらの研究は、手根管症候群を除くすべての症状で痛みに対するベネフィットの可能性があるという弱いエビデンスを示しましたが、推奨するにはデータが不十分でした。

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