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ビュッフェの難易度

食べ放題という自由

 私は、旅行先のホテルの朝食が好きです。
朝、家ではあまり食欲がなく少なめにすることが多いのですが、非日常だからなのか料金に含まれているからなのか、ホテルなどの朝食には目がありません。起きて洗顔をして、着替えて朝ごはん。
普段の生活にはない行動を行います。

 会場のレストランに行くと、ずらりと並ぶビュッフェ。コロナ渦においては施設によってパンの詰め合わせや、和洋セットを選択して運んでくださるなど、それぞれの工夫がありましたが、だいぶ緩和され、最近は消毒後に手袋をすることでビュッフェスタイルが戻っている施設が多い印象です。

さて、何を食べようか。何があるんだ?!と好奇心が止まりません。

1周だけバイキング

 以前、「テレビ千鳥」の企画にこんなものがありました。

「1周だけバイキングを周るとき、どうするか」
2回ほど放送があったのですが、皆さんそれぞれ個性が出ていました。
ビュッフェの並び順は割と形式が決まっていないことが多く、最初にサラダなのか、小鉢なのか、はたまた主食なのか。

前半にソーセージ、スクランブルエッグを取っていたのに、だし巻き卵を見つけるとつまんでしまう。から揚げとポテトにスープなのか味噌汁なのか。ごはんなのかパンなのか。

正直、番組を見てからホテルのビュッフェに行く際に緊張を覚えるようになりました。人が少なければいいのですが、大概みなさんが訪れる時間は重なってしまうので、前の人についていきながら進み、すぐ後ろからもやってくるプレッシャー。見つけたものを取っていくベルトコンベアに乗っているかの如く。そして訪れる乗り切らなくなってからの最終ゾーンの誘惑。
何度行ってもこの難易度の高さには慣れません。

客観的に分析したこと

 先の放映から学んだことがあります。
最初にトレーを取って、そこにお皿を並べてスタートした時点で、すでに1つ失敗があります。
先程挙げたような、小鉢やスープ、ライブキッチンのオムレツなどは、その場所にお皿やカップがあって、それをトレーに乗せないといけません。
すると、最初にギチギチにして挑んでしまうと、その余裕がなく諦める品が出てしまうのです。ごはんもジャーの横に茶碗があります。パンであれば最初のお皿でも乗せれます。
 そして重要なのが、

「全部を食べるのは厳しい」

ということ。規模によってどのくらいの数があるかはバラバラですが、それを食べたいだけ制覇するには、朝食では特に時間がないので絶望的なのです。なので、ある程度は「今回はやめておく」という決断も必要だなと思いました。

2周目に行く余裕があるのであれば、諦めた分だけを狙っていくだけで済みます。

もしくは、1周目の列では、本当に食べたいものだけを少しずつだけ取っておいて、最終ゾーンまで余裕を持って到達。あえて2周目にそのまま突入することで、やっぱり欲しいと思ったものを追加してニーズを満たす。
なにも1周のみというルールは本来ないのです。

逆走は少し列を乱すこともあるので、好ましくないかなと思います。

「自由を与えられたとき、決断をしなければ何も実現できない」

これはビュッフェで例えましたが、普段の生活にも言えることかなと思い、書き起こしてみました。

みなさんの「1周だけバイキング」、どのような内容ですか?

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