やさしい隣人
自宅の庭のブランコに座っていると、隣の家の庭にとても美しい爽竹桃が目に留まりました。そのベビーピンク色が羨ましくて、私も欲しくなりました。このお花は優しそうに見えますが、信じられないほど毒が強いです。もし口にすれば死ぬ危険性があります。私は街の全ての花屋さんに行ってこのお花を探しましたが、隣の庭にあるような美しい爽竹桃は見つけられませんでした。
昨日、ブランコに乗りながら本を読んでいました。あの隣の人たちは二人とも元お医者さんだそうです。奥様が陽にあたろうと庭に出てきたようです。
「こんにちは!」
「こんにちは!」
「失礼ですけどお庭にあるお花は本当に素敵な色ですね。どこでこんな爽竹桃が買えますか?」
「お花のことなら、主人に聞きますね。ちょっと待っててください。」
ご主人が出てきて、それから30分ぐらい庭のものについていろいろとお話しました。そしたら、ご主人は一旦家に戻って小さい夾竹桃を持ってきてくれました。
「お花が大好きなんですね。これ、プレゼントです!」
まるで嘘みたい。なんて素敵なことでしょう。こんなに善良な隣人に恵まれて本当に幸せです。
善意に溢れた隣人との交流が、私の心に温かな思い出を刻みました。爽竹桃の花は私の庭にも咲き、それを見るたびに隣人の親切心を感じることができます。彼らとの交流を通じて、人と人とのつながりの大切さを再認識しました。
彼らの優しさに触れることで、私も他人に対してより思いやりを持ち、積極的に手助けする姿勢を大切にしようと考えました。些細なことでも、誰かの役に立てる喜びや幸せを味わうことができるのです。
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