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ゴールデンカムイ聖地巡礼・新潟佐渡の旅2024.6(3日目☆弍)

宿根木から、タクシーに乗り込む。

次の観光地『佐渡西三川ゴールドパーク』に行く。


ゴールドパークでは『砂金採り体験』をさせてくれるのだ。

入館料として1200円をお支払い。
採った砂金はペンダントとして加工してもらえるが、それは別料金。今回はやめといた。

資料館をぐるっと巡ってから、砂金採り会場へ。

水を張った作業台には、土や小石が敷き詰められている。
砂金の採れる川床をイメージしてるようだ。

新潟県観光HPより。

「このザルを、川床めがけて突っ込み、土砂ごと持ち上げます。砂金は重いので、斜めにして土砂を揺らして落としてやると、底に残っていきます。これを、何度も繰り返して、ある程度の少なさになったら、目で砂金を見つけて、この小瓶に入れてください。」
一気呵成に長い説明をした係員のおっさんは、サッサとどこかに行ってしまった。

え?な、なんて?これを斜めにこうすんの?説明よく聞いてなかったんだよなあ・・・。
水の中で揺らすんだっけ?

よくわからんまま、土砂を掬い上げ、水中でモニョモニョ振る。
あってんのかな?これ?

「キャー!水が冷たいッ!手がもげそうだ!」
と、向かい側で、山猫少尉がキャーキャー叫んでいる。

しばらく、テキトーにザルをモニョモニョしてるが、いっこうに砂金は見つからん。あってんのかな?これ?

クビを傾げながら、ザルを辛抱強くゆすっていると、さっきの係員のおっさんが戻ってきた。
「あー、もっと大胆に土砂は落としてもいいかもね。大きな石とかは、指でどけてあげて」

山猫少尉やら若いママさんたち、女性には優しく親切に教えているおっさん。

私なんか、さっきから土と石ころしかさらってないんですけど?
私にもコツを伝えてくれよ!
ねえ!?ねえってば!!

ゴールドパークで砂金取り。
なかなかの難易度だぜ・・・。

「調子はどうだい、ええ?」
「は〜〜、さっぱりだな・・・」

とか、山猫少尉と、映画ゴールデンカムイ冒頭のシーンを再現してみたり。

「そろそろ、お時間ですー。どうでしたか?砂金は採れましたかあ?」
係員の終了のアナウンスがあり、砂金採り体験、終了ーー。

私は、一粒だけ、とれました。
あんだけ時間かけて、モニョモニョ揺らして、小石も丁寧に選り分けたあげく、たったひとつぶ・・・。

「アタシは7粒とれたもんね!ゴールドラッシュ、キター!」
と、ガッツポーズしている山猫少尉を、恨めしそうにみる、哀しき羊なのでした。

ゴールドパークを出て、観光タクシーに乗り込み、流れ行く佐渡の海岸景色を楽しむ。
あんな、いんちきゴールドパークのことは、サッサと忘れてしまおう・・・。

人面岩だよ。モアイの横顔みたいでしょ」
運転手さんが、親切に教えてくれる。
ホンマや!モアイや!

佐渡観光の最後は『佐渡乳業』みるくぽっどで、ソフトクリームを食べるのだ。

4、5組並んでる最後尾に立つ。
「うーん、バニラにするか、ミックスなのか、ストロベリー?悩むなあ」
並んでる間に、ぐぬぬ・・・と悩んで、私はミックスに。
山猫少尉はバニラソフトに決めた。
観光タクシーの時間もあるので、車内に持ち込んで食べながら、両津港へと向かう。

冷たく濃厚で甘い!美味しい!!

そして、両津港に到着。
観光タクシーは、ここで貸切り終了のお時間だ。

運転手さんの道中のお話も楽しく、佐渡島観光情報も的確で、いろいろ融通もしていただき、とても良くしていただいた。
本当に、ホントにありがとうございました。

「いや、こちらこそだよ。ぜひ、また佐渡に遊びに来てね」
名残惜しいが、運転手さんとは、この港でお別れ。

これから乗り込む佐渡汽船のカーフェリー『おけさ丸』が着岸しているのが見えた。古いタイプのフェリーらしい。

ウヒョー!フェリーや!!(フェリー大好き)

16時5分に両津港を出航した『おけさ丸』。

楽しかった佐渡島を、少しずつ離れて行く。
遠ざかっていく佐渡島の様子を、ぼーっと眺めていられるのが、フェリー旅の醍醐味。
向こうでは、乗船客がばらまくカッパえびせん目当てのうみねこかやらトンビが、フェリーと並走している。

怖いくらいすげー数が集まってきた!

さらば、佐渡島!
絶対、また来るからねー!

カーフェリーは、新潟港まで2時間半。
せっかくなので、船内レストランで、フェリーメシといきましょうかな。
私は佐渡カレー。山猫少尉は海老ラーメンを注文。

佐渡カレー(ライスが佐渡島)、ウマ!
「ラーメンのスープ美味しい!」
山猫少尉も、美味しそうにラーメン食うてる。ちょっとスープちょうだい。

佐渡弁慶で回転寿司をちょこっとつまんでから、ソフトクリーム以外なんも食べてなかったから、フェリーメシが雰囲気こみで、よりウマイ!

15秒くらいでエアはなくなる。

メシ食った後。
ヒマなので、ゲーセンコーナーで、山猫少尉とエアホッケーをしたり、モグラ叩きをして遊ぶ。

「ここのゲーセンで、コインを確実にゲットするなら、このコインゲームをお勧めしますよ」
と、ゲーセンのヌシみたいな事をいう小学生が、我々に話しかけてきた。

「こっちのゲームは実力でコイン取れるけど、パチンコやスロットは、所詮、運ゲーですから。このコインゲームで、確実にコインの枚数を増やしていくべきです
と、作戦参謀みたいな事を提案してくる少年。

・・・キミ、ここのゲームコーナーの状況に詳しいなあ。
ずっと、このゲーセンで遊んでるん?

「いや、もう小遣いも無くなったので、見てるだけです。フェリー乗ってる時間、やる事なくて暇すぎて」
と、つまらなそうにしている小学生。

「沖合だとネットも切れちゃうからSwitchも遊べないし、一緒にきてる親も昼寝してるし、やる事無さすぎて、ゲーセンでうろうろするか、船内を全力ダッシュするしかないですよ」

あ、そー。(笑)
新潟港まで、まだまだ時間あるもんなー。そりゃ退屈やな。
ほな、私らは行くわ。

「そうですか・・・ここでコインを増やしたいなら、いつでも言って下さい。お役に立ちますよ」
といって、少年はつまらなさそうに向こうに行ってしまった。

その話し方や所作が面白すぎて、山猫少尉と大笑いしていた。

船内を散歩したり、スナックコーナーでアイスを食べたり、おしゃべりしてたら、もう新潟港に到着。

愉快で楽しい佐渡フェリー旅はこれでおしまい。
さっきのヒマすぎ少年は、やっと下船できて、さぞかしホッとしているだろうけどね。

バスに乗って、新潟駅に戻ってきた。

今夜のホテルにチェックイン。
荷物を置いて、夕飯飲みに繰り出そう!

一度行ってみたかった、『ぽんしゅ館』にやってきた。
500円分のコインを購入し、おちょこを渡されて、店内の唎酒マシーンで日本酒を飲む。

この時間帯、けっこうお客さんが多い。みな、目を輝かせながら、どれを飲むか選んでいる。

そんなに日本酒に詳しくないので、聞いたことあるヤツを選んでおこう。
『八海山』、『越乃寒梅』、『謙信』を。これで、コイン5枚。

どれも美味しかったが、『謙信』が私には合ってるかなー。

向こうのカウンターで、山猫少尉が甲に乗せた塩(無料)をぺろっと舐めながら、お猪口をゆっくり傾けていた。
本格的な、酒飲みスタイルですな。

新潟駅を出て、万代口方面を居酒屋求めてぶーらぶら。
なかなか賑やかな飲み街を、散策する。
『越後番屋酒場』に入店。
2人いけますかー?

遅めの21時頃に入店したもので、日本酒も、イカ天も、あれもこれも、売り切れ続出だった。
でもまあ、夕方にフェリーメシ食ってるからね。ほどほどに食べよう。

つきだしのすき焼きと、南蛮エビのお刺身、あさりの酒蒸し。
お酒のアテ程度にチョロっと食べて、一杯だけ飲んどこう。

シメのラーメンは『燕三条ラーメン』
背脂系あっさり醤油ラーメンで、私の大好きなタイプ。

アイス最中を食べて、シメのスイーツとした。ごちそうさまでした!!
新潟メシ、サイコー!

今日も、めくるめく楽しい1日だった。

【つづく】

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