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キタダヒロヒコ
2022年11月23日 21:19
前々任校で、卒業を前にした生徒たちとともに考えた国語の授業。 「詩歌にみる戦争の非人間性」感想交流。1限目。生徒たちは、たとえばこんな一節やこんな歌に立ち止まってくれました。(死はぼくたちに来なかった)(一気に死を通り越して魂になった)(われわれにもう一度人間のほんとうの死を与えよ) (嵯峨信之「ヒロシマ神話」)ガス室の仕事の合ひ間公園にスワンを見せに行つたで
2022年11月8日 19:21
7年前、前々任校で行った授業です。あるクラスで、ふいに時間ができたのでよっしゃここは朗読だ、と思い新潮文庫の『中学生に読んでほしい30冊』から二冊をリストアップ。「怖い系と恋愛系どっちがいい?」と生徒たちに聞くと、このクラスでは「怖い系」が多数。夏目漱石の『夢十夜』のことを「とくに第三夜が怖い…。うなされるぐらい怖い」などと紹介しつつ、「でも今日はそれではなくて」と読んだのが、
2022年10月13日 22:12
「かなしみをかかえる人のための短歌」の授業。子どもたちがいつもの授業とはすこしちがう目をしてた、気がした。最初にこんな話をした・・・、「文学ってなに? って娘に聞かれたお母さんが」(まず、これはすごい母子の会話だよ)「娘にこう答えた、『文学というのは、ふだんは人に言えないことを書くものなのよ』」人はみな悲しみの器。という一首もある。岡野弘彦さんのだ。人はみな悲しみの器。