失敗屋さん

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優秀な親と貧相な親の違い

優秀な親は、子供の行動を許可して制御する。 貧相な親は、子供の行動を禁止して制御する。 優秀な親は、子供の経験を重視する。 貧相な親は、子供の外見を重視する。 優秀な親は、子供が失敗したとき、原因を叱る。 貧相な親は、子供が失敗したとき、結果を叱る。 優秀な親は、子供の成功を願う。 貧相な親は、子供の生存を願う。 優秀な親は、自分より子供を優先する。 貧相な親は、子供より自分を優先する。 優秀な親は、子供らしくはしゃぐのを認める。 貧相な親は、子供らしくはしゃぐのを

    • 「毒親」の原典「毒になる親(1989)」

      概要スーザン・フォワード博士(Dr. Susan Forward)が1989年に著した『毒になる親(TOXIC PARENTS)』という本が「子供にとって有害な親」を意味する「毒親」を初めて表現した本であると言われている。スーザン・フォワード博士は米国のセラピストとして活動された方だが、詳しい経歴などについては正確なほかの文献に譲る。 昨今、YouTubeに毒親関係の動画が多くアップロードされているが、この書籍の内容に概ね則していると言ってよい。この書籍の内容を受け売りして

      • 日系メーカーで働く上で覚悟すること

        メーカーで働く上で私がもっと早く知りたかったことを書く。 思いついたら適宜更新する。 雰囲気業界により多少異なるが、一般的に高校のノリに日本人特有の縦割り、村社会を混ぜ合わせた雰囲気。大抵、管理職は自分より目下の挨拶は無視する。一方的に決定事項を伝達するので、海外の支社と非常に仲が悪い。 人材求められる水準が低下するほど、凶暴な人材が集まる。特に男子が好きそうな業界は、報酬が低く、労働時間は長く、危険な作業を伴い、水準が低い人間が集まるので、社内治安も悪い。 離婚率と独

        • 外資と迷ったあなたが内資に入社したら起きる事

          あなたは今年、大学を卒業し、企業に就職しました。就職先は日系のものづくり系の大企業で、業界では知名度のある会社です。 4月の入社式を終え、新入社員研修が始まります。新入社員の中には、ポイントを稼ごうとしてか毎回質問する人がいます。そういう輩は段々と的外れな質問をするようになり、しまいには講師を困らせるようになります。あなたは、そんな失態を横目に毎日静かに講義を受け続けます。 初めは真面目に聞いていたあなたも、内容が重複していたり、全体がわからないのに専門的な事を解説された

        優秀な親と貧相な親の違い

          いつも暇なのに何かあるとすぐ怒る人達のメカニズム

          皆さんの職場にいつも暇そうにYouTubeやTwitterを勤務時間中にやってたり、お菓子を食べていたり、椅子にふんぞり返っているくせに、いざ書類の確認などで不備があるとものすごくキレる人っていませんか。普通の職場であればいないと思うのですが、今回は、そういう人達を観察しているとある共通心理が見つかったので書きます。 結論から言うとキレる理由は、その人達にとって、自分にとっての仕事とは「確認するだけであって、何か間違いや相違があることは異常事態である」からです。要するに、サ

          いつも暇なのに何かあるとすぐ怒る人達のメカニズム

          責任を曖昧にするには

          責任を取ったこと、ありますか?「あるよ」と即答できる人って実はなかなか少ないんじゃないでしょうか。そもそも責任を取るって何をすればいいんでしょうか。誰かに謝りに行けばいいんでしょうか?私は社内政治で破れて左遷されたり、責任人事異動という形のものは見たことがありますが、「責任を取ったなあ」と思うような場面をみたことがありません。 昔の日本において武士が責任を取るというのはすなわち切腹の事で、死をもって詫びるという文化があったのではないでしょうか。それが美談なのか、それとも恐怖

          責任を曖昧にするには

          できない人が得をするメカニズム

          「図面真っ白じゃねえか!今まで何やってたんだ!期日は明日なんだぞ!」 という怒号が職場に響き渡り、私は同僚とともにそちらを見ました。そこでは仕事ができないと職場で有名なAさんが上司に怒られていました。 私はAさんとはあまり関係がありませんでしたが、咄嗟に「あんなに残業して製図していたのに真っ白って言うなんてあまりにも酷い!援護してあげよう」と思い、上司とAさんのもとに行きました。しかし広げられている図面を見たところ本当に真っ白で、思わず「データ消えてしまったんですか」と聞い

          できない人が得をするメカニズム

          悲惨だった防災訓練の話

          秋は暖房器具を使う冬の一つ前の季節で、着込めば外でも活動しやすいし防災訓練をされる会社も多いのでは無いかと思います。うちの職場も例に漏れず(消防署からの指導もあって)やることになりました。 珍しく今回は上の人達が本気で、「ほかの部署との連携をBCP対策(事業継続対策)をシナリオでシミュレーションして行う!」との話でした。この防災意識は全国に誇れると思います。 防災訓練が始まった直後、シナリオ通りシミュレーション情報が錯綜を始めます。すると「あれを頼む」「これはどうなんだ」と

          悲惨だった防災訓練の話

          うちの職場でたまに不思議に思うこと

          うちの職場でたまに不思議に思うことを3つ書いたのでお時間ある方は是非読んでいって頂けるとうれしいです。 1.「メールで連絡されても…」ということがまかり通る メールで連絡しているにもかかわらず、期日を過ぎた後に「メールで連絡されただけだと分からなかった。ちゃんと電話もしてほしい」っておっしゃる方っていませんか。それって「私はメールもちゃんと使えない人間なので、ちゃんと読んでいるか確認のため電話してください」と言っているに等しいと思うのですが、何故か「そうだなあ、連絡しなくて

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          無能な働き者がプロジェクトを失敗させるまで

          1つのプロジェクトが失敗する一部始終を見たので書きます。 Aさんは40代男性の係長で2~3人の係員をまとめる役目を担っています。係全体でプロジェクトを任され、それを細かくタスク化しそれを班員に割り振って仕事を進めます。 Aさんは昨年から担当していたプロジェクトを失敗させてしまい、多額の損失を出しました。それまで良好な関係にあったお得意のお客様に決して小さくない経済的な損失を発生させてしまったことで「二度と彼に担当させないでほしい」と指名のクレームを受け、Aさんは責任人事異動

          無能な働き者がプロジェクトを失敗させるまで