マガジンのカバー画像

誇りを持って生きる

121
動物としての人間の持つ卑しさを乗り越えて、ひとりの自立した人として誇りを持って人生を主体的に歩む事をテーマに、日々感じてきた事を言語化した記事を集めます。
運営しているクリエイター

2023年4月の記事一覧

「”あるべき・あらねば”から”ありたい”へ」

「”あるべき・あらねば”から”ありたい”へ」

その「あるべき・あらねば」は本当に大事?「〇〇たるもの〇〇たるべし」。
きっとそれは、生まれてからずっと、親や先生などの周囲の大人からの躾や教育、指導、感化などを通じ、いつの間にか身に付けてしまう自己規制が始まりだろうと思います。
それと価値観と言ったり、思想と言ったり、矜持や拘りと言ったりしますが、あらためて見直せば、本当に大事なことは実はあまりなかったりします。

むしろ、手枷足枷となって自ら

もっとみる
「時間の換金からワーク・イン・ライフへ」

「時間の換金からワーク・イン・ライフへ」

我慢の時間をお金に換える学生の頃や就職してしばらくは、生きていくために遊ぶために、我慢の時間をお金に換えるのが仕事(労働)だという認識でした。能力×時間=仕事(労働)の成果を換金するような感覚です。学生の頃のアルバイトは時給、就職すると月給でしたが、残業すると基本給を所定の労働時間で割った時給に割増し率を加えた残業単価×残業時間=残業代が月末締めで、翌月の給与に加算されて支給されましたので、我慢の

もっとみる
「どうありたいか?が大事」

「どうありたいか?が大事」

ものごころついたころから、親や大人に必ず聞かれる「大人になったら何になりたい?」って質問。そんなこと考えたこともないけれども、何か言って欲しそうなので、仕方なく大人が喜びそうな職業を選んで答える。一番喜ばれたものを次からは使う。なんとなく覚えているのは、弁護士・博士・大臣などが喜ばれ、サラリーマンなどと言うとがっかりされたこと。
子供心ながら馬鹿馬鹿しくも付き合っていました。

何になりたいか?そ

もっとみる
「流される人は大罪の片棒を担ぐ」

「流される人は大罪の片棒を担ぐ」

指示やルールに従う前に一時停止して考えようこれは専務のご指示だから、社長のご指示だからと、部長がうやうやしくメッセンジャーボーイのように伝えてきた指示をそのまま実行する。ある出来事の対応をただルールや前例にあるがまま処理しようとする。それがどういうことを意味し、どんな結果をもたらすことになるのかなど関係なく。
場合によっては、流れされて何が悪い、長い物には巻かれろは上手に生きる知恵であり、流れに任

もっとみる
「Well-being(ご機嫌)で暮らそう」

「Well-being(ご機嫌)で暮らそう」

「Well-being」は、肉体的・精神的・社会的にも満たされていて、その状態が持続している状態のことで、最近よく耳にする言葉ですが、一言でいえば「ご機嫌」ということだと思います。

では、不安不満恐怖欲望と上手に折り合いをつけているからと言って「Well-being」かというとそういうわけにはいきません。未病状態(マイナス)からイーブン(ゼロ)になりましたというレベルでしょう。

自分の「生き甲

もっとみる
「未病に気付いて脱出しよう」

「未病に気付いて脱出しよう」

未病子供達が死んだ魚のような目をして学校や塾に通う姿を見ると切なくなります。そして、きっと彼らのご両親は生活のために子供の教育費のために我慢の時間をお金に換えているんだろう。その人生に疑いすらもっていないのだろうとも想像が膨らんでしまいます。
仕事でストレスを溜め、休養で癒しきれず、心にも体にも疲労をすこしづつ蓄積し、いつしか心を病むか体を病んでしまう。
そんな、我慢の時間をお金に換えて営んでいる

もっとみる
「欲望のコスト」

「欲望のコスト」

コストというのはお金だけではなく、時間や精神的肉体的負荷、失う機会や利益などの費やす負担全体を意味していて、自分の人生のコントロールレバーをしっかりと握って操縦するために重要な概念です。
決して過信することなく、自己認識の壁をしっかり理解したうえで欲望(欲求)のコストを管理してください。

尚、以下の欲求は、アメリカの心理学者・エイブラハム・マズローが提唱した「欲求段階説」に基づくもので、多くの欲

もっとみる
「恐怖のコスト」

「恐怖のコスト」

コストというのはお金だけではなく、時間や精神的肉体的負荷、失う機会や利益などの費やす負担全体を意味していて、自分の人生のコントロールレバーをしっかりと握って操縦するために重要な概念です。
決して過信することなく、自己認識の壁をしっかり理解したうえで恐怖のコストを管理してください。

ある特定のモノやコトに対して恐怖を感じてしまうことは、誰しもがあることでしょう。

子供の頃に飛んできたゴキブリがT

もっとみる
「不安のコスト」

「不安のコスト」

コストというのはお金だけではなく、時間や精神的肉体的負荷、失う機会や利益などの費やす負担全体を意味していて、自分の人生のコントロールレバーをしっかりと握って操縦するために重要な概念です。
決して過信することなく、自己認識の壁をしっかり理解したうえで不安のコストを管理してください。

お金昔からあったのは、人々の不安をお金に換えている保険です。実際、生命保険は売り方として将来不安を煽って加入を勧める

もっとみる
「不満のコスト」

「不満のコスト」

コストというのはお金だけではなく、時間や精神的肉体的負荷、失う機会や利益などの費やす負担全体を意味していて、自分の人生のコントロールレバーをしっかりと握って操縦するために重要な概念です。決して過信することなく、自己認識の壁をしっかり理解したうえで不満のコストを管理してください。

ここでいう不満は食欲・性欲・睡眠欲が満たされていない状態ではなく、政治や会社、周囲の人々に対する不満、つまり感じている

もっとみる
「煽られず惑わされず思い込まされず」

「煽られず惑わされず思い込まされず」

前回は、やるべき事をやり、心を整えて、知性と思考力で、人間であるがゆえの不安不満恐怖欲望と折り合いをしっかりつけて、スッキリニコニコご機嫌に暮らしましょうという主旨の記事を書きました。

不安不満恐怖欲望との折り合いの前にしかし、折り合いの前に必要なことが、適切な現状の自己認識と、何がお金になるのか?をしっかりと骨の髄まで理解することです。それによってマスコミやマスコミに煽られ惑わされ思い込まされ

もっとみる
「不安不満恐怖欲望と折り合いをつける」

「不安不満恐怖欲望と折り合いをつける」

人間は動物です。不安不満恐怖欲望を感じるのは当然のことですので、決して否定しているわけではありません。しかし、学習と思考と行動を積み重ねることによって、認知力・知識力・判断力は向上します。そしてその向上に伴って、いたずらに不安を感じることも、思い通りにならない不満を感じてイライラすることも、得体の知れないものへの恐怖に苛まれることも、欲望のままの衝動的言動に走ることも、なくなるとまでは言えませんが

もっとみる
「安心の柵(しがらみ)で国が滅んでいく」

「安心の柵(しがらみ)で国が滅んでいく」

思いやり思いやりには、特定の人に対するものであれ、不特定多数の集団に対するものであれ、あくまでも、その言動は、思いやる側の主観に基づくものです。そして、その言動を思いやりと思うかどうかは、受け手個人の主観に基づきます。つまり、言うまでもありませんが、その言動が、思いやりとして意識したものであろうがあるまいが、思いやりとして受け手に届くかどうかは、受け手次第ということです。
少なくとも思いやりの押し

もっとみる