はじめは子どもだった大人たちへ『星の王子さま』の世界 Le Petit Prince × UP.de
本当に大切なことは何か……大人になった私たちに問いかける王子さまと飛行士のお話から生まれた企画をご紹介。
みなさまこんにちは。ミュージアム部 mitu.です。今回は、かねてより私の愛読書『星の王子さま』とフェリシモのファッション雑貨ブランド UP.de[アプデ]がコラボレーションしましたので、ぜひ!紹介させてください。
『星の王子さま』とは
フランスの作家 アントワーヌ ド・サン=テグジュペリが書いた童話『星の王子さま(原題:Le Petit Prince)』。飛行機乗りの「ぼく」が、不時着したサハラ砂漠で、小さな星からやってきた一人の王子さまと出会うお話。
1943年ニューヨークで最初に出版され、その後、300以上の国と地域の言語に翻訳され、発行部数が2億冊を超えたロングベストセラーです。
大人になってからも読み続ける一冊
私が初めて『星の王子さま』を読んだのは小学生のころ。岩波少年文庫・内藤濯訳でした。
地球以外の星々が登場し、王子さまと動植物が人間の言葉で話す、ファンタジーの世界。しかし、最後の「ぼく」と王子さまとの別れは、子どもながらに読後の余韻を感じる一冊でした。
そしてその後、私は何度となくこの本を読み返すことになります。中学生、高校生、大学生、20代、30代…….。その理由は冒頭の献辞の中にあります。
物語の中には、"大切なものが見えなくなってしまう、わからなくなってしまう、わかったつもりになっている大人たち”が登場します。しかし、そんな彼らも、忘れてしまっているだけで、かつては、子どもだったのです。そして「本当に大切なもの」をわかっていたはずなのです。このことは私が年を重ね、「大人」に近づくたびに、本を開く理由となりました。
本を開くとき、私は、大切なものが見えなくなってしまっていないだろうか、忘れてしまっていやしないかと、問いながら開きます。そして、物語の中の王子さまの純粋な問いかけから、私にとって本当に大切なもの何かを見つめなおすのです。
さらに最近思うことは、自分が年齢を重ね、世間一般で「大人」とされる時間が長くなるほどに、物語が深みを増していくと感じるのです。
おそらくそれは、数々の対話の内容が、自分の人生経験により、これまで以上にリアリティをもって感じられるからだと考えます。
これまで読んだことのない方はもちろん、読んだことのある方も、ぜひこの機会に『星の王子さま』を読んでいただければと思います。
Le Petit Prince ® × UPde.
暮らしの中で王子さまを感じるコレクション
HANDKERCHIEF
約52×52cmと少し大きめな、ダブルガーゼ素材のハンカチ。『星の王子さま』の中でも、大人にとって教訓となる、印象的なシーン・登場人物をプリントした2種類です。
早めに芽を摘まないと、星を突き破ってしまうバオバブの木。先延ばしにしても差し支えのない仕事もあるが、バオバブだけは放っておくと災難になることを忘れないよう、王子さまは「ぼく」に絵を描くことをすすめます。
王子さまが、ふるさとの星を旅立ち地球に降り立つまでの間に巡った、6つの星それぞれで出会った風変りな大人たち。
NAIL STICKERS
王子さまのふるさとの星に咲く「バラ」、地球で出会い王子さまと友だちになる「キツネ」、王子さまにねだられて「ぼく」が描いた「ヒツジ」など、物語の中で重要なモチーフをちりばめたネイルシール。
LOUNGEWEAR
肌当たりのやさしいダブルガーゼ素材のルームウェア。トップスの袖口やボトムスのすそをゴムで絞り、冷気が入りにくく、オールシーズン着られます。
UP.de PREMIUM ACCESORY
2023年梅春限定 予約商品
さらに今回は、UP.de[アプデ]のプレミアムアクセサリーシリーズでもコラボが実現。大人の女性の日々の暮らしに寄りそう、本物の輝きのアクセサリーたちです。
Le Petit Prince × UP.de PREMIUM ACCESORY だけの特別ポーチ。
こちらの3商品は期間限定の予約ご注文受付中。【2023年3月16日(木)23:59】までのお申し込みにより、【2023年2月上旬~3月下旬】にお届けします。
さらに!早期予約された方にはスペシャル特典★
2023年1月16日(月)までにお申し込みいただいた方には、パリの蚤の市で見つけたようなアンティーク風アクセサリーケースをプレゼント! 詳しくは、「UP.de PREMIUM ACCESORY vol.9」特集ページをチェック★
2023年3月31日まで
『星の王子さま』の世界を感じるミュージアム
星の王子さまミュージアム (神奈川県・箱根)
『星の王子さま』とその作家 サン=テグジュペリをテーマにしたミュージアムが、神奈川県・箱根にあります。サン=テグジュペリ生誕100年を祝し、1999年に世界ではじめてオープンしました。
「自分自身を見つめ直す時間や空間を提供し、それによって日頃忘れてしまっている大切なことを思いだす」をテーマに、ゆったりと作られた園内には、フランスの街並みやヨーロピアン・ガーデンなどを再現。
ミュージアムの中心となる展示ホールでは、写真や手紙、愛用品などの資料展示や彼が過ごした当時の風景が再現され、サン=テグジュペリの生涯を紹介し、『星の王子さま』が生まれた経緯を解説。映像ホールではサン=テグジュペリの生涯と『星の王子さま』の物語を紹介した映像が400インチのスクリーンで楽しめます。
残念ながら、2023年3月31日での閉園が発表されましたので、ぜひその日までに可能な方にはお運びいただきたいミュージアムです。
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