結果的に、ひみつ。

 今回はエッセイというより思考メモみたいな感じのテキスト内容です。あと自分の身体の現状についての報告みたいな感じになっています。

ひみつ、1。

「あなたってよく分かんない」
 自分に対して言われる言葉ランキング上位に食い込む、「よく分かんない。」
 別にわかってほしくないから、誰も彼もあれもこれも秘密にしているわけではない。小学校くらいのときから気づいたらなんかミステリアスキャラとか不思議ちゃん判定されているだけだと思っているけど、「そっか、分かってもらえるようにがんばるわー。わたし、自分の話を伝えるの苦手なんだよねー。そういうのは話すよりかく方が自分的には伝えやすくて、」と最近はこんな感じで返答する。するけど、全部を分かってもらいたいとも正直思っていない。なんならそのひとの全部を分かるのって無理だし、もしかしたらそれって傲慢なことかもしれないとさえ思っている。
 そりゃー分かってもらえたら嬉しいのかもしれないけど、わたし的には分かられてなくても居心地はいいし、一緒にいて楽しいからその点は心配しないでほしい。分からないから生まれる新しい価値観とか気持ち、距離、雰囲気、そういう良さも大切にしたいなー。もし、わたしのことが分からなすぎてひとにストレスを与えているのだとしたら、引き続き分かってもらえる努力はすべきだなとは思っている。ちなみに最近は自分の話をするのが前より上手になってきた気がします。聞くと話すのバランス良くしたいなー。

ひみつ、2。

 秘密ってなに?どこからが秘密なんだろう?と考えていたら、それより前から頭の中にいたトピックが解決した。恋バナの需要、おもしろさについてである。
 わたしはそんなに恋バナというものが得意ではない。というのもおもしろさが感覚として理解できなかったからである。なぜ一般的なトークテーマのひとつとされているのか分からなかった。「ねー〇〇カッコよくない?」と聞かれたときにいつも返答に困っていた。「もー〇〇くん超好きー!」と人前で交際相手の名前をそれなりの声量で言っている友達が分からなかった。頭では共感してほしいんだろうなーとか自慢したいのかなーとか承認欲求を満たしたいんだろうなっていうのはなんとなく分かっていたけど、感覚として腑に落ちていないからそれっぽく打ってみている相槌が自分でしっくりこなかった。話してくれてるのにごめん。。

 秘密について考えたときに、自分の恋愛についてあまりひとに話してこなかったことに気がついた。需要がないと思っていたのとみんなが話してくれるのであまり自分にそういった話がふられることはなかったから話さなかっただけなのだが、大学生になってからちょくちょく話をふられるようになった。その都度恐る恐る小出しで話してみるのだが、みんなの食いつきがいい。なんかすごく興味を持って聞いてもらえている。なんだ、このひとも恋愛するんじゃんみたいな顔をされる。恋バナをすると、自分の輪郭が少しずつ浮き出るような感覚があった。たぶんみんなもわたしのことをどんどん知っていく感覚があるからもっと話してよみたいな顔をしてくれるのだと思う。そのみんなというのがわたしのことを知りたい、分かりたいと思ってくれているのが前提だけど、意外と自分の恋バナには需要があったんだなーということが感覚として分かった。
 まとめると恋バナはその人の人柄がより浮き出るトークテーマであり、人となりを知ってもらう、または知るのが気持ちが良いため、一般的に需要がある、おもしろいとされているんだなと思った。一般的に他人事ゆえのエンタメとして興味を持つ人、楽しむ人がいるのが芸能人の不倫とかなんだろうなとも思った。
 また、「〇〇くんカッコよくない?」「〇〇くん超好きー!」におもしろさを見出せないのはわたしがその人のそういう一面をもう分かってしまっているのと、繰り返し言われるので単純に飽きていて楽しめないのかもしれないと思った。話してくれているのに申し訳ない。けど、どういうところが好きなの?とか〇〇ちゃん好きそうだねーとかそれなりに場を楽しむ、盛り上げることはさせてもらいたいし、そうすることでどんどん深い話になっていくのはおもしろいなと感じます。あと、恋バナのトークの内容自体を楽しめなくても楽しそうに話しているみんなを見るのは好きだなと思っています。

ひみつ、2.5。

「なんで言わなかったの?」
 わりとグサッとくる言葉。いまは話したくない、話せないの繰り返しで、結果的に事後報告となったときに言われる。

しかたがないので おてがみ かいた さっきの てがみの ごようじ なあに

きっとね!秘密は多い方が どうだろう! 優しくなれるかも いつかね!思い出した時に 苦しいくらいが丁度いいの
いき延びるたび いき延びるたび 秘密をあちこち街に隠したいの
いき延びるたび いき延びるたび 掘り返しては味を確かめたいの
いき延びるたび いき延びるたび 秘密あちこち僕から見つけたいの
いき延びるたび いき延びるたび とっておきの秘密を君に預けたいの
中村佳穂「きっとね!」より 

しかたがないので おてがみ かいた さっきの てがみの ごようじ なあに
團伊玖磨「やぎさんゆうびん」より

ひみつ、3。

 2023年5、6月くらいから身体の具合がよくなかった。
 事後報告になっている人、ごめんなさい。てか、病名ついた話はまだ誰にもしてないので全員事後報告になっているのですが、これから病気の話をします。でも自分的には病気に関してはそんなに気にしてなくて、気にしてないからこそどうその場でひとりひとりにそこまで心配をかけすぎずにお話したらいいのか、今の自分ではやっぱりまだ難しくて、かくしかないなと思ったのでnoteを使わせてもらいます。直接伝えることをしていない分、誠実ではないし逃げではあるけど、なるべく誠実にテキストをかきます。

 病気といっても全然すぐ死んでしまうとかそういう重い感じではなくて、潰瘍性大腸炎っていうものなんですけど。診断された日に友達とハロウィンパーティーしてたくらいなんで本当に落ち込んでいるとかそういう感じではなくて。むしろ、診断名やっとついたわー。これで改善するわっていう受け入れてる、前向き?な感じなんです。

 というのも5、6月から夜になるとほぼ毎日微熱が出て週1くらいで高熱が出る、身体が重すぎて動けないとかいう謎の体調不良を起こしていて。7月に近くのクリニックで検査してもらって細菌感染してるからと薬をいただいたけどよくならず。白血球の値が高く、炎症反応があるのでと大きな病院を紹介され、8月9月10月はそこに通ってひたすら検査をしていました。

 熱自体は8月9月でだいぶよくなっていて基本的に高熱が出ることはなくなったし、微熱も頻度が落ち着いてきていました。お腹の調子があまりよくないな、なんかいつもより調子のわるい時期が長いし、お腹に違和感があって、痛むなと思い始めたのはこの辺り。

 大きい病院での内科では免疫の値と白血球の値が高いのと、相変わらず身体のどこかで炎症が起こっているということが分かりました。同じ病院内で先生が変わり、膠原病の専門医の方が担当になりました。そこでもまたいろいろ診察や検査をしてもらったけど、膠原病と診断するには症状が弱すぎると言われ、診断がつかず10月になっていました。

 とりあえず引き続き検査をしていくという方針で、8月9月あたりから気になり出したお腹、つまり腸を検査してみた結果、高めの炎症の数値の正体は腸だったことがわかりました。そこで潰瘍性大腸炎と診断がつきました。いとこにも同じ病気の人がいることを言うとこれまでの7月からの検査の日々はなんだったんだよーっていうくらいすぐ診断がつきました。遺伝?医学?っておもしろいね。

 いまは腸の炎症を抑える薬を飲み始めたところなので、まーこれからよくなっていくんだろうな〜っていう感じです。ちなみにまだ若干膠原病の疑いが晴れてないので、そっちも様子見で定期的に血液検査することになりました。潰瘍性大腸炎の方の担当の先生と膠原病の方の担当の先生と二人体制でみてもらうことになったので、だいたい月1、2回病院に通います。担当医が二人ってめちゃくちゃ病人みたいだけど、本人としては全然元気。6月〜7月が具合のわるさ的にピークだったなといま思います。学校をお休みする頻度も減ったし、発熱しなくなったし。

 もともとそんなにお腹は人より強い方じゃなかったから、診断されてみてあーそうかこれ病気だったのねという感じなのですが、たしかにみんなみたいにあとでお腹を壊すことを考えて普段からお菓子買わないし、深夜にラーメンやらお菓子やらを食べられない、食べようと思えないし、これって少し異常なのかなとも思ったり。とりあえず食生活は今後もちょっと気を遣おうかなぐらいには思っています。

 でも食べることは好きなので普通にひととご飯食べに行きたいです。「激辛食いにいこうぜ」は身体の調子によってはちょっと断るかもしれないけど。なんなら今は高校生ぶりにスイパラに行きたいななんて思っているくらいです。

 潰瘍性大腸炎は完治する病気ではないけど、薬を飲み続けて上手く付き合っていきたいなーと思っています。まだまだ食べたいものもしたいこともいっぱいあるし。

 また忙しくなったりして具合が安定せずに学校を休んじゃったり会議だったり遊ぶ予定のリスケをお願いすることもあるかもしれません。また、急にひとの家に泊まったり、泊めたり、急な遠出をしたりが難しい場合があるかもしれません。そこはすみません。

 この話をタブーにしたいからnoteでしたわけではないので、今後普通に話してもらって大丈夫です!!!結局いたたまれなくなってちゃんと自分の口からお話する気もする。いろいろご心配ご迷惑おかけしますが今後ともよろしくお願いします。

 最後に注意書きみたいなお願い
 同じ潰瘍性大腸炎といっても重症の方もいらっしゃいます。同じ病名だからといってその方々をわたしと同じようにみることはしないでください。また、わたしのこれまでの症状と同じだから〜病かもしれないと参考にしすぎないでください。わたしは担当医が2、3回変わってたりお医者さんを困らせている特殊ケースなので、具合がよくなかったら各々病院に早めに行ってくださいね!健やかに、秘密あちこち、いき延びてみようぜー

 ここまで読んでくれて本当にありがとうございます。次の記事からはまたポップにやっていく予定なので安心してください!!








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