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コラム(音楽や生活など)

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音楽コラムや暮らし、人生、社会課題などについてのコラムを書いています。
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#ヒップホップ

映画「サマー・オブ・ソウル」の興奮と熱狂と、ちょっとしたツッコミ

映画「サマー・オブ・ソウル」の興奮と熱狂と、ちょっとしたツッコミ

8月27日(金)より、映画「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」が日本公開された。

ありがたいことにご厚意でオンライン試写会に招いてもらい、一足先に観た。

観る前からわかってはいたけど、やっぱり家の貧弱な再生環境では物足りない、絶対に映画館で観たい。そう思わずにはいられないパワフルなドキュメンタリーであった。

そう、こちらの映画はドキュメンタリー映像なんですね。

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最近やっと音楽が聴けるようになったので、良かった曲を挙げ連ねてみる

最近やっと音楽が聴けるようになったので、良かった曲を挙げ連ねてみる

前にも書いたかもしれないけど、昨年住んでいたニューヨークでロックダウンが始まったとき「音楽を聴く時間がたっぷりできたかもな」なんて思っていたら、裏腹にどんどん音楽が聴けなくなった。具体的には、音楽を流しても違いがよくわからずどれも同じに聴こえてしまう、あるいは少しうるさく感じて止めてしまう、という状態になった。

それからずいぶん経ったけど、今年になってようやく音楽がまた楽しく聴けるようになってき

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英語のラップを聴くのが面白くなってきた

英語のラップを聴くのが面白くなってきた

日本語対訳付きの歌詞カードを見ながらラップを聴くっていう行為を20歳くらいの頃からちょっとずつやってはおったのだけど、実のところ好奇心の充足よりも苦痛のほうが勝ってしまって、大した数もこなせなかったし含蓄もほとんど残っていない。

あるとき、ラップに使われるようなストリート英語が堪能な人から解説を受ける機会があって、そのとき細かい文法のこととかはザックリでスッ飛ばしてたのがけっこう衝撃だった。

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サウスブロンクスで見た。ヒップホップ・カルチャーは、どう伝えられているか

サウスブロンクスで見た。ヒップホップ・カルチャーは、どう伝えられているか

ニューヨーク近辺でヒップホップかファンクのイベントが無いかとを探していたところ、「[R]evolution of Hip Hop」という展示イベントを見つけた。

このイベントは2023年にサウスブロンクス地区でオープンする予定の「ユニバーサル・ヒップホップ・ミュージアム」が主催しており、その建設予定地のすぐ近くにあるショッピングモールの一角を使って行われていた。

サウスブロンクス地区はヒップホ

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