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謝らない強さ


ある日のタイ人との会話が興味深いものだったので書き記したい。

ビジネスやプライベートで良い関係性を築くというテーマで話を進めていた時、
タイ人の彼女はこう言った。

「一日が終わった時にまず自分に有難うと言う。今日を頑張ってくれて乗り越えてくれて有難うと。」
「その後に感謝したい人に感謝を伝えればいい」
「反対にこの一日を通して何回謝罪の言葉を口にしたのか振り返る。良い関係性を築くには自分で自分の価値を知っておくことが大事。」
「謝ることは良い関係性を築く上では逆効果で、自分を小さく見せて相手に優位と思わせる。」
「日系の会社のオフィスでは毎日誰かが謝っている。それが文化であれど、この習慣が対等な関係性を築けないマインドセットと関係していたら。。?」

はっとなった。
日本生まれの私は謝ることで衝突を回避できたり、謝れる強さや誠実さを評価されるような場面を経験したこともあり衝撃を覚えた。
日本国内では美徳とされることが、多文化の環境では対等に扱われない状況を引き起こすことだってあるのだ。

謝らない努力をする、自分に感謝する、自分の価値を知ってそう振る舞う。

いつかの誰かのために、記したかった。

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