昔話は現在と関連づけることで意味を成す
昔話が嫌いな人は多いですね。
年寄り:「昔の話なんてしてもしょうがない。忘れた」
若者:「昔話うざい、老害だ、年寄り死ね」
みたいな感じです。
僕から見たら思考停止以外の何ものでもありませんけどね。
昔話は、たとえば
「昔こんなものがあったんだぜ、知らんだろ〜」
みたいなことを言うと、相手は「知らんなー」の世界なので、もしかしたら相手にとっては意味がないかもしれませんね。
でも「若いときに金がなくて困っていたら、近所の定食屋が安くしてくれたんだ〜」みたいな話なら、多少、興味も湧くのではないでしょうか。
(個人的には、去年はヘアカットを安くしてもらっていました😊)
年寄りも昔は若者 (若者も将来は年寄り)
つまり、年寄りは若い頃の体験で、自分がどう思ったとか、悲しかったとか楽しかったとか、そういう話にすればいいと思うのです。
若者が考えることって、時代によってそんなに変わることもありません。
思春期はどの世代にもありました。(僕は無かったけど💦)
昔だから今だからという捉え方ではなく、関係あるか、ないかが問題なのです。関係ない話を延々とされたら、それは誰だって嫌ですよ。
行き違いのある事例
もし、年寄りが
「若者のために言っているのに分かってもらえない」
と思うとしたら、おそらく大事なことを伝えられていないのかもしれません。大事なことを知らず知らずに隠して、表面的な部分だけを相手に伝えているのかもしれません。
たとえば
「バブルの時代はディスコ通いで〜」
なんて言うと「優雅でいいよね」「社会に貢献しろ」って思われるかもしれないけど、
「毎日お茶汲みで、お局様にいじめられてて、鬱憤ばらしに週末はディスコに行ってた」
って言えば、相手の反応も違うのではないでしょうか?
竹内まりやの歌の世界ですよ。
若者が置かれている状況なんて、いつの時代も大して変わらないし、おそらく年寄りが置かれている状況も一緒でしょう。
たしかに優雅な人や社会に貢献していない人もいましたが、それさえも現代だって同じことです。
「本当のこと」を言えば理解してもらえるだろうし、理解し合えるはずなのです。
昔の話は今に役に立つから、関連づけは大切です。
今のことに対して、役に立つように伝えなければなりません。
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