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会社と個人のマッチングを考える

就活の話です。

マッチング・サイトなどで「マッチング」という言葉が使われているけれど、真にマッチングについて考えたことってあるでしょうか?

1. マッチング

フリーランスなどがよく利用する仕事のマッチング・サイトの場合は、発注者側は自由に希望を述べて、受注者側はそれに対する提案をするか、または自分の特長を述べて気を引くとかいうアプローチが一般的だと思うので、あまり「マッチング」というイメージではないのですよね。つまり・・

営業または市場ですよね。

セールストークを述べてサービスを売る場のような感じになっていると思います。実際そんなに真面目に相手と自分の整合性について考えていないと思います。

2. 会社と個人のマッチング

今回、自分が就活して感じたことは前回の記事に書きましたが、

一つ大事なことを書き忘れていたので改めてここに書きます。
就活では、会社と個人(自分)のマッチングを真面目に考えることが良い就職に繋がるのだろうと思いました。

就活の主役は自分

なので、マッチングを考える必要があるのは自分なのですね。
そのために何が必要かというと

会社が求めているものを知る

ことなんだろうと思います。
知った上で、そこに自分が当てはまるのか、そうでないかを見極める必要があると思います。

以前の記事の中の「企業研究」のセクションにも少し書きましたが、

A.「自分がやりたいこと」を軸にして
→ 企業研究をして → それが出来そうか
→ 募集要項を読んで →  それが出来そうか

B.「自分にできること」を軸にして
→ 企業研究をして → それが出来そうか
→ 募集要項を読んで →  それが出来そうか

というアプローチで見極めを行なって会社に応募すれば、同時に志望動機も明確になるので、会社側にとっては採用する意義のある応募者になり得ると思うのですね。

また、そういう言語化された部分だけではなくて、会社の社風と個人のイメージが合っているかどうかも、なんとなく感じながら採用を決めているのではないでしょうか。そこはもう匂いというか直感の世界ですね。

3. 若者と年配者の違い

上記のアプローチは、若者と年配者では違うと思います。

若者

若者は「やりたい」と言ったことが比較的、通りやすいのですよね。
今はどこの会社も即戦力を欲しがっていますが、だからと言って社会経験が乏しい若者に即戦力を求めるのは、僕は違うと思うのです。

それより、会社に加わって何かを「やりたい」という夢を受け入れる方が、会社の将来にとってメリットが多いと思うのですね。
若者は、やりたいことを短期間で実現する勢いを持っているから、それが次の新しいビジョンを生むと思うのですよね。
会社はその行動を支援する方に回るのが正しいと思います。

年配者

年配者は、会社ではそろそろ要らない人になりつつあるので、「やりたい」と言っても今更感があってなかなかやらせてくれないと思いますし、実際、新しいことに取り組んでも到達スピードは遅いと思うのですね。

それこそ即戦力というか、いま会社に何をしてくれるのか?という問いに対する答えを持っている人が採用されるのかなと思います。
過去の偉大な実績・経歴よりも、いま何ができるか、してくれるのか、というあたりがポイントになってくるのではないかと。

採用情報では、求めていることにハマってくれる人が欲しいのだと思います。あとは、若者より精神的に安定しているし問題の自己解決も期待できるから、任せて安心なところはあると思います。

4. 「やる気」を見せること

採用選考の段階では、若者も年配者も「やる気」は見られていると思います。

例えば、最近の大学生は資格取得に一生懸命な人も多そうですが、それは即戦力に応えるためというよりは、その分野への関心ややる気を見せる材料として考えた方がいいと思うのですね。もちろん予備知識があれば尚いいわけですが。
資格は免許と違って、無くても仕事は出来ることが多いのです。

年配者は、若い時のように一途に何かに夢中になれないから、やる気は意識して出さないといけない状態です。それでも単に「頑張ります!」とか元気な声で言うだけでは説得力は無いと思うのですよね。

なにか簡単なことでも、仕事に役に立つ新しいことに取り組んでいる姿勢を見せることが新鮮な印象を持ってもらえるのではないかと思います。
「入ってから資格を取ります」でもいいし「いま勉強しています」でもいいと思うのですよね。

それに、自分の中にあるものは全部古くなってて自分自身が「代わり映えしないなー」と感じることを防ぐことができるから、楽しいし精神的にも若返って良いと思うのです。

ということで、会社も個人も良くなりたいという希望は同じだと思うので、出会うことによってお互いが良くなるように持っていければ就活は成功なのではないでしょうか。

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