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発色を気にする写真家の少なさ

僕はカメラやレンズの発色には結構、関心がありますが、発色について気にする写真家が意外と少ないなという印象です。
noteで検索してもあまり出てきません。Google検索ではちらほら出てきますが、それでも多いとは思えません。

もしかしてみんな違う単語を使っているのかな?と思ったり。それともカメラ、レンズで発色というのは適切でないの?

フィルムの時代は、発色はいつも話題になったと記憶しています。
フジよりコダックの方が発色がいいとか、ダイナハイカラーは特にいいとかいう風に。

デジタルはソフトで極端に色を弄ったりするから、そんなことを気にしないのかも?

発色と色相

発色とは「鮮やかさ(彩度)」や「濃さ(明度の反対)」を意味している場合も多いと思われます。
鮮やかさや濃さをソフトで調整するのは簡単ですね。

他にも色そのもの(色相)の傾向というのがあります。「発色」と言うとき、もしかしたら「暖色が強い」ことを言っているかも(?)しれませんね。
ソフトで色相を補正するのは難しいと思います。ある程度カメラやレンズで決めておいてもらわないと、テキトーな出力から合わせ込むのは大変。

写真家の傾向

特に男性の写真家でニコンやライカが好きな人が多いのは、発色をあまり気にしてないのだろうということが想像できます。
(僕はカラーコーディネートを学びましたが、男性や老人は色を識別する能力が乏しい傾向があるそうです)

色が印象を決めている

色は第一印象(イメージ)をかなり決めているんですよね。形よりも色なんです。
青白いと陰鬱に感じるとか、オレンジや黄色があると明るく感じるなど。

表現するときに、カラフルにすれば良いというものでもなく、目的に合わせて強くしたり弱くしたり、モノクロにしてみたり、時にはアンバーやセピアが効果的だったり、単色ブルーが良かったり、マゼンタかぶりも効果的なことがある、ということなんです。

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