他人のイメージどおりに生きる必要もなく
芸能人や商売人は、仕事柄イメージが大切だから、常に自分がどう見られているかを「ケア」していると思います。
しかし、そうでない人はそこまでする必要はないと思います。
芸能人だって、いつもいつも同じイメージで生活しているわけでもなく、あくまでメディアに出る上での「役柄」としてそうしているだけの人も多いと思います。
古い話で恐縮ですが、何年か前に亡くなった俳優の田村正和さんは、私生活でも「田村正和」だという説が定着していました。
役柄があまりにも格好良すぎて、変なところを見せられないという面はあったと思いますが、元々そういう人だったという説も有力です。
他人のイメージ
あまり自分のことをよく知らない人が
「〇〇さんって、そんなことするんですね!?」
「イメージちがうわ〜〜(←大阪のおばちゃん)」
と言ってくることがありますが、
「そんなん知らんっちゅうねん!」
と心のなかで思います。
相手には「僕けっこう〇〇ですよ!」とか「そうですかぁ〜」とか言って返すのですけどね。
「優しそう」「絶対怒らなそう」「貴公子かな」みたいに思っている人がいるみたいで、自分が怒った話や、車で暴走して事故った話などをすると「意外!」などと言われることが過去にはありました。
イメージが違うのは SNS で嫌われるか?
SNS における大きな勘違いとして「いいね」されなかったりフォローを外されたりすることを「嫌われてる」「嫌われた」と思う人がしばしばいます。
しかしそれは、単に相手が興味がなくなっただけで、嫌われているわけではありません。
興味を持ってほしいと思うのでしょうが、他人の興味ですからどうしようもありませんね。
たとえば芸能人でも、同じように振る舞っていても人気がある人と無い人がいます。それは振る舞いの上手下手ではなくて、単にキャラの問題なのです。
それで、イメチェンをするとフォロワーが減るのは、
興味を持たれなくなった
従来獲得してきた「期待」と新しい内容が違う
ということに過ぎないのです。
このことは、ショップやホームページ・ブランドサイトのリニューアルにも言えることで「ビジネスの場合は」大きなマイナスにつながる場合は、多々ありますね。
しかし、イメチェンをすると新しいファンが出来ることもあります。
新しいファンが出来るほうが自身にとってメリットがあるのであれば、イメチェンは成功です。
楽に生きるには - ロックアーティストを参考にする
他人の目を気にしてなんかいられないと思っても、他人は勝手にいろんな印象を持つため、振る舞いによって自分の置かれている状況が変わってしまうこともあるでしょう。社会で生きるのは簡単ではありません。
一ついえることは「きれいなイメージを作らない」ということです。
きれいでカッコいいイメージを作ると、それが壊れることを残念だと思う人が必ず出てきます。
「喜怒哀楽」という言葉がありますが、人間にも人生にも喜怒哀楽があります。ひとりの人のなかに喜怒哀楽があるのです。
それが当たり前の人間なのですね。
それをそのまま表現しても、なにもおかしなことはありません。
ただ、表現する場を間違えると不都合が起きる場合があるというだけです。(TPO)
ロックアーティストにもいろんなタイプの人がいるから一概に言えないのですが、ロックアーティストで「きれいめ」ってあまりいなくて、ガクトやYOSHIKIぐらいかなという感じもしています。
僕のなかのロックアーティストのイメージは、喜怒哀楽を正直に表現する人。またはカッコよく表現する人です。
サザンの桑田さんが多くの人に長い間、支持されているのは、長い間イメージが変わらないということもあります。しかし元々いろんな表現をする人であって、全てが桑田さん自身であり、彼がどのように振る舞ってもファンは「素敵」だと思うわけです。
ま、やはりキャラですね。
キャラな一朝一夕には作れないのですが、少なくとも自分自身であり続けることが大切だということを、桑田さんは教えてくれます。
まとめ
「いろんなことをする人」というイメージもまた、ひとつのイメージなのです。
自分に正直に生きる、振る舞うことで先に道を作ってしまい、その自分の周りにできる人の輪を大切にする。
そうすることで、永遠の自分の世界ができるのではないでしょうか?
他人のイメージに沿って生きるのではなく、自分を受け入れてくれる世界で暮らすことが自然体の自分を作り、幸福を呼び寄せるのではないでしょうか。
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