滝口睦美(たきぐちむつみ)

高校生までは吹奏楽部に入り全国大会に行ったり行かなかったりの日々を過ごす。日本の音大で…

滝口睦美(たきぐちむつみ)

高校生までは吹奏楽部に入り全国大会に行ったり行かなかったりの日々を過ごす。日本の音大で変な人にたくさん出会う。パリでへなちょこな留学生活を送る。→完全帰国していよいよ活動開始

最近の記事

akakilikeの『捌く』にて初めて目の当たりにした演劇とダンスの世界

演劇に関してはど素人なのだけど、たまにYouTubeで「柿食う客」や「範宙遊泳」といった劇団の演劇を観るのが好きだった。 大学生のときから生で観たいな〜という気持ちはあったけど、パリのロックダウン中に改めてYouTubeで観て「日本に帰ったら演劇を観に行きたい!」と思うようになった。 パリのコンセルヴァトワール在学中も、演劇の学生がいたり、フランスの演劇を少し観に行ったりもした。(ただ、フランス語が難しかった、、) 演劇を観るなら芸劇なのかな、という知識しか無かったので

    • ミュージカルがあればどこへだって行ける

      今、ミュージカル欲がすごい。 急にミュージカル観たい欲が溢れ出してどうしようもないから、チケットを探した。 無い!!!!!!今、今日ミュージカルが観たいのにチケットが無い!!!!!!! 1ヶ月後とか待ってられない、だがチケットが無い。そうやって思ってるから観たい時にいつもチケットが無い。当たり前。 ミュージカルって書きすぎてゲシュタルト崩壊した。 欲を言えば生演奏があるミュージカルを観たい。今観たい。生で。千葉県船橋市じゃない、別世界に行きたい。(船橋は良いところです)

      • 吹奏楽の話をしよう vol.4〜強豪校って言わないで!〜

        すっかり休んでしまったこのシリーズも、また書く気になってきたので書いていこうかな。 まだまだ私の昔話は続くんだけど、この前は中学校のことを書いたんだったっけ。 前回書くのを忘れていたのだけど、私の中学校が悪かった訳ではなく、「みんながみんな同じモチベーションで部活をやるのってすごく難しい」ってこと。 とにかく当時の私は、高いモチベーションで吹奏楽をやりたかった。それが中学時代は周りと合わなかった。それだけ。 中学校で思いっきり部活を楽しめなかった私は、自分の学力に見合

        • こんな私が国際コンクールに2度も挑戦した話

          「今度アンドラにコンクール受けに行くんだー」 「どこ?」 これが一般的な回答 私の兄(超高学歴) 「あーアンドラ公国でしょ。知ってるよ。」 こわ。こわ高学歴。 留学してる間に一回はコンクールに挑戦してみたかったから、去年も今年もアンドラという小さな国で行われる国際コンクールに参加した。泊まりで1週間ほどアンドラに滞在した。 盛大にYouTubeの生配信までされたりするけど、参加費さえ払えば誰でも出られるコンクール。 誰でも出れるけど課題曲も簡単じゃないし、一次、二

        akakilikeの『捌く』にて初めて目の当たりにした演劇とダンスの世界

          1年前に腱鞘炎(ばね指)を発症してまだ治っていない話

          noteの更新が1年ぶりになってしまいました。 この1年色々なことがありましたが自分の中で少し大きな出来事と言えば、ちょうど1年前に腱鞘炎(ばね指)になったことです。 私は医者でもなんでもないうえに自分でもよくわからないことが多く、あまりこのことについて書きたくはありませんが、現状報告ということで書いて行きたいと思います。ひとりごとと思って読んでいただけると嬉しいです。 ちょうど1年前、その日はいつもより長い時間練習していました。少し複雑なエチュードでした。突然、左手に

          1年前に腱鞘炎(ばね指)を発症してまだ治っていない話

          他人の楽譜の書き込みを見るのが好き

          他人の楽譜を見るのが好き。音符じゃなくて何を書き込みしているのか。 その人の演奏中の頭の中を見ているような気がする。 「楽譜に書き込みなんてしちゃだめ!」って教える演奏家もいれば「やる気!根気!」みたいに熱いこと書く吹奏楽部員もいますね。 それから 「楽譜に書き込みするのは鉛筆しか使っちゃだめ!」っていう人もいます。主に言われる理由としてはシャーペンよりも鉛筆のほうが芯がやわらかく、楽譜に傷がつかないからです。プロのオーケストラ団員の方々は原譜(コピーしたものではなく

          他人の楽譜の書き込みを見るのが好き

          めっちゃ前の話だけどミュンヘンとザルツブルクに行ってきた⑧

          もう!またnoteさぼっちゃった!泣いた! 言い訳ではないんですけど最近初の国際コンクールにでたりしてバタバタしたり寝てたりしました。すみません。そういえばひとり旅編が完結していませんでした。 音楽祭でコンサートに行く以外の観光では私の大好きな映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地巡りをしていました。どこのシーンはどうやって行ける!など知りたい方はググってみてね(忘れた)だいたいのところはバス・徒歩使えば行けます。 以下写真 トラップ大佐めっちゃ田舎に住んでる

          めっちゃ前の話だけどミュンヘンとザルツブルクに行ってきた⑧

          めっちゃ前の話だけどミュンヘンとザルツブルクに行ってきた⑦

          長らくお休みしてしまってすみません。 今日はやっと、音楽祭でコンサートに行ってきた話。 2020年はベートーヴェン生誕250周年だったこともあり、午前に聴いたオーケストラも、午後に聴いたピアノも、ベートーヴェンプログラムだった。 まず午前中、ウィーンフィルの第九!!! うわー、こんな当たり前のようにこんなプログラム聴いていいのか。日本で聴こうと思ったら毎日そうめん生活しなきゃいけないくらいのチケット代を払わなきゃならない。 うーん、なんというか、コンサートの感想回を書くの

          めっちゃ前の話だけどミュンヘンとザルツブルクに行ってきた⑦

          吹奏楽の話をしよう vol.3〜部活って軍隊?〜

          小学校では厳しくも楽しい吹奏楽部生活を送っていた。吹奏楽がさかんな地域に住んでいたこともあって、小学生にしてはたくさんのコンサートに出させてもらったと思う。 3年間しかその小学校には通っていないわけだけど、その時知り合った先輩や友達や先生、今でも連絡を取る人が何人かいて濃い3年間であったことを実感する。 中学校では千葉県に戻ることになった。 中学校でももちろん吹奏楽部に入ったけど、私の記憶の中ではあまり楽しくない時間だった。 ただでさえ冷めている年代なので、一生懸命やること

          吹奏楽の話をしよう vol.3〜部活って軍隊?〜

          めっちゃ前の話だけどミュンヘンとザルツブルクに行ってきた⑥〜クラシック音楽とドレスコードの話〜

          今日はザルツブルク音楽祭でのドレスコードの話。  ザルツブルク音楽祭は歴史の深い音楽祭であるため、基本的にはドレスコードがあるみたいだった。私が受け取ったチケットにはおそらく服装のことは書いてなかった気がするのだが(コロナ対策のことについてはたくさん書かれていた)暗黙の了解ということなのだろうか、、? でも、過去に行った人のブログなどを見るとフォーマルな服装で、とチケットに書いてあったと言っている人がいたので、私の見落としかもしれない。 調べたところマチネ(昼公演)よりも

          めっちゃ前の話だけどミュンヘンとザルツブルクに行ってきた⑥〜クラシック音楽とドレスコードの話〜

          めっちゃ前の話だけどミュンヘンとザルツブルクに行ってきた⑤

          ミラベル庭園に行ったあと、午後はホーエンザルツブルク城へ。 高いところにお城があるので、ケーブルカーに乗る。朝、駅で買ったザルツブルクカードで(公共交通機関が一定期間中ある程度乗り放題になる)一回だけ乗れるようなので、それを使う。 カードの上の方に写っているお城がホーエンザルツブルク城。 お城の上から見た景色はとっても綺麗だった。 私はたくさんの国に行ったことがあるわけではないけど、パリに住んでるとあまりにも街並みが綺麗すぎて 「ヨーロッパで1番景色が綺麗な場所は間違いな

          めっちゃ前の話だけどミュンヘンとザルツブルクに行ってきた⑤

          吹奏楽の話をしようVol.2 -ファンファーレバンドという編成-

          先週に引き続き今週も私の過去の話。 小3でクラリネットを渡された私はそれなりに楽しく吹奏楽部生活を送っていた。練習熱心なわけでもなかったが、みんなでわいわい何かをやっているのが楽しかったのだと思う。 小4にあがる少し前に、父の転勤で関西に引っ越すことになってしまった。 そこで、私は両親に転校するのはいいけど、吹奏楽部のあるところがいい、というお願いをした。 今思えば、滝口睦美に自我が芽生え始めたのはそこなんじゃないかと思う。笑 それまでは毎週兄の野球の応援についていって土を

          吹奏楽の話をしようVol.2 -ファンファーレバンドという編成-

          めっちゃ前の話だけどミュンヘンとザルツブルクに行ってきた④

          次の日の朝にミュンヘンを出発して2時間ほどかけてザルツブルクに到着。 ザルツブルクの交通機関がだいたい乗り放題のパスを駅で購入し、まずはホテルに向かう。 コンサートが夜までになるのはわかっていたので、コンサート会場から徒歩で行ける安いホテルを予約した。とても良いところではあったんだけど、あとで少し大変なことになった。まず、ザルツブルクで安くで泊まろうっていうのがだめみたいだね笑 何が起きたかはまたあとで書くことにする。 ザルツブルクではやりたいことが2つ。 1つ目は伝統

          めっちゃ前の話だけどミュンヘンとザルツブルクに行ってきた④

          吹奏楽の話をしよう Vol.1

          吹奏楽の話がしたい。 吹奏楽部の話?吹奏楽団の話?音大での授業の話?曲の話?楽器の話?留学先での話? べつになんでもいいから週に1回ほど、私の大好きな吹奏楽の話をしていく。 最近は、吹奏楽部はブラック部活だとか言われたり、音大生やプロの音楽家でも吹奏楽のことになると顔をしかめる人がいたり(もちろんそうじゃない人もたくさんいる)、少し悲しい。吹奏楽って部活だけの話じゃないし、逆に吹奏楽部があったことによって今の私がいるし(そういう管楽器奏者もたくさんいるでしょ?)、これを機

          吹奏楽の話をしよう Vol.1

          めっちゃ前の話だけどミュンヘンとザルツブルクに行ってきた③

          約7時間ほどかかってミュンヘンに到着。 次の日の朝にはザルツブルクに向かう予定だったので、ミュンヘンでは半日だけのんびりする。から、とくに書くことはない。笑 でもとにかく、これが美味しかった。 ソーセージとパンだけ!ソーセージとパンだけなのにソーセージもパンも美味しいから、とってもおいしかった、、。感動。 遠くには行けないから、とりあえず旧市街まで歩いてみる。 感動したことその2。 ドイツ人、みんな信号守ってる!!!!!! こんなこと書いたら怒られるかもしれないけど、

          めっちゃ前の話だけどミュンヘンとザルツブルクに行ってきた③

          めっちゃ前の話だけどミュンヘンとザルツブルクに行ってきた②

          TGVと呼ばれるフランス国鉄の新幹線みたいなものに乗って、まずはドイツのカールスルーエ中央駅に向かう。 TGVに乗るのは初めてのことで、当然日本の新幹線の乗り方とは違うためドキドキした。切符に書いてある席の番号のところに行ったら、座席の上の小さい電光掲示板に「この人はパリからカールスルーエまで乗るよー」みたいなことが表示されていたので安心した。 荷物置き場みたいなところがあって、そこにキャリーケースを置く。置き引きとかフランスあるあるなので、ずっと荷物置き場を見張りながら乗

          めっちゃ前の話だけどミュンヘンとザルツブルクに行ってきた②