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吹奏楽の話をしよう vol.4〜強豪校って言わないで!〜

すっかり休んでしまったこのシリーズも、また書く気になってきたので書いていこうかな。

まだまだ私の昔話は続くんだけど、この前は中学校のことを書いたんだったっけ。

前回書くのを忘れていたのだけど、私の中学校が悪かった訳ではなく、「みんながみんな同じモチベーションで部活をやるのってすごく難しい」ってこと。

とにかく当時の私は、高いモチベーションで吹奏楽をやりたかった。それが中学時代は周りと合わなかった。それだけ。

中学校で思いっきり部活を楽しめなかった私は、自分の学力に見合った学校ではなくて、吹奏楽部だけを見学して受験校を決めた。

いろーーんな学校を見学して、行きたい!と思って行かせてもらったのが東海大学付属高輪台高等学校だった。(名前長い)

この学校、東京タワーのすごく近くにあって、災害時の避難場所は品川プリンスホテル?(いや、高輪プリンスホテルだったかな)とか書いてあったし、めちゃくちゃ都会にある。

だからか知らないけど、現代的な?近代的な?部活だったように思う。いや、都会に無くてもそういう学校はたくさんあるけど。

なんていうか、先生が怒って指揮棒投げたりしないし、先輩の前では○○しちゃだめ、とかそういう昭和っぽいルールが無い。漫画の読みすぎかな、、笑 とにかく高輪台のそういうスタイルがとても気に入った。

全国大会によく出てる学校って「強豪校」っていう言われ方をしてしまうんだけど、

「強豪校って先輩に口答えできないんでしょ〜」とか、「強豪校だから一年生はずっと先輩のお世話で楽器吹けないんじゃない?」

とかなんとか、勝手なイメージ持たれることがよくある。

強豪って言葉なんなんだろう。私たちは何に対して「強」かったんだろうか。

挙げ句の果てには『「強豪校」ってコンクールの結果ばっかり気にしていい音楽知らないよね〜音楽を楽しんでないよね〜』とか言われちゃったりして。

おいおい!コンクールの成績ばかり見て私たちの活動を勝手に想像しないで!!

年間のスケジュール見たら、コンクールよりもコンサートの回数のほうが断然多いのに。

実際の私の高校生活は本当に充実したもので、たくさんの出会いがあって、音楽のことについてもたーくさん学びがあった。

だから、吹奏楽しか知らなかったのに、音大行ってもっと音楽勉強したいなって思ったんだ。

これはちなみに、の話だけど、小学校の時から普門館っていう場所の写真をたくさん見て、普門館に行った人たちの演奏もずっと聴いてて、実際に普門館にも何回か足を運んで、ずーっとあそこに立つのが夢だった。だけど私が高校に上がる時に名古屋になってしまって、なおかつ私は3年生の時にしかメンバーになれなかったから、立てたのはその一回だけだった!

結果も銀賞だったけど、高校3年間はコンクールに出たり出なかったり、たくさん色々なところでコンサートしたり、みんなで毎日練習することだけでも、本当に楽しかった。

26歳になってからも確実に言えることだけど、当時の私はちゃんと音楽を楽しんでいたよ。

でないと今頃楽器辞めてるかも。

コンクールで金賞を獲りたい!と思う子、金賞獲れなくてもみんなとコンクールに出れるのが楽しい!っていう子、コンクールは興味無いけどコンサートを頑張りたい!って子、他にも色々な気持ちでみんなそれぞれ吹奏楽を楽しんでる。

そんな気持ちを、大人の勝手な言葉で否定されることがあってはならないよね。

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