めっちゃ前の話だけどミュンヘンとザルツブルクに行ってきた④

次の日の朝にミュンヘンを出発して2時間ほどかけてザルツブルクに到着。

ザルツブルクの交通機関がだいたい乗り放題のパスを駅で購入し、まずはホテルに向かう。
コンサートが夜までになるのはわかっていたので、コンサート会場から徒歩で行ける安いホテルを予約した。とても良いところではあったんだけど、あとで少し大変なことになった。まず、ザルツブルクで安くで泊まろうっていうのがだめみたいだね笑

何が起きたかはまたあとで書くことにする。

ザルツブルクではやりたいことが2つ。
1つ目は伝統のあるザルツブルク音楽祭でコンサートを聴くこと。
2つ目、ザルツブルクといえば、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台。そのロケ地を周ること。(私はミュージカル大好き人間なのです。オタクってほどではないけど。)
コンサートは次の日に2公演取っていたので1日めはひたすら観光をする。

まず最初に向かったのはミラベル庭園。
ここもサウンド・オブ・ミュージックの中でみんながドレミの歌を歌いながら踊ってるところ(説明適当)
映画を観たことある人は写真を見たらあー!って思うと思います。


私はとにかくテンションがあがりまくって、ご機嫌で写真を撮っていた。
そしたらニコニコしたおじいさんが英語で話しかけてきた。「どこから来たのー?」みたいな感じで。
(以下 中学生レベルにも達さない英語で喋るむつみを想像してください)
むつみ「アー、わたし、ニホンジン イマぱり住んデル コンサートききにキタ」
おじいさん「パリからきたんだねー。じゃあここは初めて来たの?僕はよく知ってるから案内してあげるよ」
むつみ心の中「え、せっかくひとりで楽しんでたのに案内とかいらん、、、」

まあ、一人旅でいろんな出会いして素敵な経験、みたいなのよく聞くしな、、ちょっと付き合うか、、。とおじいさんの言われるがままについていく。最初はここが綺麗なんだよ、とかいろいろ教えてくれたんだけど、一向にバイバイする気配がない。
おじいさん「マスク取って話そうよ!」
むつみ心の中「は?どんなご時世かわかってんのかこの人」
お「一緒に写真撮ろう!」
む心「いやあんたの写真なんかいらん」
勝手に自撮りされる、めっちゃ近くで肩組まれて。その瞬間鳥肌が立ちまくった。
むつみ心の叫び「うわ!!!この人ぜったいやばい人だ!!!!ソーシャルディスタンス!!!!」

即座に「アー、ノーセンキュー、hahaha、、バイバイ」
とだけ言ってダッシュで逃げた。
ザルツブルクおやじは「ちっ」みたいな顔をしていた。

あーーー怖かった。こんな綺麗なミラベル庭園であんな気持ち悪い経験をするなんて。
そんなこと?って思う人がいるかもしれないけど、個人的にはとても不快だった。
怖すぎてすぐに父親に電話した。(とくに用事はなかったけど知り合いと喋れば恐怖が和らぐから)そのあともひとりで歩いてるのが急に怖くなったので日本にいる友達に電話しながらザルツブルクの川沿いに座ってぼーっとした。少し気持ちが落ち着いた。友達ありがとう。

今思えば、こんな時期なのでアジア人観光客がほとんどまわりにいなかったから、写真を撮ってうきうきしている私はとても目立ったんだと思う。
私もそんなに海外旅行をしたことがあるわけじゃないから偉そうに言えないんだけれど、やっぱり自分の身は自分で守らなければ。
ちなみに電話しながら歩いた、と書いたけど、携帯を盗られてしまったらパスポートをなくすよりも困るので、いつも紐でどこかに(かばんとか服とか)結びつけながら利用している。これはパリでもいつもそう。本当は無駄に出さない方がいいんだけど、地図見たり写真撮ったりするときは出しちゃうよね、、。

そうはいっても、パリよりはザルツブルクのほうがはるかに治安の良い気配は漂っていたんだけどな。

本当、世の中こわいよね〜〜。

でもミラベル庭園はとっても良いところだった!



つづく。

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